アイーダ〜愛に生きた王女〜 12.05.11マチネ
〔CAST〕
アイーダ:秋夢子 アムネリス:大和貴恵
ラダメス:阿久津陽一郎 メレブ:有賀光一
ゾーザー:飯野おさみ アモナスロ:川原洋一郎
ファラオ:石原義文 ネヘブカ:桜野あら
男性アンサンブル:黒川輝 脇坂真人 田井啓
桧山憲 朱涛 西尾健治 森健太郎 水原俊
女性アンサンブル:駅田郁美 恒川愛 井上佳奈
加藤久美子 小島光葉 相馬杏奈 柴田厚子
演出:ロバート・フォールズ
作曲:エルトン・ジョン
作詞:ティム・ライス
振付:ウェイン・シレント
日本版企画・制作・歌詞・台本:浅利慶太
上演時間:2時間50分(含・休20分)
2列目センターにお誘い頂きました。感謝m(__)m
「アイーダ」は海で3回観たきり(多分)。今回でようやく4回目なので、初見と大して変わりません。…なのに、なぜかオケの軽さが耳についてしまって…。初心者な私は、「海では生オケだったのに、今回はカラオケになったからかしら?」とも思ったのですが、聞くところによると「アイーダ」は初演時からずっとカラオケだったとか。どうして、今回に限って気になるんだろう? 私、生オケ信奉者ってわけでもないはずなのに。実際、「これなら、録音の方がよっぽど…」な生オケもありますしね。うーむ、不思議。
と、はじめのうちは薄っぺらいカラオケが気になって仕方なかったのですが、「ローブ」辺りになると慣れてしまったようです(;^_^A 慣れたというよりも、目の前で繰り広げられるドラマに飲まれた、が、正解かも。音楽に乗せて迫ってくるヌビアの民とアイーダとのギリギリの攻防の迫力、ですよね。ヌビアの贄となることを決意せざるを得ないアイーダの残酷な運命が決定される、渦のような時間。そんな暴力的でさえある展開に引き込まれながら、「これ、生オケだったらもっと…」と思わなかった…とは決して言いませんっ! むしろ、言えませんっっ!! 音楽が素晴らしいからこそ、もう少しオケにも気を遣っていただけたら…。
ついでに、夢子ちゃんverとして、セリフなし歌のみで進行する「アイーダ」製作もぜひ! ヌビア訛りだと脳内設定するにも、限度と言うものが…w 気の強さや‘上から’な印象の生意気そうなところは、王女らしくて良いのにもったいないですよ。夢子ちゃん、ポリー(「CFY」)ではさほど気にならなかったのにね(まぁ、許容範囲内ってことで)。いや、それ以前に海での登板時の方が、まだ自然だったような。何故?
大和アムネは、そのスタイルの良さに驚嘆。2列目から見上げる角度だったので、余計に素晴らしいスタイルに見えるのです。背中〜ウエスト〜腰と繋がるラインの美しさが絶品! スラリとした長身にドレスが映えること! 確かにアムネリスが着れば最新流行だわ。で、一般庶民が着ても、全く似合わないだろうってあたりも最新流行(笑)。抜群のスタイルに比べて、特別に美人さんってわけでもないのも(失礼!)、女神になるべく必死な様子が見え隠れしていて良い感じです。色気ムンムンじゃないのも、大和さんのアムネ像。それが、ラストには凛とした強さに変わって(変えられて)いくのが、なんとも切ないのですけれど。
そういえば、「私を酔わせてどうするつもり?」の後、勇んで寝室に向かった…と思ったら、何やらスゴい音がしたんですが…。確実にすっ転んでいそうな(;^_^A お気をつけ下さいね。
で、阿久津ラダメス! いや〜、多少ふっくらしようと阿久津ラダメスは阿久津ラダメスですね! ラダメスという男の可愛らしさや愚かさや傲慢さや一途さ、その全てが阿久津ラダメスに濃縮されている感じ。‘愛しい男’、‘かわいい男’、そういう言葉が似合う男ですよね。ワイルドな武闘派なのに母性をくすぐるタイプ。あんな「わからないのか?」を何の計算も無く言われたら、大半の女性は陥落しますって。多少のやんちゃも許しちゃうだろうなぁ(笑)。
将来的には、阿久津ゾーザーを熱望しております!
将来の阿久津ゾーザーも楽しみですが、現ゾーザーの飯野パパ&ゾーザー軍団のかっこよさは反則的! 私も一緒にピラミッド建てる!!
こっそりと百々ゾーザーも想像してみたりもして…。なんとなーく、人の良い笑顔の裏で陰謀を画策するタイプの腹黒ゾーザーになる…のかな、と。奇策が得意そう。でも、腕力では、息子が阿久津さんでも福井さんでも、かないそうもないなぁ(笑)。ドキドキしながら、デビューをお待ちしております!
