ロミオ&ジュリエット 大千秋楽 11.10.20マチネ

(ホリプロ/梅田芸術劇場メインホール S席1階センター)

〔CAST〕
ロミオ:城田優             ジュリエット:昆夏美
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:上原理生 
マーキューシオ:良知真次     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:中島周
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

大千秋楽。
お席は、前日に引き続いて最前列センター(前日からの3公演、盆と正月とクリスマスと誕生日が一度に来たようなチケ運!)。下手寄り、つまり…、カテコで周さんがドン!と目の前!! さらには、勇ちゃんも登壇したもので、W‘死’が目の前!! 幸せすぎる〜。

さて、泣いても笑っても、これが最後の大千秋楽。始まるまでは、「終わっちゃったら、悲しくて淋しくて『RJ』ロスに陥っちゃうだろうな」と思っていたのですが、実際のところは、あまりに満足してしまったもので、満たされ過ぎるほど満たされています。まぁ、前楽、前々楽の感想メモを書きながら、思いだし泣きもしましたけれどね(笑)。でも、なんだか、すっごく充実した気分です。ありがとう、「RJ」!

大千秋楽だけあって、キャストの皆さんの気合いの入りようも普通じゃありませんでした。全体的に声が嗄れ気味だったのも、セーブすることを放棄しているから、でしょう。より熱く、よりコミカルに。絶対に、本編の上演時間も伸びていたはず。オケなしの部分が、それぞれ長かったもの。アドリブ満載〜。ベテラン陣はアドリブを入れて盛り上げ、アドリブを入れる余裕のない若手陣は役の命をそのまま宿して、客席はそれらのエネルギーを全身で受け止めて、劇場が一つになった本当に良い千秋楽でした。

特に熱演が光ったのが夏美ジュリ。夏美ジュリがあまりにも熱が入っているために、しろたんロミはむしろ、落ち着いて受け止める方向だったような。しろたん、ミュー役者さんとしては、まだまだ若手さんだけど、こういう風に相手の温度に合わせてバランスを取ることができるようになったのね〜、なんて、ほとんど母の気分の私でした。が、バランスを取る姿勢は、ジュリとのシーンのみ。ロミオ単独、ベンちゃんとのシーンでは、逆にしろたんの方がヒートアップ気味でした(笑)。うん、浦井王子ならば、かなりの無茶振りも受け止めてもらえるでしょう。ああいう調整(?)って、意識してできるものじゃないでしょうから、それだけにカンパニーの結束が窺える場面でもありましたねー。

そんな夏美ジュリ&しろたんロミは、愛すべきものを得た者の成長という点からも、楽しませていただきました。夏美ちゃんのジュリは、恋を知り愛を得てから、強く強くなるんですよね。ロミオ追放の後、両親からパリスとの結婚を言い渡されるシーンの強さは、これまでのジュリエット像にはなかったものなんじゃないかと。生まれてから16年間、一度も親に逆らったことない深窓の令嬢が、あそこまで強く自分の意思を主張する…。初めて得た‘愛’がどれほどのものだったのかが、よ〜くわかるシーンだと思います。しかも、16年間、一心に自分に尽くしてくれた乳母さえも、確かに彼女のオトナの計算は受け入れられなかったとしても、一瞬にして切り捨ててしまう潔さ。これだけの強さを持っているジュリエットならば、確かに「貧しくても良い」「愛の城築くの」にも説得力があります。すっごく逞しく、ロミオを守って愛し抜いて行きそうだもの。
この点、莉奈ちゃんのジュリエットは、親への抵抗ですら、その原点が真剣なものであればあるほど、子どもが駄々をこねてじたばたしているような感があるのです。後先は考えずに、「とにかく、今のこの難関をどうにかして抜けなければ!」が先行しているんですよね。裏を返せば、ただひたすらに「ロミオだけ」。この二人のジュリエットの(私的な)違いは、ほとんどそのまま二人のロミオの違いでもあるあたりが、面白いなぁ〜と。

しろたんロミオは、まさに「心優しい王様」。ナイーブでロマンティック。特に、ヴェローナ追放を言い渡されてからの、グズグズと沈み込んでしまうようなダメっぷりは特筆に値するかと(笑)。ジュリエットを守る義務に燃えていた彼が、あっけなく自分でその義務を放棄せざるを得ない状況をつくってしまう愚かさ。〜このあたり、‘死’の思惑が働いてしまっているのでしょうけど〜その上、ジュリエットに会いに行くのに「どうやって行けばいい?」などと人の力をアテにするわけですから。ジュリの行動力の半分でも、ロミオにあれば…などとも思ってしまうわけですよ。うん、ここでロミオが精力的に動いて、「めでたしめでたし」だと、お話そのものが成立しなくなっちゃうのですけどね。このあたり、大切にはされているけれど、過酷な家庭内事情の中で育っているジュリエットと、大切な一人息子として過保護なくらいに両親の愛情を受け、兄弟よりも親しい仲間に囲まれているロミオとの、違い、なんでしょうね。この基本的な、ロミオとジュリエットの違いは、しろたんと夏美ちゃんペアが一番わかりやすかったかな。うむ、ロミオズとジュリズは、どの組み合わせでも、それぞれの背景や性格の違いを思うのが、とっても楽しかったんですよね。

カテコは、プリンシパル全員から一言挨拶。周さんは、禅さんに耳打ちして代弁してもらっていました。感謝の言葉の後、「明日から人間に戻ります」。すだれ髪のまま、終始うつむいていたのですが、他キャストのご挨拶の言葉に反応してニマッと笑う場面も。周さんの場合、あの無表情を保つのもファンサービスなんですもんね! ダンサーからは、代表してMEDUSAさん。半泣きで声を詰まらせるMEDUSAさんに、そっと寄り添って肩を抱く周さん…なかなかシュールな図でございました(笑)。
その後、客席から衣装をつけた育くん莉奈ちゃん、私服のままの勇ちゃん平方くん石井くんも登場。今にも泣きだしそうだった夏美ちゃんが、莉奈ちゃんに駆け寄りベソかき笑顔を見せていたのがかわいかったー。その後も、二人はずーっと手をとりあったまま。
その後、フルキャストで「世界の王」。私服のまま、チラチラ周りを確認しながらもほぼ完璧に踊る勇ちゃん、かっこいいー!! 目の前だもんねっっ。周さんはいつものように、さっさと後方へ。途中で、MEDUSAさんに抱きつかれて、頭ポンポンよしよししてあげてました。
ラストは、金の紙吹雪。キレイだったー。しかも、目の前には勇ちゃん&周さん。勇ちゃんが投げてくれた金の雪は、ありがたくキャッチいたしました!

あぁ、ほんっとうに良い大千秋楽でした。皆さん、ありがとう。「RJ」万歳!!

あー、今、大公の「花咲乱れる 美しいパーラダイス!」が脳内を駆け巡っています〜。大公の歌声、すてきだったなぁー。「ヴェローナ」は、「RJ」の世界観を一番端的に表していると思うのです。早くCD欲しいぞ!



                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-10-21(Fri) 12:20:05】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.10.19ソワレ

(ホリプロ/梅田芸術劇場メインホール S席1階センター)

〔CAST〕
ロミオ:山崎育三郎           ジュリエット:昆夏美
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:上原理生 
マーキューシオ:石井一彰     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:大貫勇輔
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

前楽。育ロミ、石井マキュ、勇ちゃん‘死’、楽。
お席は、マチネに引き続き最前列。今回はセンターブロック上手寄り。目の前で、ロミオ&ベンちゃんがFBについて語るお席でした。ベンちゃんってば、わざと客席を覗き込んでしっかりと目を合わせてからお芝居に入るんですねぇ。すごいサービス精神だー。血圧急上昇してしまって、口から心臓が飛び出そうでしたよ!

