AKURO 悪路 千秋楽 08.12.12マチネ

(TSミュージカルファンデーション/東京芸術劇場 中ホール・A席2階センター)

〔CAST〕
安倍高麿(高丸):坂元健児       謎の若者(アテルイ):吉野圭吾
アケシ(鈴鹿御前):神田沙也加    イサシコ(赤毛・赤頭):駒田一
坂上田村麻呂(田村丸):今拓哉    オタケ(大獄丸):平澤智
小者の源太:西村直人           ヒトカ(人首丸):友石竜也
ヤイラ:川本昭彦               キクリ:福永吉洋
アラカオ:平野亙               クスコ:笠原竜司
鹿の精霊(アキハバキの使い):藤森真貴

アンサンブル:高原紳輔(青蛙) 斉藤健二 多根周作(黒斑) 坂元宏旬 
鈴鹿貴規 赤木山伍里蔵 田仲孝史 佐藤翔 赤川千尋 松本誠 山田英真

キーボード:吉田さとる     ベース:えどわとぶを
パーカッション:宮崎仁     ヴァイオリン:高橋香織

演出・振付:謝珠栄
脚本:大谷美智浩
音楽:玉麻尚一

今期初見が千秋楽です^^;
初演時と色々変わっていてびっくり〜(@_@) 
確か、初演時はアナウンスが幼い女の子の声だったんですよね。アレ、可愛かったけど、不気味だったよなぁ。本編にもちょこっと出演があったけれど、キャストにお名前が無くて、ソワレのカテコにまで登場していたところを見ると、おそらく「仕事」での出演ではなかったのでしょうね。今回のアナウンスは鈴鹿御前でありました。
アンサンブルさんの人数も随分減りましたね。・・・と、思ったら、カテコでの駒田さん談によると半数になっているのだとか。人数が減った分、少数精鋭って感じなのかな? ただ、二幕初めの群舞シーンは、やっぱり迫力がね・・・。太鼓の生演奏(?)がなくなちゃったのも残念。
舞台装置に変形立方体(?)の盆が加わり(人力w)、それに伴ってセットも変わり、さらに演出も相当変わっていました。・・・これは、演出変更が先なのか、装置&セット変更が先なのか、わかりませんけど。この変形盆が良く回ること! 盆回し担当さん、大変ですねー。そういえば、舞台手前でくるくるアクロをしていた方が、回ってきた盆に激突されていましたが・・・大丈夫・・・だったんだろうな。その後、怪我人が出た感じではなかったから。で、この盆、高さも相当ある上にかなりの急傾斜だとお見受けしましたが、皆さん、飛び乗るは飛び降りるは・・・。カテコで、「怪我をしやすい作品にもかかわらず、全員そろって千秋楽を迎えられて・・・」という言葉が出ましたが、本当に怪我をしやすそうな舞台でした。見事なアクロバットを楽しむ以前に、ハラハラし通しだった私って・・・^^; 反面、この盆の高さにより、舞台奥の状況が良くわかるようになりました。場面ごとの登場人物の立場もはっきり把握できるようにもなったし。特にアテルイの存在と立場は、非常にわかりやすかったです。初演時は、他の登場人物に埋もれ気味で、時々見失うことすらあったから。
演出変更による狙いの一つは、よりアクロバットを前面に押し出すことだったのかな? ダンスというよりは、演武っぽい感じが濃厚になりましたね。大迫力! しかも、舞踏的な演武ではなく、あくまで男臭く泥臭い方向での演武。同じ男ばかりの舞台でも、「ラ・カージュ〜」とは180度違う方向で(←比べる対象が間違ってるよ・・・)。サカケンさんが「AKURO」の出演依頼を受けたとき、アクロバットの話だと勘違いしたそうだけど、こうなってくるとあながち間違いでもないかも。
あ、今期の、終盤の蝦夷vs大和のシーンって、雪降りましたっけ? 初演では降っていたような記憶があるんだけど・・・。どうだったかな? 高麿とアテルイのシンクロが見事だったもので、そちらに気を取られてしまったわ。ココは、今期の実物(?)でのシンクロの方が絶対に良いと思う!
それから・・・、曲も少し変わった? 衣装も? 自信ないけど。