有賀メレブの安定感も特筆もの。歌声はもちろん、間の取り方、抑揚の付け方が絶妙なんですよね。「アイーダ、何を見たと…」のひょろひょろ〜っとしたひっくり返りは、計算7割勢い3割? かなり笑い声を呼んでおりましたが。
男性アンサンブルは全員見分けられたのに、女性アンサンブルは全滅な私って…。しかも、2列目で…。
美女と野獣 12.03.16マチネ
〔CAST〕
ビースト:中井智彦 ベル:高木美果
モリース:種井静夫 ガストン:野中万寿夫
ルミエール:百々義則 ルフウ:布施陽由
コッグスワース:青羽剛 ミセス・ポット:織笠里佳子
タンス夫人:原田真理 バベット:長寿真世
チップ:川良美由紀 ムッシュー・ダルク/男性アンサンブル1:田辺容
男性アンサンブル:2)中田雄太 3)長谷川浩司 4)菊地智弘
5)松出直也 6)安東翼 7)林晃平 8)塩山力 9)清川晶 10)川村英
女性アンサンブル:1)菅谷有希 2)時枝里好 3)礒辺愛奈 4)松田夏紀
5)倖田未稀 6)高橋えみ 7)染谷早紀 8)渡辺夕紀 9)市川友貴 10)大石眞由
オリジナル演出:ロバート・ジェス・ロス
作曲:アラン・メンケン
作詞:ハワード・アッシュマン ティム・ライス
台本:リンダ・ウールヴァートン
振付:マット・ウェスト
日本語台本・訳詞・日本版演出:浅利慶太
振付協力:加藤敬二
上演時間:2時間50分(含・休20分)
「キャンセルが出たんだけど、良席だし空席にはしたくないのでぜひ!」との要請で、急遽突発。もうね、良席も良席、最前列センターでしたよ。まさにタナボタラッキー。前回の観劇が2011年1月だから、14か月ぶり? なんだかね、「BOG」とか「図書館〜二人の夕食〜ベルとの別れ」とか、ぽろぽろ涙がこぼれてしまって。揺さぶられる、ってこういうことだよなぁ、なんて改めて感じてしまった一時でした。お声掛け、ありがとう!!
中井ビーストも高木ベルも種井モリースもお初。アンサンブルさんも知らないお名前だらけで実に新鮮な「BB」でした。
中井ビーストと高木ベルの組み合わせ、良いですね〜。「私たち、似ているわ」の通り、不器用で融通のきかない二人が少しずつ少しずつ歩み寄って寄り添っていく様子が、とてもいい感じなのです。恋するお年頃の等身大って感じで。
中井くんは、実は「レ・ミ」以来だったりすんですよね。えーっと、2009年の11月「レ・ミ」千穐楽以来…みたいです^^; いや〜、すっごい進化っぷりですね。元々、お芝居もできる方ではありましたが、ビーストマスクでさえも気持ちの揺れが伝わってくるようなきめ細やかな表現。引きこもりでちょっとどん臭いビースト、かな。ベルに対して乱暴な態度をとるたびに、「あ゛あ゛あ゛〜、俺ってばなんてことを!」って一々後悔しているのが手に取るようにわかるんですよね(笑)。そんなに自己嫌悪に陥るのならば、あんな態度取らなければ良いのに〜と、コチラは思うわけですけど。でも、自分を思うようにコントロールできないことが、また新たな癇癪の種になってしまう…というのも、よぉ〜く伝わってくるビーストでした。+福井さんのお声を重くしたような響きのあるセリフ声&歌声。セリフ声までキレイに響かせてくるって、なかなかお目に(お耳に?)かかれませんよね。ふふ、あんなにセリフを響かせているくせに、階段の手すりを乗り越えらなくてジタバタしちゃうってギャップが…ね(#^.^#)
高木さんは、‘かわいいのに表情のないクリスティーヌ’の印象が強かったのですが…、こんなに表情豊かにもなれるなんて! …ってことは、あのクリスの無表情は演技…なの? うーむ。とにかく、ベルの高木さんはすっごくかわいい!! 訛がないとは言いませんが、四季節との境界線を考えると、どちらとも言えないような気も…。むしろ、ときどきカクンと引っ掛かるようなセリフまわしが、ベル特有の性格のむずかしさみたいなものを伝えているような気もします。気が強いくせにどこか臆病な部分もあって、頭の良い分プライドも高くて、「変わり者」と呼ばれることを気にしていることを押し隠して、それを逆手に取ろうとするズルさみたいな部分もあって…。「我が家」直前のビーストとのやり取りに、高木ベルの性格がよ〜く現れていたような(笑)。必死の覚悟でビーストに刃向って、自分の優勢を確信するやいなやスッパリとトドメを刺す! 良い性格だわ^m^
ビーストと二人での夕食のシーン、ガチガチに緊張しきってどうしたら良いのかわからないって初々しさに溢れていたのがとても印象的でした。瞬きもできないくらいにカチカチにこわばっていた顔が、少しずつほどけて行く様子がね、本当に、あぁ、良いなぁ〜って思ったのですよ。
種井パパは転がった方が早そうな真ん丸お腹がキュートv そして、モリースの歌が歌に聴こえることに感動(笑)。お城の牢屋シーンは、牢屋の中にコンパクトに納まろうと頑張っている姿が、これまたキュートでございました。
久しぶりの生百々さんも堪能。ピンクのホッペちゃん! 「ベロニカかぁ〜うへへへ」な妄想顔はパワーアップしてますよね!