さて、ここでは、やっぱり勇ちゃん‘死’について、ですよね! 勇ちゃん‘死’は、元々表情豊かでしたが、さらに表情豊かになっていました。…「笑い」方面オンリーですけど。もうね、嫌になるほど(←褒)驕慢で不遜。まさに高ビー(死語)。アンファンテリブル。‘死’としての純粋無垢。etcetc。この類の言葉なら、いくつ並べても足りないくらいの無垢な‘死’の姿でした。ヴェローナに満ちる憎しみに歓喜し、死の影におびえるロミオをさらに追い詰めることを楽しみ、幼く愚かな若者たちの命のやり取りに陶然とし、伝わってくる絶望と悲しみに陶酔する、無垢な‘死’の姿。周さん‘死’があれほどに苦しんだ‘愛’を、かけらも感じることなく、ひたすらに‘死’としての本能に従うことだけが全てである勇ちゃん‘死’の姿。長身に長い手足を自在に操り、ロミオを引き摺り回し翻弄する姿は、美しいと共に限りなく哀れでもあります。同時に、あの美しいモノに取り込まれてしまいたいという、なんとも甘美な誘惑に抗いがたいのも事実。あの美しいモノの誘いのままに、全てを投げ出して、身を委ねてしまったら、どれほど幸せだろう…と。でもね、勇ちゃん‘死’は、こちらから身を投げ出したと同時に、背を向けてしまうのだろうな、ということも容易に想像できてしまうのです。勇ちゃん‘死’を惹きつけたままでいたいならば、憎しみと苦しみと悲しみの中に身を置いておくしかないような気が…。あまりにも純粋な‘死’である勇ちゃん‘死’は、純粋であるがために、欲するモノもまた、いくつかの純粋なモノだけなのでしょうね。
そして、その‘いくつかの純粋なモノ’の中に含まれていなかった…、いや、無垢な‘死’には認識することすらできなかったのが‘愛’なのでしょう。憎しみと苦しみと悲しみの中に恍然と浸っていたはずの彼に、突然突き付けられる‘愛’というもの。その存在すら理解できない‘愛’。ラスト、十字架にかけられながら、鉤状にゆがめた指先をわななかせてもがき苦しむ勇ちゃん‘死’。断末魔さえも、地上に満ちる‘愛’と‘許し’にかき消されてしまうことの不条理。あんなに、優雅に舞い踊っていた美しい体躯を、十字架に打ちつけられてしまう不条理。彼は彼に用意された世界を、ただただ楽しんでいただけなのに。勇ちゃん‘死’が‘死’として無垢であればあるほどに、あのラストが残酷に思えてなりません。
あぁ、そういえば、マントヴァで、ベンちゃんがロミオにジュリの死を伝えるシーンでも、はっきりと笑っていたっけなぁ。あそこでの笑いは、初めて観たような。
寝室でも、周さん‘死’と同様に、ロミオの首絞めをしてました。これも、東京では観られなかったな。

この公演回が楽公演にあたる育ロミ。大熱演! 涙で顔をくしゃくしゃにしながらも、カラオケのタイミングを見計らうかのように聴かせる聴かせる。さすが、数々の大型ミュー舞台を経験しているだけのことはあります。こういう時、生オケだったら…と思ってしまいますが、それは今さら言っても仕方のないこと。それに、これ以上、チケ代が上がるのも困るし。育くん、素晴らしいロミオをありがとう! あの時、あそこには確かにロミオがいました。…、神父さまのところへ、結婚式の相談に行くシーンで、パンツの留め金が一つ外れていたことは観なかったことにしておきます(ひっかけ式の鉤ホック)。もちろん、大きく動くたびに、ハラハラしていたことも忘れますよ(笑)。
同じく楽公演の石井マキュもすごかった! 石井マキュにつられるように、理生ティボの熱も上がる上がる。「決闘」での「マーーーキューーーシオォォォォー!!」「ティーボォォォォルゥトォォォォーーーーッッ!!」の掛け合いは、本当に迫真と言うしかないシーンでした。最前列、一斉に一瞬身を引きましたから! それくらいに危険で緊迫した空気をはらんでいたのですよ。あんな、空気、もう二度と感じられないかも。あ、石井マキュに関して、今さら気付いたこと! 「憎しみ」で、モンタママに憎しみ合うことの愚かさを訴えられている時、ものすごく複雑で戸惑うような表情をみせるのですね。今まで気付かなかったことが悔やまれる。けれど、最後に気付けて良かった。良知マキュは終始小馬鹿にしたような表情のままだったから、このあたりが両マキュのキャラ設定の鍵、かな。

カテコは、全員での「世界の王」。モンタパパがモンタママを姫抱っこしたり、ベンちゃんがバラを咥えて登場→客席投げをしたり、神父さま&ばあやがミニポンポンを手に踊り狂っていたり、理生ティボが石井マキュをおんぶしていたり。
楽じゃない夏美ちゃんが、カテコの間中、いまにも泣きだしそうだったのが、とーってもかわいかった!

本編「世界の王」で、「ゆきとーっ!」と叫んだのは永野さん? …それ、本名だから!
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-10-21(Fri) 12:18:15】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.10.19マチネ

(ホリプロ/梅田芸術劇場メインホール S席1階上手)

〔CAST〕
ロミオ:城田優             ジュリエット:フランク莉奈
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:平方元基 
マーキューシオ:良知真次     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:中島周
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

20日ぶりの「RJ」。前々楽&莉奈ジュリ、平方ティボ楽。
お席は、最前列上手。ベンちゃんの授乳シャワー直撃席でございました。まともに頭からかぶりましたよ〜^^; メガネを拭かないと、その後の視界に差支えが出るほどに。なんというか…、嬉しいような大迷惑なような複雑な気持ちでしたね〜。ま、大楽に向けての遠征ということで、こちらのテンションも普通じゃない状態でしたからね。ここは、「ありがたや〜」ってことにしておきましょう! 人間、テンション次第で状況は変化するものですっっ!

え〜っと、書きたいこと、書いておきたいことはとめどもないのですが…、やはりこの「RJ」のおける「missiys」の記述であるとすれば、‘死’を筆頭に挙げておかなければ、でしょう。
周さん‘死’、東京に比べて格段に表情が豊かになっていました。基本の、虚ろな瞳、半開きの口元、寂寥と諦念は基本のままなのですが、要所要所での感情ははっきりと。
まずは、「僕は怖い」での嘲笑。ここは以前から笑ってはいましたが、それは口元をわずかにゆがめる程度だったはず。大阪では、顔を上げ見せつけるように、死の影におびえるロミオを、まさに嘲笑っているのです。この嘲笑、周さん‘死’らしいな、と感じるのは、嘲笑の中に自嘲が見え隠れすること。周さん‘死’は、自らが忌まれるべき存在であることを、十分に理解しているのでしょうね。そして、(今はまだ)明るい世界に暮らすロミオの中にある仄暗い部分を、憐憫をこめて嘲笑する己を自嘲しているように感じられるのです。
「エメ」は…、もう完全に変化していました。登場シーンのポーズが変わってしまったのは、ちょっと残念ですね。あそこの、キリストを模したようなポーズ、周さん‘死’の終焉を暗示し、周さん‘死’に課せられたモノを示唆しているようで大好きだったもので。でも、新演出(?)のポーズは、柱に支えられて、呆然とロミオ&ジュリエットの‘愛’を見つめている…とも取れるので、そこから周さん‘死’の「エメ」を再構築する楽しみがあるのも事実。特に、「エメ」中盤で、ガクリと膝を折ってからの様子が…(涙)。二人の‘愛’によって、‘愛’を感じることを知ってしまった衝撃でしょうか。息も絶え絶えといった様子で、大きく肩を上下させ、足元をふらつかせながら、眉間を寄せて堅く目を瞑り天を仰ぐのです。自分とは絶対に相容れないはずの‘愛’を感じ取ってしまったことを震撼する姿。やがて、諦めたように、ゆっくりと両手を広げ、二人に目を向ける…。このときのライトは真っ赤。まるで、周さん‘死’が、自らを苦しみの中へ追い込んでいくことを受け入れてしまったことを、象徴しているようにも観えました。煉獄…だよね。
そして、「街に噂が」と「決闘」で、ロミオの‘愛’に反応してしまう自分に狼狽え混乱する姿を見せるわけですが(あくまで、みっしー視点で)、東京と違っていたのは、「憎しみ〜エメ(R)」。ここね、ロミオに向かって、怒りをあらわにし、その行動も暴力的ですらあるのです。…、周さん‘死’は、‘愛’を感じることを知ってしまったあと、おそらく、ロミオに‘希望’を見出したんじゃないかと。ロミオ(&ジュリ)ならば、自分の寂寥と諦念を断ち切ってくれるのではないかと、多分、初めての‘希望’を抱いてしまったのではないかと。だから、そのロミオが、あっけなく‘死’の誘惑に巻き込まれて、‘死’の敷いた運命をたどってしまったことに、怒りを覚えたのではないかと。うん、きっとね、周さん‘死’は、ロミオに‘死’を超えて欲しかったんだよね。‘死’なんてものともせずに、踏みつけて乗り越えて行って欲しかったんだよね。
周さん‘死’は、自らの‘終わり’を望んでいたんだと思うのです。だから、ラストで、あんなにも穏やかに目を閉じて、安らいだ表情を見せるのだと思うのです。ロミオとジュリエットの‘愛’が、‘死’によって完成されなければならなかったと考えるならば、‘死’は‘死’のまま、‘死’の力を誇り続ける…ということになってしまうのですが、逆に、‘死’が‘愛’を完成させる手段の一つにすぎなかったと考えるならば、二人は、周さん‘死’の望んだように、‘死’を踏みつけて乗り越えて行ったということになるのでしょう。
何度も書いたように、この場合、‘死’は‘死’として幸せだったのかどうかについては疑問が残ります。が、私の中の周さん‘死’個人(?)に限定すれば、寂寥と諦念から断ち切られる=安寧に浸る、ってことなんじゃないかと思うのです。もちろん、全て、私の(妄想的)解釈ですけど。