坂元-高麿の切迫感の全く感じられない、ともすれば能天気にすら感じられるセリフ回しって、もしかしてメリハリの効いた吉野アテルイと対になっているとか・・・は、無い、よな、多分(笑)。うん・・・でも、高麿までシリアスで深刻な喋り方になると、あまりに重苦しくなりそうだし、あれはあれで良いんだろうな、結果的に。
吉野アテルイは亡霊(?)であるにも関わらず、高麿以上に人間的な部分が非常に悲しく感じます。大和のやり方に激怒してみたりね。安らかに眠ることは許されないのでしょうね。
新メンバーの沙也加アケシ。透明感のあるお声と、どこか影のある雰囲気がピッタリ。初演時のアケシ・彩輝なおさんが、大人の女性の香りをしっとりと放っていたのに対して、沙也加アケシはまだまだ幼さの残る痛々しいアケシでした。男性側から見れば、保護欲をそそるタイプじゃないかな。故に、裏切ったのではなく、利用されたとする蝦夷達の見解にも素直に納得。
新ヒトカの友石さんも嵌ってましたねー。藤本ヒトカはアケシを崇めていた雰囲気でしたが、友石ヒトカはひたすらに包容力。アケシはヒトカと一緒なれば、絶対に幸せに穏やかに暮らせると思うのだけどなぁ。

他には・・・、
わかっちゃいるけど、西村-源太の行動に思いっきり裏切られた気分になり、
悪役だけど、今-田村麻呂に惚れ惚れし、
ハスキーな駒田イサシコの歌声にゾクゾクし、
5番手・平澤-オタケのかっこよさにウットリし、
藤森アキハバキの使いの美しさに酔いしれて参りました。

カテコは千秋楽ver。
サカケンさん、今さん、西村さん、福永さんによる「ホワイトクリスマス」から。あの衣装のままのクリスマスソングって、なんとも不思議な雰囲気でしたわ。相当無理やりっぽいアレンジも面白かった〜。
続いて、駒田さんから、アンサンブルさん(=若手組by駒田さん)一人一人が紹介され、その後、プリンシパルさんは駒田さんからの紹介+一言ご挨拶。沙也加ちゃんが共演者さんたちを「お兄ちゃん達」と呼んでいたのが微笑ましかったですv 駒田さんは、オジサンと呼ばれたら反撃するつもりだったらしいですよ。客席へ何やらプレゼントが投げ込まれ(ヌイグルミだったんですって!)、ラストはキラキラの紙テープ&紙吹雪で〆。客席も総スタンディングで大盛り上がりでした。

再々演はいつかなー。

観劇-その他 | 【2008-12-13(Sat) 09:15:48】 | Trackback(-) | Comments:(2) | [編集]
コメント
こんばんは〜(^^)
評判の良かった舞台の再演は色々と難しそうですよね・・・。
2幕の和太鼓がなくなったのや、イサシコの最期に降り積もっていた雪がなくなったのは私もとても残念だなと思いました。
まぁ〜アテルイファン的には青い炎のようなシンクロっぷりが拝見できただけで嬉涙でした(笑)
ちょんまげ姿のクリスマスソングも面白かったですね♪
2008-12-14 日  00:02:53 |  URL | ゆん #QDdyYRCE [編集]
>ゆんさん
演出変更は良かった点、残念な点、両方ですね^^; でも、ラストのシンクロで帳消しです! あれはステキでした〜。体格差込みで^m^ もし、高麿が今さんだったら、よりシンクロ率が高かったでしょうね。・・・あ、シルエット的にはOKだけど、殺陣を考えるとシンクロ率が下がっちゃうかも? まぁ、今さんの高麿も見てみたいけど・・・やっぱり田村麻呂ですよね!
あのカテコ以来、「ホワイトクリスマス」を聞くと、反射的にちょんまげを連想するようになっちゃいましたー(笑)。
2008-12-14 日  10:42:36 |  URL | みっしー #WFz/yOeU [編集]
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