清川さんは…少し横方向に成長した…? 元々が極細ちゃんだったから、全く問題ないのですけど。ただ、パンツの腰回りがパツンパツンだったもので^^;
はー、「BB」って観終わった後の幸せ気分が良いですよね。キラキラでピカピカな幸せ!
壁抜け男 モンマルトル恋物語(&バックステージツアー) 12.02.19マチネ *追記あり(2)*
〔CAST〕
デュティユル:飯田洋輔
イザベル:樋口麻美
部長・刑務所長・検事:青木朗
八百屋・娼婦:丹靖子
デュブール医師・警官2・囚人・弁護士:寺田真実
B氏(公務員)・警官1・看守1・ファシスト:金本和起
C氏(公務員)・乞食・看守2・裁判長:川原信弘
画家:永井崇多宏
M嬢(公務員):戸田愛子
A夫人(公務員)・共産主義者:久居史子
新聞売り: 有賀光一
演出:アラン・サックス
原作:マルセル・エイメ(ガリマール出版)
音楽:ミシェル・ルグラン
台本:ディディエ・ヴァン・コーヴェレール
翻訳:荻野安奈 中井多津夫
振付:アンヌ・マリー・グロ
上演時間:2時間15分(含・休20分)
2週間ぶりのモンマルトル。飯田デュティユルのナチュラル度が大幅UPで、とても良い空気が漂っていました。すっごく心地よい!! パッとしない(←褒)地味な公務員だけど、マイペースに肩の力を抜いて背伸びせずに穏やかに生きている感じが良いのです。でも、‘普通の人間’だから、悪態もつくし、パン屋の店先で被害妄想気味の八つ当たりもするし、しかも「パンに指紋が…!」なんてことを考えてしまう小心者だし、だけど憧れの人にはヒーローだと思われたいし。うん、そういうところが本当にナチュラルで平凡で良いのだなー。
歌声の方は…もうね、今さらどうこう言う隙のある方じゃありませんから。…とはいいつつも、歌い方もナチュラルになって来たなーとは、感じたりもして。素人耳にも、この作品の楽曲がフツウじゃないってことくらいはわかりますから! このフツウじゃない楽曲をサラリとナチュラルに聴かせてくれるわけですから! ナチュラルにプラスして、デュティユルの茶目っ気みたいなニュアンスも加わってきていますよね? 思わずクスリと笑ってしまうようなニュアンス。オトコのかわいらしさとか、真面目だからこそのおとぼけっぷりみたいなもの。何だかね、思わず「愛おしい!!」って思ってしまうようなニュアンスが加わってきているように感じられたのです。きっと、ガルーガルーとして新聞を賑わせなくても、街中の人から愛される人間なんじゃないかと。
他の新キャストさんも良い感じに進化中。特にM嬢の戸田さん。佐和M嬢とはまた違った方向へ、インパクトのベクトルを伸ばしつつあるようです。クリクリお目々が雄弁なのですよね。いきなり恋に目覚めたオールドミス(死語)のはじけっぷりが可愛いなぁ〜と。ビスケットで頬を膨らませている顔もかわいー。
この日は、2幕のイザベル愛の舞wの真っ最中に地震。一瞬、客席もざわめきましたが、そのまま無事に続行されました。地震のような不可抗力によるハプニングって、演者さんも観客も集中力と判断力を問われますよね。…そして、イザベルに「またすぐに来てね」と言われたときの、デュティユルの慈しむような優しい眼差しに溜息をついてしまったりもして(笑)。動じず、「Show Must Go On」な演者さんも、そこに乗っかる私も(!)良いんだかどうだか…とは思いますけどね^^;(この地震については、↓バクステメモにも)
【バックステージツアー】
日曜公演でのイベント。しかも、‘どなたでもご参加いただけます’。当然、参加人数も膨れ上がり、1階席は満席で2階席にまで使用するほどの大盛況でした。1階前列席より、1列が1グループになってステージ見学。その間の待機中は、舞監さんのお話&質疑応答。ステージ見学終了後は、そのまま席に戻って舞監さんのお話を聞くよし、退出してもよし、の五月雨解散方式でした。
私は早めに受付を済ませていたので、1階席2列目=2グループ目でステージ見学。壁抜け装置を前にして、壁抜けを試してみたくてウズウズしてしまいましたが、「皆さんが壁を抜けられると、次回の公演に差し障りますので」と言われてしまえば手を出すことはできません。直近観察で我慢我慢でございました。でも、不思議に思っていたパン屋から出てくる時の壁抜けの仕組みがわかって満足(^^) ちなみに、デュティユルが初めて壁を抜けるシーン(三角スペースのところ)は観せてもらえませんでした。舞監さんも「…あれは、映像ではなくデュティユル本人の実際の体です」と答えるに留めておられたので、まぁ、シークレットなのでしょうね。壁抜け装置のほかには、小道具類がズラリと。イザベルのお財布にはちゃんとお金が入っているんだーとか、デュティユルの使うマッチは本物なんだー(火を長く持たせるためにアウトドア用のマッチを使用)とか、A夫人のおやつはマリービスケットであるとか、デュティユルのタイプライターはフランスのアンティークのもので実際に使えるものであるとか、公務員机には予備が待機してある!とか…。イザベル邸裏の「豪華な」(by舞監さん)階段とバルコニーもw 普段、観られない舞台裏、楽しませていただきました。