カテコでは、楽を迎えた平方ティボ&莉奈ジュリからご挨拶。莉奈ちゃんは、カテコ登場時からすでに半ベソ状態でした。本当に良く頑張ったよね。訥々とした挨拶の間中、隣のしろたんロミオが一言一言に頷きながら、包み込むように見守っていたのが印象的でした。もらい泣きしちゃったよー。
平方ティボは「何も考えていなかったのですが…」と言いながらも、むしろスッキリと清々しい表情にご挨拶。やりきった感が伝わってきました。
永野さん&聡くんのクルクル+ベンちゃん神父さまティボの旗&カーテン振り+マキュの連続バク転+しろたんロミの莉奈ジュリ姫抱っこ。
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-10-21(Fri) 11:15:49】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.09.29マチネ

(ホリプロ/赤坂ACTシアター A席2階下手)

〔CAST〕
ロミオ:城田優             ジュリエット:昆夏美
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:上原理生 
マーキューシオ:良知真次     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:中島周
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

「今日こそ、そのぉ日〜♪」ってことで、「RJ」東京my楽です。もっとずっと見つめていたいのは山々ですが、観劇可能な公演回全てを観劇したので…ね。これ以上は無理だし、これ以上はゼイタクというもの。来月の大阪遠征まで、自分の中の‘死’と、じっくりと向き合っておきたいと思います。

この東京公演、タナボタ的に初日を観劇することができ、初日の周さん‘死’を拝見できたことは、「RJ」観劇上、最大のラッキーでした。公演回を重ねる毎に、少しずつ少しずつ変化していく‘死’。その始まりに立ち合えたのですから。ねっとりと絡み付く高湿度の‘死’の重さは、初日だけの姿だったように思います。‘死’の背負わされた業は業として拡大していきながら、その佇まいは日々、寂寥感を増し、ひたすら空虚になって行く…。周さんの‘死’は、冒頭のコート姿だけで、胸がキュッとするほど辛いのですが、それでもどうしても目を離せない、そんな存在でした。
一幕、感情らしきものを垣間見せるのは、「僕は怖い」での一瞬の薄ら笑いのみ。まだジュリエットと出会う前のロミオの中には、‘死’の抱える虚無と通じるものに満たされていたのでしょう。その虚無に惹かれ、ロミオに寄り添う‘死’の冷笑。するりとロミオの内面に滑り込み、ロミオの虚無に眠るつもりだったのでしょうね。やがて、ロミオの空虚がロミオの中からあふれ出す時まで。けれども、ロミオはジュリエットと出会ってしまった。おそらく、これが周さん‘死’の最大の誤算でもあり、きっかけでもあったはず。ロミオに芽生えた「愛」と「平和」への願いに反応している己への驚愕。‘死’としての自分と、「愛」に気付いてしまった自分との葛藤。二幕、「街に噂が」と「決闘」での周さん‘死’の恐ろしいまでの動揺と葛藤は、あまりの過酷さに思わず目を背けたくなるにもかかわらず、どうしても目が反らせないという、苦行の時間でもあったりします。このあたりになると、完全に‘死’に同調してしまっているんですよね、私^^; 同調してしまっているがために、その後に訪れる、一幕以上の諦めきったような寂しさに、到底抵抗することはできなくなってしまうのです。「愛」を求めて「平和」を求めたロミオが剣を握ってしまう矛盾は、同時に‘死’に魅入られた者の必然でもあるわけですから。‘死’である彼は、それを受け入れるしかないわけです。
諦めて、開きかけた心を閉じて、‘死’としてロミオに寄り添う彼は、最終的にはまたしてもジュリエットの愛に揺さぶられてしまう…。だとすると運命に翻弄されたのは、ロミオとジュリエットではなく、‘死’の方だったんじゃないかと。これは、私は‘死’中心で観ているからでしょうけど。で、もう少し、大きく(?)捉えれば、‘死’は、人間の愚かさの象徴なんだろうな、と。

どうして彼はあんなにも深い寂寥を背負わなければならなかったのでしょう? おそらく、理由は彼が‘死’であるから。‘死’でありながら、諦念と寂寥に捕われている彼は、‘死’としては異端者なのでしょうね。(この点、無垢な‘死’である勇ちゃんは、正統派の‘死’であるように思います。)そう考えると、異端者として十字架にかけられたキリストをなぞるあのポーズにも納得できるような気もします。クリスチャンではない私は、キリストが絶対だとは思いませんが、物語を考えるときには、やはり、キリスト=唯一無二の善であり至上の愛であるはず。そして、民の罪を救うための犠牲者でもあったはず。その善であり愛である者と同じ姿で、人びとの愚かさを背負い、穏やかに目を閉じて天に昇って行く彼の行く先に、どうか諦念も寂寥もありませんように。

な〜んて、グダグダ書き連ねてしまいましたが、周さんご本人がどういう‘死’を考えているのかは、また別のオハナシってことで。だって、私には↑が、周さん‘死’なんだもーん。

良知くんの喉に危険信号が点滅中! あともう少し、がんばって!!

カテコはモンタギュー3ペア(幸人くん、にっつん、六車くん、MEDUSAちゃん、&女子2名^^;)。ラストでは、MEDUSAちゃんがしろたんを姫抱っこしておりました(驚愕!)。いや…、タイミングなんだろうけどさ…。あの瞬間、場内がどよめいたもの〜。
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-09-30(Fri) 09:37:02】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.09.28マチネ

(ホリプロ/赤坂ACTシアター A席2階下手)

〔CAST〕
ロミオ:山崎育三郎          ジュリエット:フランク莉奈
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:上原理生 
マーキューシオ:石井一彰     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:中島周
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

休演日明け&東京LastWeekだからでしょうか、舞台上は沸騰しそうな熱さでした。パリスさまのハイテンションなんて、不安になってしまうほどでしたよ。禅パパ、本当にあんなのに愛娘を嫁がせちゃって良いの? 考え直した方が良くない?、なんて本気で心配してしまうほど。…まぁ、禅パパのテンションも相当高かったのも事実ですが。だって、「キャピュレットのワイン…」の後が「みなさぁ〜ん、楽しんでますかぁっっ!?」ですから。もうね、さっさとティボに身代譲った方が…。

今回が東京ラストだという、育ロミ&莉奈ジュリの組み合わせは、育ロミの包容力がより強調されますね〜。…って、今頃になって主役の組み合わせによる面白さが見えてきたりしている私です。何しろ、毎度毎度‘死’で手一杯なもので^^; 莉奈ジュリの多少危なっかしさすら感じられる等身大のジュリエットを、優しく包み込むような育ロミ。見た目バランスと聴覚面では育ロミ夏美ジュリが一押しですが、雰囲気的には育ロミ莉奈ジュリかな〜、個人的好みで。まさしく、「私、まだ恋をしたことがないの!」なジュリエットだからこそ、ロミオの「命よりも大切な恋人」なんだろうなと、素直に納得できるんですよね。
そして、莉奈ちゃんの肩〜二の腕のラインの少女らしい美しさに、毎回見惚れちゃうのは私だけではないはず(…だと思いたい…)。まだ女性として成長しきっていないような、微妙な硬さを内包したすんなりとしたライン。あのラインを日々見せつけられているママにしてみれば、恋敵としての嫉妬交じりで「輝く肌を見せておやり」と言ってしまいたくもなるよなー、と思ったりもするワケです。どこかのキャッチコピーではないけれど、「純真無垢は罪である」ってヤツでしょうかね〜。

