しゃぼん(吉川トリコ)
収録作品
しゃぼん
いろとりどり
もうすぐ春が
ねむりひめ
R-18文学賞受賞作ということですが、別にR-18的なものでもないような気が…。おそらく、このタイプの女性の微妙な揺れは、小学生でもわかる子にはわかるはずですし。理解できるのであれば、書籍という‘共感の場’は必要なはずですし。理解できないタイプの子には、全く面白くもない内容だと思うので、この本に刺激されて云々は心配しなくていいような気がしますけどね。
もちろん、R-18文学賞受賞作だからといって、別にR指定されているわけじゃないのは承知の上ではありますけれど。
私の場合は、このタイプの揺れとは無縁な図太さがウリなもので…^^; 揺れる気持ちを持つことは理解できますが、共感は覚えないかな。あ、でも、「しゃぼん」ラストの吹っ切れた花には、共感しまくり! こういう開き直りに近い強さは大好きです!
清瀬マオさんの「あたし、ちょっとマシーン」や、
窪美澄さんの「ふがいない僕は空を見た」みたいに、
冒頭エロくて後半人間としての成長が垣間見られる系とか。
ちなみに、この2作品の作家さんの性格とか、
ちょっと面白い分析をしてるサイトが。
http://www.birthday-energy.co.jp/
の、移動祝祭日ってコラムに見つけましたよ。
R-18ってのはいろんな意味で間口が広いですね。
ちょっとこのコメントも切り口が違うような・・・。
何をもってRとするか、というのはかなり主観的な基準になってしまうものですものね。Rを描くことのみを目的とした作品以外の線引きは、かなり難しいものだと思います。そもそも、Rに関わる性的暴力的な事象そのものが、人間の根源にかかわるものですし。
読んだ人の数だけ、切り口がある…ってことでしょうか。ご紹介いただいたコラムも、ゆっくり拝見させていただきます。人様の切り口って、興味深いものですよね。