そうそう、舞監さんへの質問第一問目は「今日の地震はどうでしたか?」というもの。舞監さん、苦笑いしながら「えーっと、まずは驚きましたねー」、と。劇場の機構上、問題になるほどの揺れではなかったこと、舞台上の俳優さんとセットにも危険のなかったこと、そして何よりも客席が落ち着いていたことなどから、上演続行を指示したそうです。上演を中断するか続行するかって、難しい判断なのでしょうね。あれだけの人数の安全を考えるって…想像しただけでも尻込みしてしまいますね、私なら。
他には、
医者のワインはブトウジュース
金庫から出すコニャックも実際に飲めるジュース
装置の動力は全て人力
デュティユルの動かす机にはキャスターがついているのではなく、滑りやすい加工がしてあるだけ
「画家」は‘画家’という登場人物であると同時に、客席と物語とを繋ぐ役割もしている
舞監さんは「私は別に壁を抜けたくないです」(笑)だそう
舞台関係の仕事には年齢制限はなし(四季では)
舞監さんの一番好きな場面(‘絵’的に)は、朝、新聞売りが新聞を売りにくる場面
私はソワレの予定もあったので16:30過ぎに退出。でも、この時、見学グループは1階席1/3も進んでいなかったような…。最後のグループって何時くらいになったんだろう?
*追記*
当日、バクステに参加していらした方から追加情報を頂きました。2階席にいらしたそうで、2階席情報等もいただけました。
2階席は4〜5列目まで埋まっていたそうで、最後のグループのステージ見学時にはすでに17:30を過ぎていたそうです。予定終了時刻は16:20ってことだったんですよねぇ(笑)。皆さん、お疲れ様でした!
で、質疑応答内容も。
Q 「どうして、デュティユルの家だけ草が生えているんですか?」(from 2階席の男の子・小学生?)
〜まさか舞監さんもこんな質問が出るとは思わなかったでしょうね! 会場も穏やかな笑いに包まれたそうです。舞監さんの回答としては、苦笑いしながら、「草…ですか?(笑)これは、バラですっ!」+デュティユルの優しい人柄を表現するとともに、2幕にバラが咲くことで彼の人生が豊かになって行くことも表現しているということを、丁寧に説明されたとか。
ちなみに、あのバラは幕間に一つ一つ手作業で付けているそうです。
舞監さんの回答後、質問者の男の子がきちんと「ありがとうございました」とお礼を言ったそうで、周囲には、ここで再び穏やかな感動が広がった模様です。
Q 「キスは本当にしているのですか?」(from 2階席の女の子・中学生?)
〜舞監さん、「それを私に聞きますか〜…(照)。してます。何で私が照れるんだーーっ?」と、照れまくった後、急に開き直って「本日のキスはいかがでしたでしょうか?」と(笑)。そして、あのシーン(裁判所での柵越しのキス)はとっても可愛いシーンですよね、と、クールな感じに軌道修正されたそうです。舞監さん、かわいいなぁ。
他には、
壁抜け装置‘ジッパー’には、フランス語で「本物のジッパーです」と書いてあるのだそうです。(舞監さん、一番のお気に入り装置だそう)
舞監さんご本人への質問&回答としては、
・舞監人数は(約)20人で、うち、女性舞監は2人
・今までの舞監作品 → 8作くらい
・一番好きな作品 → 関わればみんな好きになる
・やってみたい作品 → これがどうしてもやりたい!って作品は無く、それがいいことなのか悪いことなのか分からないけど、関わればどの作品も一番好きになるので私はそれでいいと思っている(「これがどうしてもやってみたい!だから四季に入った」って作品(への情熱)があったほうが本当はいいのかもしれないのですが…と悩みも見せながら)
以上、頂いた情報を‘ほぼ’原文のまま掲載させていただきました。「簡潔にまとめてください」とのことだったのですが、やはりその場にいらした方の受け取られた雰囲気というのは、文章にそのまま表れるものですから! 特に、「草」や「キス」の質問と回答なんて、「簡潔にまとめて」しまったら伝わるものも伝わらなくなってしまいそうだし。「草」も「キス」も、その年代の素直な感性が伝わってきて、本当に微笑ましい質問ですよね。
情報を寄せてくださったF子さん、ありがとうございましたm(__)m
*追記(2)*
バクステ情報の流れで、16日のバクステ情報も頂いたので、こちらに記しておきます。
Q (デュティユルの机に関して)「退庁時は椅子を右に乗せているのに、翌日は左に乗っているのは何故?」
〜段取りがいい様に裏で置き換えていて、タイプライター(の中?)も手が加わっているのだそう。打ち出してある文面が変わっている…ってことでしょうか?