今頃になって…その2は、マントヴァでのロミオのケータイのシーン。実はですね、今までずーっと「あ、スーパーマン!」だと思っていたのです。ほー、ロミオってば、あの状態でスーパーマンのアプリで気持ちを紛らわせているんだー、って。今になってみれば、相当無理やりな解釈なんですけどね^^; が、これって「あ、スーパーホン!」なんですよね!? そうですよね? 今回、「スーパーホン」と聞こえてようやく、自分がどれだけ無茶な解釈をくっつけていたか思い知りましたよ。…いかんな、自分が最新機器と無縁な生活をしているせいで、アンテナが狭くなってるわ。気をつけよう。

で、語らずにはいられない‘死’。今回は周さん。周さん‘死’前回観劇時には、「街に噂が」での激しい動揺に気持ちをかき回されたのですが、今回は、さらに「決闘」での様子に…(涙)。マキュとティボの間に「止めるんだ、二人とも」と割って入るロミオの声を聴いた瞬間の周さん‘死’の表情! 「街に噂が」で、「愛」に反応している自分にあれだけ動揺していたのに、ここでさらに追い詰められているよう思えてしまって。なんだかね、ロミオが争いを止めようとすればするほど、周さん‘死’は、‘死’としての自分と「愛」に反応してしまう自分との葛藤に悶え苦しんでいるように見えるのです。勇ちゃん‘死’が恍惚として狂喜に悶えて見えるのと対照的。周さん‘死’が、‘死’としてどれだけ苦しくどれだけ恐ろしい状態にあるのかと思うだけで、悲しくて辛くて身の置き所がなくなってしまうのです。‘死’である自分の中に巣食う「愛」というモノ。けれど、彼が‘死’である以上、‘死’へ向かう者を止めることはできないのでしょうね。ティボがマキュを殺してしまってからの、シン…とした諦念の姿。ティボを刺したロミオを見つめる横顔。あの横顔を正面から見つめてみたいような、絶対に見たくないような…。あの時、彼は彼なりに自分の中での決着をつけた、と、思った、のだと思うのです。いや、決着をつけるしかなかった、かな。だから、その後は静かに確実にロミオを死へといざなっていく。が、その決着を最後の最後で覆し、一瞬にして「愛」に自ら全てを受け渡してしまう原因となったのが、ジュリエットの自死ではないかと。死は死でしかなかった‘死’としての概念に、死が愛にもなり得ることを見せつけたジュリエットの自死。ジュリエットは、自分の胸を突くと同時に‘死’の胸をも突いてしまったのでしょうね。
穏やかに目を閉じて、緩やかに十字架に掛けられていく周さん‘死’は、私には安らいでいるように見えるのですが、それが‘死’としてのあるべき姿なのか?と考えたとき、なんとも複雑な気持ちになってしまします。「RJ」という物語的には、「愛こそ全て」で◎なんでしょうけど。

カテコは、モンタ・永野さんvsキャピュ・玉城さんでのクルクル対決。

あー、そうだ、「綺麗は汚い」での美里衣ちゃんが可愛くて困ってしまいます〜。あそこ、振付も可愛いよね。女の子向け(?)のキュートな振付を、男の子も一緒にやっているシーンなんて、これが「RJ」のワンシーンだってことを忘れてしまうくらいに可愛くて楽しい!
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-09-29(Thu) 09:13:06】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.09.26マチネ

(ホリプロ/赤坂ACTシアター A席2階上手)

〔CAST〕
ロミオ:山崎育三郎          ジュリエット:昆夏美
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:上原理生 
マーキューシオ:良知真次     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:大貫勇輔
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

育ロミ夏美ジュリ理生ティボという、個人的に聴覚大満足な組み合わせでした。個人的な嗜好が幅をきかせる部分だからこそ、好みの歌声が堪能できるって幸せ〜! シングルで大奮闘中のベンちゃん浦井くんはさすがにお疲れが出てきたかなー。いつもは真っ直ぐに伸ばすところを、ビブをかけて発射(笑)してました。ベンちゃんは、持ち歌も多いし、音階も広いし、踊るし走るし笑うし泣くし、色々大変だよね。 

さて、育ロミ夏美ジュリのカップルは「RJ」比でちょっぴり落ち着いたムードが感じられるのですが、この落ち着きが立場の自覚に繋がっている部分もあり、そこがこのカップルの悲劇の源のようにも思えます。
特に育ロミ。バルコニーシーンの冒頭、ジュリの口からロミオの名前が出るシーンが印象的です。このシーン、しろたんロミオは、自分の名前を聞いた瞬間、パァーッと顔を輝かせるのですよね。まさに、恋の叶った若者そのもの。対して育ロミは、込み上げている歓喜は十分に伝わってくるのですが、同時に何かを考え込むような表現も見せるのです。自分とジュリの置かれている立場、この恋を実らせた場合の影響etc、一瞬のうちにさまざまな思いを巡らせているのでしょうね。で、「それでも!」との決意でジュリの元へ向かって行く…。
神父さまへの「両家の結婚がヴェローナの平和に繋がる」という訴えも、後付けではあるけれど、十分に政治的な計算も匂っているし。そうやって、二人の結婚をどうにかして有利に平和裡に進めようとする気持ちがね、どうにも切なくて。育ロミの場合は、ジュリとの恋を貫く決心をした時に、仲間よりも一足先にオトナになってしまったんじゃないかと。キャピュレット家のジュリエットを守り愛し抜くためには、立ち位置を変え、一歩を踏み出すしかなかったんだろうな。このあたり、しろたんロミオの場合は、もっとシンプルに、ただ、ジュリエットを愛することが先行していくような気がするのです。一歩先を見つめてしまうロミオと、‘今このとき’を見つめているロミオ、かな。

で、第一鑑賞ポイントである‘死’。今回は育ロミ&勇ちゃん‘死’。この組み合わせだと、超絶的に‘死’優位(笑)。育ロミ、完全に勇ちゃん‘死’のおもちゃになってます。弄ばれてる感絶大。しかも、今回の勇ちゃん‘死’、良く笑ってました。冒頭の「ヴェローナ」でターゲットを見つめて笑い、「憎しみ」で感に耐えぬように笑い、「僕は怖い」でせせら笑い、結婚式ではつかの間の幸せを嘲笑い、「決闘」で恍惚とした表現を見せ、「ヴェローナ2」の自嘲混じりの「パーラダイス!」でほくそ笑み、「憎しみ〜エメ(R)」でけしかけるように笑いかけ、霊廟では目覚めたジュリの未来を見透かすように笑う! その全てが明確な悪意からのものであったとしても、それが無垢なる‘死’としての本能であるならば、‘死’に罪を問うことはあまりにも残酷。勇ちゃん‘死’の場合は、己に背負わされた業の残酷さすら理解できていない‘死’としての無垢さが哀れなんだなぁ。あのラストの何も映していない瞳がね、辛いんだよね。はー(涙)。実は、これが、勇ちゃん‘死’の東京my楽になります。次の勇ちゃん‘死’は、大阪前楽。勇ちゃん‘死’に救いが訪れて欲しい反面、無垢さと業を増大させ、残酷さに泣かせて欲しくもあります。…、うん、‘死’としては、後者希望。期待して、大阪前楽を待ってます!

カテコは、モンタギューから廻さん(多分)&ガールズ3人+パリスさま&ベンちゃん&良知マキュ。キャピュレット親子3人が手を取り輪になって、とっても幸せそうに踊っている姿に涙腺が刺激されちゃいました。夏美ジュリの満面の笑顔、かわいかったなー。

そして、本編中の仙名たっつんが発見できず、です。カテコでは、ちゃんとキャピュチームにいるのになぁ。本編中のキャピュ男子、そもそも7人しかいませんよね?

禅パパの「キャピュレットのワインをお楽しみください。明日は休みですーっっ!!」(翌日は休演日)が、かなりウケてました(笑)。
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-09-27(Tue) 09:11:06】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.09.21ソワレ

(ホリプロ/赤坂ACTシアター S席2階上手)

〔CAST〕
ロミオ:城田優             ジュリエット:フランク莉奈
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:上原理生 
マーキューシオ:石井一彰     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:大貫勇輔
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

マチネのみで帰宅予定だったお友だち、結局、帰宅しようにも手段がなく…ってことで、急遽、ソワレも一緒に観劇することに^^; 交通機関の乱れを考慮して、開演は10分押し。遅れていらっしゃる方もおられましたが、あの天候であれだけの席が埋まったっていうのは、驚きです。

さて、ソワレは2階最前列。ACTの2階はちょっと距離があるのですが、それでも視界を遮るものが何もないというのは、非常に快適。この作品のセットの考えれば、おそらくこの位置で観るのがベストなんじゃないかと。…ま、どのお席も、それなりの良さはあるものですけど。

しろたんロミオ&莉奈ジュリは、美しく歌い上げることよりも、等身大のロミジュリとしての存在感が魅力のペアだと思います。感情優先型ね。多少、音が外れようが、声が割れようが、涙で歌詞がグダグダになろうが、そこに存在するのが、まさしくロミオとジュリエットならば、何の問題もないわけですから。なりふりかまわず、必死で愛を貫こうとする二人。+勇ちゃん‘死’で、見た目バランスもばっちり。うむ、マチネもソワレも、それぞればっちりで満足至極!!

で、実は、今回、ロミジュリよりも印象に残ってしまった(笑)のが、禅パパ&理生ティボ。…濃い一族だ…。しかも、そろってバズーカ唱法。あ、禅さんはバズーカじゃない歌い方もOKな方だけど、今回はバズーカで歌ってるってことで。これに、未来ばあややら、安崎神父さまが加わった日には、キャピュレット屋敷そのものがスピーカーと化すんじゃないかと^^; いや、私はバズーカさん大好きなんで、大歓迎なんですけどね〜。…マイク、壊れそうだな^m^ 理生ティボの野太いお声は、「決闘」の大混乱の中でもしっかりと聴きとれることがポイント大。あそこ、ティボの「自由に生きる権利などない」と、ロミオ&ベンの「自由に生きる権利がある」の両方のバランスが取れて初めて意味のあるシーンになると思うので。もちろん、平方マキュでも十分に届くのですが、声質の好みの問題で、ね。

そして、やっぱり‘死’。マチネで周さん‘死’を観た直後の、勇ちゃん‘死’。連続で観ると、違いがよ〜くわかります。どちらの‘死’も悲しくて切なくて辛い存在なのは同じなのですが、その表現方法が正反対なんですよね。
勇ちゃん‘死’は、両夫人の「憎しみ」で、「憎しみ」という言葉を聴くたびにうっとりと、それは満足そうに笑うのです。「愛」に狼狽えていた周さん‘死’と、「憎しみ」に笑う勇ちゃん‘死’。最大の違いは、ラストの表情。満ち足りた穏やかな表情で目を閉じる周さん‘死’に対して、勇ちゃん‘死’はポッカリと目を見開き、形容しようのない無表情のまま上空へ吊り上げられていくのです。周さん‘死’は「愛」に昇華したのだと思う(思いたい)のですが、勇ちゃん‘死’はあくまで「死」のままなのかな、とも。‘死’として無垢である勇ちゃん‘死’は、無垢であるがために永遠に‘死’のままなんでしょうかね? だとすると、‘死’としてある意味逸脱してしまった周さん‘死’は救われて、純粋に‘死’である勇ちゃん‘死’には救いがないってことに…なる…? うーむ、‘死’としては、それが幸せ…なのか・な? このあたりになると、精神論というか宗教的な問題になるのかもしれないな。私には、どちらが‘死’としての幸せなのかはわからないや。わかるのは、どちらの‘死’にも惹かれてやまないってことだけ。

カテコはキャピュから、鈴木くんとたっつんさんでストリートダンス大会。これは、1階直近で観たかったかも〜。ヒーロー仲間の皆さんは相変わらず仲良しさんでした。

終演後、交通機関の運転状況がロビーに貼り出され、帰宅困難な方には会場を解放するとのアナウンスがありました。もっと混乱するかと思っていましたが、3月の震災の経験が生きていたせいか、皆さん、各々の判断によって適宜行動に移ったようです。私は、仕事帰りに帰宅難民と化していた妹と合流し、その日のうちに帰宅できました。お友だちもそれぞれ無事に帰宅できたもよう。皆様、お疲れ様でした!
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-09-22(Thu) 11:09:24】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.09.21マチネ

(ホリプロ/赤坂ACTシアター S席1階センター)

〔CAST〕
ロミオ:山崎育三郎          ジュリエット:昆夏美
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:平方元基 
マーキューシオ:良知真次     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:中島周
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

1階前方ど真ん中の‘超’をつけても良いくらいの良席。セットが大きいので首が痛くなるし、ダンスシーンは舞台上にダンサーさんてんこ盛り状態で目が泳いだりするのですが…、うむ、色々なマイナス点を踏まえても、やっぱり舞台直近席にしかない醍醐味がある!! はー、満足〜。

今回の組み合わせ、育ロミ&夏美ジュリは本当に聴覚的にステキ過ぎです。育くんも夏美ちゃんも、お芝居にも熱が入っているにも関わらず、聴かせどころではビシッと聴かせてくれるところが良いな〜。体格的にもバランスが良いしね。ジュリ16歳、ロミオ19歳(くらい?)にしては、ちょっと落ち着いたカップルだけど、背負っている事情が事情だし、とにかく二人の雰囲気が良いのでOK!
育ロミ&良知マキュ&浦井ベンのトリオも、なんだかかわいらしいですね。それこそ、一昔前のアイドルグループみたいで。ジュリを前にするとちょっと大人びた表情になる育ロミも、マブダチ相手だと‘男の子’になるのは微笑ましいものです。「世界の王」の三人の並びには、思わず見とれてしまいました。「世界の王」と言えば、今までは単純にテンションの上がる曲だったのですが、耳が慣れてきてよ〜く歌詞を聴いてみると…泣けてきますね。若者たちの真っ直ぐさと根拠のない自信と、若者らしい視野の狭さがね。その後の展開がわかっているだけに。で、終盤、「世界の王」を踏まえた、ベンちゃんの「どうやって伝えよう」でダメ押しされてしまうのです。結局、何があったとしても、ベンちゃんがヴェローナの新世代を担っていかなきゃならないんですよね。パリスは頼りになりそうもないし(そもそも、原作では死んじゃうキャラだし)。

さて、育ロミ&夏美ジュリは聴覚的にステキな組み合わせなのですが、そこに周さん‘死’が加わると、視覚的にもステキ。しかも、私は、この組み合わせは初めて! これで興奮しないわけがありません。ついでに‘超’をつけても良い良席なわけだし。オペラグラスなしで、‘死’をガン見できる幸せ!! 何と言っても印象的だったのは、虚ろでカラッポな表情と、突如現れる感情的な表情とのふり幅の大きさです。2幕の「街に噂が」でのワンシーンですね。ロミオがジュリエットへの愛を口にし、キャピュレットと手を携えることを主張するシーン。ここ、勇ちゃん‘死’は「愛」をいう言葉に対しても無反応というか、むしろ小馬鹿にしたような様子を見せるのですが、周さん‘死’が見せるのは明らかな狼狽。私には、「愛」という言葉に反応してしまう自分自身に狼狽えて混乱しているように思えるのです。その兆しは、1幕ラストの結婚式で見せる何とももの悲しげな表情から明らかだと思うのですが、「街に噂が」で‘死’自身、「愛」の重さをはっきりと自覚してしまったのではないでしょうか? その後の周さん‘死’は本当に、自分の背負った業に耐えて耐えて…に観えるのですよ。マキュをティボを、そしてロミオをジュリを死にいざなうごとに、彼の中身はどんどん空虚になって行くんじゃないかと。周さん‘死’がキリストをイメージさせるポーズをとるたびに、‘死’に課せられた運命の過酷さがひしひしと感じられてならないのです。それだけに、ラストの安らいだ表情には本当にホッとします。私は未見ですが、宝塚版では‘死’のほかに‘愛’のダンサーが登場するそうですね。このラストの周さん‘死’の表情は、‘愛’として昇華した証なんじゃないかなぁ…と、最大級の個人的願望を込めて、そう解釈したい私です。