Q 「フランスパンは何日くらいで替えるんですか?」
〜(すごくうれしそうに)「本物に見えるけど作りものですよ〜〜」、と裏の穴まで見せてくれたそうです(笑)。
・空がこんなに狭い演目はないけれど、光で一日を表しているそうです。
・床は石畳に見えるけど「木」、金庫も「木」で通り抜けるとこだけ樹脂(?)みたいなもので作られているのだとか。
・舞台セットは初演から同じもの使っているそう。「 下手の空に続く部分はささくれ立ってボロボロですから見ないでね!」 との言に、皆さん、どアップで注視状態だったとかw 当然でしょう!
・舞台奥(見学コース)は他の演目ではもっと舞台奥まで使うのだとか。「WSS」では最奥まで使い、決闘の場面用に壁・鉄柱を黒く塗ったのがそのままになっているそう (上の方は元々の白い色のまま)。 舞台突き当りの壁の向こうは楽屋として使われるそうですが、「WSS」の時は通路がないので大変だったそうです。通路用のスペースまで舞台として使っていたのでしょうね。
・舞監さんは全く門外漢からの転職だそう。「モンマルトルに行ったことはあるが、劇団に入るずっと前だったので、時間があれば今行ってみたい」のだとか。
こちらも、いただいた情報を‘ほぼ’原文のまま掲載させていただきました。デュティユルの机の上の椅子の位置! 全く気付いていませんでしたよ。こうなると、もう一回くらい観て、確認したくなってしまいますね。情報、ありがとうございましたm(__)m
エビータ 12.02.04ソワレ
〔CAST〕
エビータ:秋夢子
チェ:芝清道
ペロン:佐野正幸
マガルディ:渋谷智也
ミストレス:松元恵美
男性アンサンブル:畠山典之 高林幸兵 岩崎晋也 玉真義雄
渡邊今人 永野亮比己 光山優哉 石野喜一 加藤迪 佐久間仁
五十嵐春 岩城雄太 澤村明仁 神永東吾 小野功司 平山信二
女性アンサンブル:佐藤夏木 団こと葉 恒川愛 大橋里砂
花田菜美子 礒津ひろみ 菊池華奈子 坂本すみれ 大岡紋
桜野あら 栗城唯 生形理菜 高野唯 宮田愛 廣本則子
製作・演出:浅利慶太
作詞:ティム・ライス
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
日本語訳詞:浅利慶太 岩谷時子(「スーツケースを抱いて」)
振付:加藤敬二
照明:沢田祐二
エビータ・コスチューム:森英恵
美術:土屋茂昭
上演時間:2時間20分(含・休20分)
前回公演期は観ていないので、現verになってからは初めての「エビータ」です。…、色々思うことはあるけれど、とりあえずプラカードが日本語っていうのは違和感があるなぁ。登場人物はアチラ風なビジュアルにしてあるわけだから(メイクとか衣装とか)、プラカードもアチラ風の方が良いと思うぞ? あ、あと、エバ基金の女性貴族のあの姿はちとやり過ぎかと。インパクトはあるし、エバ基金の真相(?)的には良いのかもしれませんが、観ていて良い気持ちはしないな、と。(旧verでは、下着姿にされるのは男性だけだったよね?)
で、お目当ては言うに及ばず夢子エバ! すっごくすっごくすっごくエバだった!! 美貌を武器にのし上がっていく野心家そのもの。何よりも、歌声に説得力があるのです。初っ端は玲子さんそっくりの歌い方で「???」となったんだけど、「ハロー ブエノスアイレス」以降は、圧巻の夢子節炸裂。役柄によっては鼻につく夢子節も、エバのキャラならむしろ大歓迎です。元々、歌唱力には問題ないわけだし、あとは嵌るかどうかだけ。自分の武器を十分に理解していて、それを利用することに躊躇いがなくて、品はないけど華はあって、ペロンを操縦する老獪さと年相応の短絡さが同居していて、自分に弱気を許さない頑なさがあって…。15歳で世界に踏み出して33歳で去るまでの哀れなほどの疾走感も◎。有無を言わせず周囲を巻き込み、ただひたすら走り続ける彼女の生涯を、私も一緒に辿っているような錯覚を覚えてしまうような、そんなエバでした。
特に印象的だったのがバルコニーシーン。位置的に、ちょうどエバの視線が真っ直ぐに向かってくる(と錯覚できる)お席だったもので…^^; あの感極まるシーンなんて、思わず私まで涙ぐんでしまいましたよ。…以前は、「アレはエバの計算ずくの演技に違いない!!」などと思っていたこともあったというのに! もしそうだとしても、それでも良いからとことん騙されてしまいたい!!と思っていたのも、労働者たちの真実なのかもしれませんけど。
芝チェは、もう鉄の砦ですね。佐野ペロンとのデュオ部分なんて、うっとりと聴き惚れてしまいましたよ。渋谷マガの薄っぺらいオトコっぷりもw 15歳の小娘に良いように利用される感じが良いんだよなー。マガ、相手が悪かったね。
ミストレスの松元さんは、ずーっと「どこかで観たことあるんだけど…」と思っていたのですが、「嵐の中の〜」のフローラですね! 「嵐〜」の時は、歌もセリフもドキドキものでしたが、別人のようにしっかりとしているではありませんか! 「いつの間にそんなにうまくなったの?」(メグ)ですよ。ミストレス枠の方は、後々活躍される方が多いのですよね。これからが楽しみです。
アンサンブルさんは、‘超’を付けたくなるほど豪華! コーラスもダンスも、聴きどころ見どころ満載です。ここにこれだけ集めてしまったら、他演目が困っているのでは!? 大丈夫なのかしら?