カテコは永野さん。育ロミに肩をポンッとされた後、深呼吸してから、ミストばりにクルクルクルクル〜。

終演後、外は大嵐〜。マチネのみで帰宅予定だったお友だちともども、とりあえず近場へ緊急避難!!
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-09-22(Thu) 10:07:04】 | Trackback(-) | Comments:(2) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.09.19マチネ

(ホリプロ/赤坂ACTシアター A席2階上手)

〔CAST〕
ロミオ:城田優             ジュリエット:フランク莉奈
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:上原理生 
マーキューシオ:良知真次     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:大貫勇輔
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

しろたんロミオ&莉奈ジュリ&勇ちゃん‘死’の組み合わせ2回目。何でも、この組み合わせって、大阪では1回もないんだとか。…私、3回も観られてしまう…。この3人の組み合わせが視覚的に美しいだろうってことは、キャストが出そろった時点で、誰でもが思うことだろうに。どうして、大阪ではないんでしょうね? 不思議〜。いや、その前に、主要キャストの体格差があり過ぎなんだろうな^^; バラエティ豊かで楽しくもあるけれど。とりあえずは、もう一組の美しいだろう組み合わせ、育ロミ&夏美ジュリ&周さん‘死’も早く観たいな。

慣れが出てきて疲れも出る時期、しかもマチソワマチソワマチの最後のマチネだけあって、キャストさんもお疲れだったのでしょうね。セリフとちりや言い淀みがあったり、ダンサーさん同士もあわや激突!な事態も何度か。ヒヤヒヤもした公演でしたが、熱さにおいては天井知らず! もちろん、ミスはない方が良いに決まっているけれど、時にはミスが熱さを呼ぶこともあるものですよね。
今回、熱さに浮かされていたのは良知マキュ。「いつ切れるとも知れない危ない男」ってのは、ティボではなくマキュなのでは!?と思ってしまうのは、良知&石井両マキュに共通している印象なのですが、良知マキュの特徴はその沸点の低さにあると思います。むしろ、意識して沸点を下げて、隙あらば爆発してやろうと身構えている感じ? 石井マキュに比べるとかなり幼い雰囲気があるので、鬱屈を抱えた思春期真っ盛り的な危うさと暴走感も。偽悪的な反抗心が、マキュや周囲の若者たちそのもののようでもあります。根は素直なんだろうな、というのが窺えるだけにその最期がね…(涙)。
そして、そんなマキュを抑え、風来坊で現実離れしたロミオを支えてモンタギューチームを率いているベンちゃんに心からの賛辞を贈りたい私です^^; この作品のベンヴォーリオは浦井くんじゃなきゃね!ってくらいにはまり役。脚色(潤色?)として、ロミオにジュリの死を知らせる役目を振られていることが、もうかわいそうでかわいそうでなりません(原作では、たしか旅人のもたらした噂話で…だったと思う)。神父さんも、せめてベンちゃんくらいには計画を伝えていても良かったじゃないの?なんて、物語ぶち壊しなことまで…(泣笑)。だって、あの後、事の真実を知ったベンちゃんがどうなってしまうんだろう?と思うとね。
うーむ、ロミオにしてもベンちゃんにしてもマキュにしてもティボにしても、もちろんジュリだって、今の自分たちの置かれている状況は、大人たちの巻き添えになっているだけであり、自分たちが道具として扱われているってわかっているのになぁ。両家はともかく、大公も神父さまも、両家の和議を望んでいるのになぁ。どうして、ニンゲンってああも愚かなんだろう?

目も随分と慣れてきたらしく、舞踏会シーンでもかなりのダンサーさんの見分けが付くようになってきました。しっかし、ココでの永野さんの「引っ掻き回している」感はスゴイですね〜。アレはどうしたって目につくわ。…スサマジイの域かも(笑)。多分、彼の身のこなしが余計にそう感じさせるんだろうな。モンタギューの悪ガキの見本のように、嬉々としてキャピュの晴れ舞台をぶち壊して回っている感じ。vsキャピュのシーンでも、結構先頭きって突っ込んで行っているから、そういうキャラなんだろうな。ベンちゃんが、それなりに楽しみながらも目配り気配りをしているのと対照的なのがおもしろい〜。

で、やっぱり‘死’。冒頭の「ヴェローナ」で、ティボとマキュを交互に見やって、ニヤリってしてた!! 舌なめずりでもしそうな表情で! うっひゃー、いきなりドン!と来たな〜。獲物を確認して、‘おもちゃ’として認定したってところでしょうか。今回の勇ちゃん‘死’は、目の表情が豊か…一方向だけだけど^^; 魅入られるってのは、魅了されるってことなのはわかってはいるけれど、あの目を向けられてしまうと、むしろ見られて取り込まれる、だよなぁ、と。ターゲットとしての刻印を押されたような。悪意を持った無垢な‘死’、私の中に勇ちゃん‘死’はすでにそういう存在としてあるので…、やっぱりラストの空虚な表情が辛いんだなー。地上(?)では悲劇と、それをきっかけとした新たな一歩。その上空(?)では、無垢なる‘死’がキリストに模されていく…かぁ。

カテコはロミオ筆頭にモンタギュー男子チーム。

あ、そだそだ、ティボ&ジュリママのシーンで、ティボがポイ捨てするタバコの行方が気になっていたのですが、あれはキャピュ家のホールのシーンで、遠山裕くんが回収していました。
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-09-20(Tue) 08:54:05】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.09.15マチネ

(ホリプロ/赤坂ACTシアター S席1階上手)

〔CAST〕
ロミオ:城田優             ジュリエット:フランク莉奈
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:平方元基 
マーキューシオ:石井一彰     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:大貫勇輔
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

「RJ」初の1階席〜。舞台奥まで観える、とか、照明効果が実感できる、とか、全体のフォーメーションがつかめる、とか、2階席の利点は数々あれど、やっぱり1階席は良いな〜。あ、音響的には断然2階かな。…って、今回、音響ミスが多かったよね? ま、毎回パーフェクトってわけにはいかないだろうけれど。

今回は、しろたんロミオ&莉奈ジュリ&勇ちゃん‘死’。うーわー、華やかで舞台映え抜群! ちょっぴり、舞台が狭く観えるかも〜(笑)。しかも、莉奈ちゃんのジュリは華もありながら、ジュリらしい清潔感もあるのが良い! 確かに歌唱力では「もうひと頑張り」なんだけど、全身全霊でジュリエットな部分がすっごく好ましいのです。まさに等身大のジュリエット。感情移入の激しさも16歳のヒロインらしくて良いな〜と。

キャスト陣も波に乗ってきた感じ。ダンサー&若手はもちろんのこと、年長組の熱の入り方がスゴイw まぁ、禅さんがどんどんヒートアップするのは毎度のことではあるのですが、中山大公の2幕の「ヴェローナ」も相当ヒートアップしていると思います。聴いていてると、体が引きちぎられそうな気持ちになってしまうのですよ。大公の‘公’と‘私’のせめぎあい、両家の諍いを阻止できなかった自分への憤り、等々。
未来ばあやの「あの子はあなたは愛してる」(プログラムでは「あなたは」なんだけど…「あなたを」のミスプリ? 「あなたは」で正解なの?)も涙腺を刺激してくれちゃいます。ま、これは、どうしても怪獣くんを思って、なんですけどね^^; 安崎神父さまとのデュエット部分も好き。
カテコで、後ろの方でひそかにノリノリの年長組の姿も可愛い〜。

で、やっぱり語っちゃうのは‘死’。勇ちゃん‘死’は、‘死’として無垢な存在なんじゃないかと。ご本人は役作り的に「悪意を持っている」としているようなんですが、私には、その「悪意」を、疑問を抱かずに持てることが‘死’としての無垢な姿であるような気がするのです。この点、周さん‘死’は、「悪意」を持つことに疑問を持ってしまっているのではないかと。だから、周さんの‘死’はあんなにも辛く悲しい存在に感じられるのかな。だから、ラストでの安らいだ表情に涙が止まらなくなるのかな。ま、次に周さん‘死’を観るときにどう感じるかはわかりませんけど。
勇ちゃんの無垢な‘死’は、もちろん、辛くも悲しくもあるのですけれど、それよりも哀れさが勝ってしまうのです、私には。悪意を持って死に誘うことに、何の葛藤も躊躇いも疑問も抱かずに、むしろ喜びすら持って弄んでいる姿。その死の意味することを考えることすらせずに、ひたすら誘い絡め取ろうとする姿が、本当に哀れで不憫。そんなことを思ってしまったら、1幕から涙が止まらなくなってしまって…(大汗)。さぞかし、周囲の皆様には不審に見えたことでしょう。ラストの表情もね、勇ちゃん‘死’の場合は、無表情になっちゃうんですよね。少なくとも、私にはそう観えるのです。それこそ、魂を抜かれてしまったように。ポッカリと空虚な‘死’という入れ物として、十字架にかけられているように観えてしまうのです。死に対して無垢でいなければならない存在の行きつく姿が、あの空虚な姿なのかと思うと哀れさ倍増で、涙も倍増。せめて、死という手段ではあったとしても、ヴェローナの平安には繋がっているんだよ、って伝えてあげられたら良いのに。無垢な‘死’である彼には理解できないのかもしれないけれど。

カテコフューチャーは、遠山裕介くん、飯田くん、高橋さん&キャピュレットチーム。
舞踏会シーンの美里衣ちゃんも判明! 美里衣ちゃん、「ドレスは(衣装は)胸で着る!」をそのまま体現しているような身のこなしだわ。恰好良い!! 美里衣ちゃんのカテコフューチャー、観られると良いな。
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-09-16(Fri) 09:53:32】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.09.14マチネ

(ホリプロ/赤坂ACTシアター A席2階下手)

〔CAST〕
ロミオ:山崎育三郎          ジュリエット:フランク莉奈
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:平方元基 
マーキューシオ:石井一彰     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:大貫勇輔
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

ようやく、‘死’&ダンサー以外にも目を向ける気持ちの余裕が出てきました。3回目にして初めて物語そのもので泣けてきちゃった。今までは、‘死’の存在に泣いてたもので…^^; 止めようとすれば止められるはずの争いを延々と引き摺ってしまう人間の愚かしさと、その愚かしい業の象徴のような‘死’。色々と斬新すぎて意見さまざまな作品ですが、私の気持ちが揺さぶられることだけは確かです。

さてさて、今回はお初さんがいっぱい。まずは、育ロミオ。
やっぱ、育くん、歌良いな〜。甘い雰囲気も、大切に育てられたお坊ちゃんって感じだし。ママが過保護になってしまうのも頷けるロミオ。両家の抗争から一歩引いて、自分の願う世界への思いに閉じこもり、理想の恋人を見つけたとたんに極端に突っ走ってしまう純粋さも、まさにロミオ。ジュリエット顔負けのかわいらしさも見逃せません! 神父さまの一言は、育ロミオだと「立派になって」なのね(笑)。

莉奈ジュリエットは、夏美ジュリを2回観た後だと…「でかい…!」と思ってしまいますが、これは夏美ちゃんが小さすぎるだけ。スタイルの良さと姿勢の美しさはさすがです。衣装も良く似合っていますね〜。ジュリの普段着(?)は、やっぱりある程度の身長が必要なんだな。楚々とした清潔感あふれるジュリエットでした。歌の方は…ちょっと弱いかなぁ…。でも、莉奈ちゃんの場合、これが正真正銘の初舞台ですもんね。初めて&タイトルロールならば、上出来でしょう(エラソウな私^^;)。

石井マーキューシオは、イッちゃってる感がハンパないですね^^; なんというか、視線や行動がネジレテイルようなぶっ飛び感があります。痩せぎすな体に大きな目が、これまた‘踏み外している’感が。そんな石井マキュがロミオの腕の中で息絶える際に発する、大人たちへの反発が悲しくてね。そんなズレてる石井マキュですが、いかにも一生懸命なダンスはすっごく微笑ましい! ダブルの相手が良知くんてのは、ダンス的には分が悪いよね^m^

で、最大のお目当ては勇ちゃんの‘死’。うーわー、7キロ減は伊達じゃないね。「ひまわり」の時も「痩せたなー」と思いましたが、メイクの効果もプラスされて削げ落ちている感じ。個人的には、もう少し増量して頂きたいところですが‘死’であれば、効果抜群です。なんというか、野性味と凄みが大幅加算。体格を存分に生かした、スピード感あふれるダイナミックなダンスは、勇ちゃんの右に出る者はいないね!
周さん‘死’とは正反対のベクトルを持つ‘死’でした。表情豊か(あくまで‘死’比で)で、不幸を呼び込むことに喜びさえ感じているような‘死’。隙あらば喉元に喰らいつこうとする猟犬さながらの獰猛さも感じられました。モンタvsキャピュの抗争シーンなんて恍惚とした表情を浮かべていたりして。で、周さん‘死’の場合は、‘死’である己の業を十分に理解していて、その結果、静かに悲しみの中に佇んでいるような空気があるのですが、勇ちゃん‘死’の場合は、背負った業に唆されることを望んで、自ら‘死’の喜びを駆り立てているような哀れさがあるように思えます。
はー、勇ちゃんと周さんを同役で楽しめるなんてゼイタク。もう二度と機会はないような気がするぞ!

9日マチネのカテコで派手になっていたモンタチームのご挨拶は、元通りベーシックなものに戻っていました。「世界の王」のダンスタイムも、どうやら日替わり制になったもよう。今回は、幸人くん、丘山くん、矢野さん。あ、勇ちゃんはカテコ時は、上着着用なのね。
モンタ&キャピュのチーム分け、全員が判明したので(多分)、一応、メモメモ↓

 モンタギュー(男性):穴井 大野 永野 西田 宮垣 六車 廻
 モンタギュー(女性):新井 岩江 小嶋 佐伯 松田 MEDUSA 矢野
 キャピュレット(男性):飯田 丘山 末廣 鈴木 遠山兄弟 三井 仙名(スウィング)
 キャピュレット(女性):碓井 尾久葉 鈴木 高橋 玉城 吉江 吉元

あ、そうそう、ロビーのスタンド花があらかた片づけられていて、ほんの少しだけ動きやすくなってました。
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-09-15(Thu) 10:04:25】 | Trackback(-) | Comments:(2) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 11.09.09マチネ

(ホリプロ/赤坂ACTシアター A席2階センター)

〔CAST〕
ロミオ:城田優             ジュリエット:昆夏美
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:上原理生 
マーキューシオ:良知真次     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:中島周
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

1日置いて2度目の観劇。キャストはほとんど同じ^^; あ、でも、ほとんど同じだからこそ、初日からの変化がダイレクトに伝わってきたのも事実。年長キャストを含めて、表情も仕草も全く違う。一番の違いは、初日に比べて物語の流れがスムーズだったこと。初日はね、「よし、このシーンはOK!」、「次は○○ね!」って無言の気合い(?)みたいなものが、そこらじゅうから発散されていたように思うのです。それが、今回はスルスルと、かといって流れすぎることなく、気持ちよく進んで行った感じ。あぁ「肩の力が抜ける」ってこういうことを言うんだなぁ〜、と。ま、これは、観ている側の私にも言えることなんですけどね。おおよその流れがわかっているので、ドキドキワクワクはない分、落ち着いて観たいところを観られる…ね。
こうやって、作品&カンパニーそのものの変化を感じられるって、とっても幸せなことだなぁ〜、などとも思ったりして。

さて、今回、唯一、前回観劇時とは違うキャストが、ティボルトの理生くん。アンジョ(@「レミ」)で初めて理生くんを観て聴いたときに、「こ・これはタダモノじゃないっっ」と思ったのですが…、本当にタダモノじゃなかった…。スゴイよ、理生くん! ティボそのもの。濃ぉ〜いお顔と黒髪クリクリヘアーが、これまた‘危ない男’ティボのイメージにぴったり。長身でスタイルも良いから、衣装も良く似合っている! その上、あの良いお声!! 理生くんが歌い始めると、場内全部攫って行きますもんね。あれじゃあ、ジュリママがよろめいちゃうわけだわ。いや、むしろ、私がよろめきたい(←)。アンジョの時には、とにかくその歌声と姿に圧倒されたわけですが、今回は、加えて、歌声に感情の乗ること乗ること。感情を乗せることで、(おそらくわざと)乱して歌っている部分も。ティボの激しさが伝わってくるのですよねー。ステキ。