観劇前に、「玉真さんの歌声が良い」というお話を頂いたので、そこもチェック(パンフで確認したところ、割と覚えやすいお顔だったので助かりました・笑)。
5年ぶりにアルゼンチンに復帰した永野さんは、5年前の枠をなぞりつつ…な感じかな。まぁ、5年前(2007年公演)とはverが違っちゃっているからね。とりあえず、上手が多いです。帽子も多くて、顔が見えにくいシーンも多いのですが、身のこなしが独特なんで見失うことはないでしょう。…「ハローブエノスアイレス」だったかな…、こけてた…よね? 「エビータ」の舞台は傾斜がきついですからね〜、くれぐれもお気をつけて!
壁抜け男 モンマルトル恋物語 12.02.04マチネ
〔CAST〕
デュティユル:飯田洋輔
イザベル:樋口麻美
部長・刑務所長・検事:青木朗
八百屋・娼婦:丹靖子
デュブール医師・警官2・囚人・弁護士:寺田真実
B氏(公務員)・警官1・看守1・ファシスト:金本和起
C氏(公務員)・乞食・看守2・裁判長:川原信弘
画家:永井崇多宏
M嬢(公務員):戸田愛子
A夫人(公務員)・共産主義者:久居史子
新聞売り: 有賀光一
演出:アラン・サックス
原作:マルセル・エイメ(ガリマール出版)
音楽:ミシェル・ルグラン
台本:ディディエ・ヴァン・コーヴェレール
翻訳:荻野安奈 中井多津夫
振付:アンヌ・マリー・グロ
上演時間:2時間15分(含・休20分)
なんとまぁ、前回の「壁抜け」観劇は2006年10月でしたよ! …あ、C氏が小林さんだったんだ…(涙)。これから先も、「パンティ♪」を聴くたびに小林さんを思い出してしまうんだろうなぁ。
さてさて、今回のお目当てはなんと言ってもデュティユルの飯田くん!! 歌唱力については、全く心配していなかったのですが…、総合的にも、大大大健闘でした! 良いデュティユルだったなー。○デュティユルとの一番の違いは、‘普通’であること。地味で目立たない平凡な男っていうのが、すんなりと理解できるデュティユルでした。○ちゃんの場合はね、「よくよく見れば悪くはないけど」とか「気付いてみたらステキな方!」というにはあまりにも…^^; 特に若いころの○デュティユルなんて、本当にぼーっと見惚れてしまうほど美しいデュティユルでしたから〜。その点、飯田デュティユルは、どうこからどう見てもごくごく‘普通’。あ、誤解の無いように書いておきますが、私は飯田くんのルックス、かなり好みですよ!! あくまで、○ちゃんと比べた場合、の話ですから!
「趣味はささやかに 心あたたかく 派手さはないけど 僕の人生」を体現しているような飯田デュティユルですが、そこにプラスされているのがかわいらしさ。飯田くんご本人の年齢もあるのでしょうけれど、「ミジンコ」発言に反応する場面とか、M嬢に迫られてタジタジになっている場面とか、デュティユルビジョン‘きれいなお姉さん’なイザベルに「良い子良い子」されちゃう場面とか、ちょろちょろと幼い表情が覗くのですよね。そこがすっごくキュート。ガルガルになっている時も、○デュティユルだと小粋な雰囲気も醸し出されていたのですが、飯田デュティユルはおそるおそる悪戯を試しながら周囲の反応を見ているような…。子どもが、ママの顔を見ながら悪戯する感じに似ているかな。街中が世話を焼いて応援したくなっちゃうのにも、素直に納得でした。
口笛シーンの不器用(に見える)なステップは、泣きたくなるほど微笑ましかったです。