驚いたのは、周さん‘死’。初日は、低温ながらねっとりと高湿度で妖しく纏わりついてくるような‘死’だったのですが、一日おいて今回は、完全に除湿されておりました。カラッカラのカサッカサ。表情も意図的な無表情だった初日に比べると、自然な無表情(周さん‘死’比で)。初日の‘死’も怖かったけれど、この乾ききった‘死’も相当恐ろしいものです。感情を殺しているのではなく、元々感情がないのね。そんな‘死’がフワフワと漂うようにロミオの周囲を泳いでいるのです。そういえば「ニンマリ」もなかったような。背中の十字架が、そんな‘死’の業のようでもあって、なんだかもう、‘死’が悲しくて哀れで、ロミジュリの悲劇よりも‘死’の悲劇に涙が滲んでしまいました。最後、ゆっくりと天に昇ってあのポーズを取るシーンで、なんとなく安らいだ表情に観えたのは、私の思い込みが激しすぎるからでしょうか? 今回の周さん‘死’は、ロミジュリ(&仲間たち)を死へいざなうことで、ヴェローナの平安をもたらす運命を担った存在だったような気がします。過酷な運命だよなー。

2回目にして、少しは目が慣れ、どうにか男性ダンサーさんのチーム分けがわかりました。以下、敬称略。

モンタギュー:穴井 大野 永野 西田 宮垣 六車 廻
キャピュレット:飯田 丘山 末廣 鈴木 仙名 遠山兄弟 三井

ではないかと。
ついでに、舞踏会シーン序盤で、上手2階で踊り狂っているのが永野さんだと思われます。
女性ダンサーさんは…美里衣ちゃんがキャピュだってことしかわからない。多分、最後までわからないような気も…^^;

あ、カテコでのモンタチームのご挨拶が派手になってた^^; きっと、次の観劇時にはキャピュチームも派手になっていることであらふ。
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-09-10(Sat) 11:01:25】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ロミオ&ジュリエット 初日 11.09.07ソワレ

(ホリプロ/赤坂ACTシアター A席2階センター)

〔CAST〕
ロミオ:城田優             ジュリエット:昆夏美
ベンヴォーリオ:浦井健治      ティボルト:平方元基 
マーキューシオ:良知真次     パリス:岡田亮輔
キャピュレット卿:石川禅       ロレンス神父:安崎求
モンタギュー夫人:大鳥れい    ヴェローナ大公:中山昇
モンタギュー卿:ひのあらた     乳母:未来優希
キャピュレット夫人:涼風真世

死のダンサー:中島周
R&Jダンサー:穴井豪 飯田一徳 大野幸人 丘山晴己 鈴木明倫 末廣昇 仙名立宗
遠山大輔 遠山裕介 永野亮比己 西田健二 三井聡 宮垣祐也 六車和也 廻修平
新井希望 岩江蓮花 碓井菜央 尾久葉ゆい 小嶋亜衣 佐伯理沙 鈴木貴絵 
高橋里衣 玉城晴香  松田尚子 MEDUSA 矢野祐子 吉江麻里菜 吉元美里衣

コーラス:家塚敦子 池谷京子 今泉由香 三木麻衣子 未来優希
笠嶋俊秀 中山昇 西野誠 ひのあらた 山口正義 

潤色・演出:小池修一郎
作:ジェラール・プレスギュルヴィック
振付:TETSUHARU(増田哲治)
上演時間:2時間50分(含・休20分)

祝・初日!ってことで行って参りました。
事前情報で、文明の利器が登場するらしいとか、斬新過ぎる衣装とか、色々とありましたが…、周さんの‘死’で全て帳消しです。あまりに周さん‘死’の引力が強すぎて、物語そのものにはあまり入り込めなかったのですが、まぁ、いくら脚色されているとはいえ、元はロミジュリですからね。そうそう置いてけぼりを食うわけではありません。…携帯(スマホだった)とかPCとかフェイスブックとかメールとかは、この際、笑いどころと割り切ってしまえば問題なし! 「行き違い」「すれ違い」がポイントの物語に携帯登場させたら意味ないじゃん!!な点も、とりあえず非常に単純な方法ではありますが無事にクリアされているので、こちらも問題なし! どういうわけかパリスが徹底的な道化役になっている上に最後まで生き残っているのも、まぁ問題なし! むしろ、あのキャラじゃ殺しようがない…^^; あ、ロミママも生きてたな(確か、原作ではロミ追放のショックで亡くなるんだよね?)。ん、でもこれもまぁ良いってことで。
否応なく「コレはロミジュリの二次創作に近いモノなんだ!」と思ってしまう演出の中、あのバルコニーシーンだけは、有名なセリフをそのまま織り込んである歌詞でした。あそこだけシェイクスピアに敬意を表したのでしょうか? …ちょーっと、無理矢理感もあって音楽的に厳しいような気もしますが…。うむ、これはこれでイイや。
初舞台なジュリエット夏美ちゃんは、本当に小さくて守ってあげたくなるようなジュリエットでした。歌、良いですねー。場面によっては、しろたんロミオをリードしてましたよ! あまりに小柄すぎて、衣装に埋もれているのは、これはご本人の責任ではないので、ね。もうちょっと考えてあげてください! カテコでのご挨拶も清々しくて好印象でした。涙も可愛いとは思うけどね、でも今回の夏美ちゃんのように笑顔いっぱいのご挨拶も◎!
年長キャストの歌唱レベルは折り紙つき。全く不安はありません。心地良い〜。若者メインの物語なので、聴かせどころが少ないのが勿体くらいです。
若手キャストは、やや不安定な方もいましたが、それが若者らしい血気に感じられるのでOK! 浦井王子がさすがの安定感。
ダンサー陣は、とりあえず、知っている顔は見分けられました。が、ダンサーさんなので当然動き回っているのと、2階席からなのとで、「絶対にそうか?」と聞かれれば、「多分」としか答えられないのがツライところです^^; 永野さんはモンタギューチーム。黒白インナーに、黒の上下。永野さんは上半身の使い方に特徴があるので、見つけやすいのがありがたい! 目立っていたところでは、幸人くんかな。幸人くんは、「GQ」東京→大阪間で「何があったのっ!?」ってくらいに変わりましたよね、良い方向へ。立ち姿の美しさでは宮垣くんね。女性陣では、知っている顔が美里衣ちゃんしかいない…^^;

…で、周さんですよ! 終始うつろな眼差しで無機質な空気をまとっているくせに、どうにも高湿度でねっとりと絡みつく‘死’。気付いたら、絡め捕られて身動きできなくなってる…、そんな‘死’でした。不安を煽るようなうつろな眼差しと表情が基本なのですが、確か一か所だけ、口元をニンマリとさせていたんですよね。ロミオとのシーンだったと思うのだけど…、オペラグラスで周さんしか観ていなかったから周囲の状況がわからないー^^; とにかく、あんな‘死’に魅入られたら、私ならば即全面降伏ですね。進んで幸福…じゃなくて降伏しますっ。
一幕でも魅力は十分に発揮されていますが、見せ場的には二幕。びっくりな登場がいくつか用意されています。一幕二幕通して、何度か登場する十字架にかけられたキリストとシンクロするポーズ。これ、いかにも周さんらしくてゾクゾクするほど美しいのです。
周さんがこういう‘死’で来るのならば、勇ちゃん‘死’は一体どんな‘死’なんだろう? 私の勇ちゃん‘死’の初日は来週なんだよね。あぁぁ、早く観たいなぁ。今週は、もう一度、周さん‘死’に囚われてくる予定です。

カテコでは、しろたん、小池センセ、ジェラールさん、夏美ちゃんからご挨拶あり。…あ、カテコでの周さんの挙動不審っぷりも可愛かったなー(←結局ココ)。

書けと言われたら、延々書いてしまいそうですが、今日はこの辺にしておきます(笑)。まだまだ先はあるもんね。
                           
                  
その他‐ロミオ&ジュリエット | 【2011-09-08(Thu) 10:12:48】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

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