麻美イザベルは…歌はすっごくステキ。ただ、麻美ちゃんのイザベルならば、バルコニーから飛び降りてサッサと逃げ出してそうでもある…^^; デュティユルと過ごした後のダンスは、まさに「壁から抜け出した」解放感に溢れておりましたw えぇ、少々解放され過ぎな感も^m^ どこかの踊子だったところを検事に身請けされて、嫉妬深い検事に軟禁されていたのかも!?な妄想を抱いてしまうほどの踊りっぷりでもございました。そんな麻美イザベルと、「え゛え゛え゛…(でも嬉しい…でもでも照れちゃう)///」な飯田デュティユルの対比は、それはそれで楽しかったので…。こんなデュティユル&イザベルもアリなのかもしれませんね。
他のキャストもとにかく歌唱力抜群で耳に嬉しいひと時でした。どこにも不安材料なし! この作品の楽曲って、下手をするとお経か?念仏か?になってしまいますものね。丹さんの可愛らしい貫禄も、有賀くんの万年少年っぷりも健在。有賀くんのスパーンと抜ける真っ直ぐな歌声は清々しくて大好き。そうそう、キャストをきちんと確認していなかったもので、M嬢がどなただかわからなくて、一幕の間中、「あれ、誰だ!?」な事態に。戸田さんだったんですねー。
この作品は、考えれば考えるほど迷宮入りしてしまう物語なのですけど、なぜか最後にはジンワリと涙が滲むのですよね。不思議な作品です。
…、で、やっぱり、秋劇場は大きすぎると思いますっ! そして、生バンドがないのも…ねぇ。
オペラ座の怪人 12.01.01マチネ
〔CAST〕
オペラ座の怪人:高井治 クリスティーヌ・ダーエ:苫田亜沙子
ラウル・シャニュイ子爵:鈴木涼太 カルロッタ・ジュディチェルリ:河本彩
メグ・ジリー:西田ゆりあ マダム・ジリー:横山幸江
ムッシュー・アンドレ:林和男 ムッシュー・フィルマン:平良交一
ウバルド・ピアンジ:半場俊一郎 ムッシュー・レイエ:斎藤譲(3)
ムッシュー・ルフェーブル:川地啓友(4) ジョセフ・ブケー:佐藤圭一
男性アンサンブル:1)瀧山久志 2)天野陽一 5)野村数幾
6)伊藤礼史 7))井上隆司 8)田中元気 9)見付祐一
女性アンサンブル:1)吉川瑞恵 2)高瀬悠 3)英陽奏
4)吉田絢香 5)村瀬歩美 6)寺嶋あゆみ 7)脇坂美帆
8)野田彩恵子 9)古屋敷レナ 10)石野寛子 11)暁爽子 12)白澤友理
演出:ハロルド・プリンス
日本版演出:浅利慶太
振付:ジリアン・リン
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
作詞:チャールズ・ハート
日本語台本:アンドリュー・ロイド=ウェバー
翻訳:浅利慶太 安東伸介(ガストン・ルルーの小説「オペラ座の怪人」による)
コンダクター:吉住典洋
上演時間:2時間35分(含・休20分)
2012年の観劇初めは「オペラ座」で。なんと、08.02.09(大阪)以来ですよ! で、この時のキャストが、佐野ファントム&佐渡クリス&岸ラウル!! うむ、組み合わせって色々あるもんだ^^;
お正月の劇場は華やかで良いですね〜。何がどうというわけではないけれど、何となく晴れやかな雰囲気に満ちているのです。お年玉大入り袋はお馴染みのカレンダー。
今回のお目当ては、「すっごく格好良いんだよ!!」と聞き及んでいた平良フィルマン。実は、平良さんそのものが初見です。おぉ! ジャン・レノのようではないですか! 歌声も良い感じ。おそらく、今回は支配人としての歌声なのでしょうね。ちょっと癇が強くてドライな歌い方。それも余裕たっぷりだったので、役によって歌声も変化させられるし、声質もある程度は変えられるのでは? 引出しの多い方なのでしょうね。こ…これは…将来、ファントムも行けるんでないの!? 体格も良いし、すっごくステキで強引で孤独なファントムになりそうな予感。楽しみだなぁ。林アンドレとのバランスもバッチリです。この二人が並び立っていると絵になるわ〜。ステキ。
今回の‘ムッシュー’付きの四人は全員シュッとしたルックスでシルエットが美しい(^^) 特に遠方席の場合、このシルエットの美しさってとっても重要なのですよ!
などと、平良さんにうっとりしていたら…元日から地震! 埋立地の3階(?)の劇場の2階席でしたもので…初期微動から全て感じ取れちゃったんですよね。「Think of Me」の中盤ごろが揺れのピークでした。周囲では多少ざわめきも。カテコシーンで客電がついたものの、そのまま続行。クリスの楽屋シーン序盤あたりで、客電がスーッと消されました。クリスもメグも良く頑張ったよね。私も同行の妹も、「これは中断だろうな」と思ってましたから。
その後の苫クリスの熱演といったら、ちょっとした感動ものでしたよ。圧倒的な歌唱力で聴かせるクリスではなく、きめ細やかな感情の動きを丁寧に伝えることで惹きこんでいくクリス。感情の揺れ幅の大きさと、慈しみと情愛に満ちた母性との、絶妙なバランス。繊細で脆い危うさと、全てを泰然と受け入れて優しく包み込んでしまう深さ。確かにこのクリスならば、ファントムもラウルも、育てたいと思い、守りたいと思い、受け入れて欲しいと思ってしまうだろうな。
対する涼太ラウルも包容力大幅UPでした。屋上でのシーンの表情の変化は見事だったなぁ。混乱し支離滅裂状態のクリスを困ったように見つめた後、ゆっくりと瞬きをしてから宥めるようにクリスに微笑みかけるんですよねぇ。ラウルって、この時点では、クリスの置かれている状況をきちんと理解できているわけではないと思うのですよね。ただクリスへの愛情だけからの行動。そう思うと、クリスが、ファントムとラウル、両方の愛情を欲し揺れてしまうのも仕方のないことだなー、などと思ってしまいます。丸ごと受け入れることを愛情とし庇護してくれるラウルと、愛情の裏付けを持って才能を育て芸術的昇華に導いてくれるファントム。むー、ここに、社会的地位とか、ルックスとかが絡んで来るんだもんね。三者三様、辛い状態だよねと、今さらながら。
で、三者の残り一人、ファントム・高井さんですが…。初めから、「??」といった感じではあったのです。声に艶がないというか、ざらついているというか…。それでも、高井さんですから! ご自分でうまく調整して繋いでいるような印象でした。それが調整不能になったのが「The Point of No Return」。まさに、歌声がノッキングを起こしたという状態が。私、それなりに観劇数は多い方だと思うのですが、それでも、あんなに急激に、しかもあからさまな発声事故(?)というものは、あまり記憶にありません。初めは、「痰が絡んだのかな?」とも思いました。が、時間をおいての次のフレーズでも同じくノッキング。最終的には、高井さん自ら、バツンッ!という感じで切ってしまいました。いつもは、もっともっと迫力いっぱいに伸ばす箇所なのに。その後は、あきらかに探り探り歌っていましたねぇ(涙)。それだけに、ラストシーンでの苫クリスの慈愛に満ちた微笑みがズシッと来たわけですけど。高井さん、しっかりと休養をとって、またステキな歌声を聴かせて下さいね。
その他では、マダム・ジリーの横山さんも良かったなぁ。ファントムに対する複雑な心境が覗けて。マダム・ジリーって、良く考えてみると、かなり複雑な立場にいる人なんだもんね。
カテコは、記念公演並みに何度も幕が上がりました。お正月だし、地震もあったり、高井さんへのエールも送りたかったし…、皆、気持ちは一緒だったんだろうな。
終演後は、秋で「S&D」観劇のお友だちと合流しておしゃべりタイム。新年早々、とっても楽しい時間でございました!
ライオンキング 11.12.20マチネ
〔CAST〕
ラフィキ:金原美喜 ムファサ:内田圭
ザズ:雲田隆弘 スカー:川地啓友
ヤングシンバ:福田響志 ヤングナラ:阿部日向子
シェンジ:小林英恵 バンザイ:大塚俊
エド:岡本繁治 ティモン:中嶋徹
プンバァ:荒木勝 シンバ:田中彰孝
ナラ:熊本亜記 サラビ/女性アンサンブル1:渡邉万希子
男性アンサンブル:1)布施陽由 2) 賀山祐介 3) 近藤聡明 4) 山田真吾
5) 武智正光 6) 長手慎介 7) 望月直人 8) 大竹康平 9) 小田春樹
10) 深堀拓也 11)吉田龍之介 12) 廣野圭亮 13) 玉城任 14) 虎尾信弘
女性アンサンブル:2) 安士百合野 3) 小粥真由美 4) 渡辺由紀乃
5) 井上智映子 6)山西里奈 7) 鄭雅美 8)阿部三咲 9) 松尾千歳
10) 射場香澄 11)千布彩未 12) 井藤湊香 13) 愛沢えりや
オリジナル演出:ジュリー・テイモア
作曲:エルトン・ジョン
作詞:ティム・ライス
企画・製作・日本語台本・訳詞・日本版演出:浅利慶太
上演時間:2時間50分(含・休20分)
コンダクター:上垣聡
年に一度の定例行事(笑)、記念日観劇です。記念品はパスケース。LKカラーの黄色が眩しいビニール製〜。
今回は、前列も後列も初見さんのグループだったようで、オープニングで歓声が上がりました。特に前席のお兄ちゃんの喜びようは、ちょっとした感動もの。上演中の私語がNGであるのは当たり前ですが、ため息まじりの「すげ〜」+力一杯の盛大な拍手をされたんじゃ、「良かったね」と思うしかありません。このお兄ちゃん、二幕のチャールストンもカテコの「サークル・オブ・ライフ」もノリノリ、幕間も終演後も大興奮でしたよ! こういう反応って、本当に嬉しい(*^□^*) 次はぜひ1階席でどうぞ!!
ただ、残念だったのは一幕途中でまさかの中断が入ったこと。いえ、私的にはかなりおいしい状況だったのですが、初見で感動のさなかにいるお兄ちゃんには、完全なものを観てもらいたかったなと。中断箇所は一幕ラフィキの「〇×△◇※〜、わかるかね?」の後(この間、プライドロックが下りていなかった)。草人間セリ上がりの前でした。スーッと幕が降りて客電がつきトラブル発生のアナウンスが入り、10分ほど中断。再開は、ラフィキが大樹にシンバを描くシーンから。ラフィキ登場時には大きな拍手が起こりました。なぜか私の周囲は初見さんばかりでしたが、圧倒的にリピーターが多い公演回でしょうからね。やっぱり「がんばれ〜!!」な気持ちになっちゃうよね。草人間の方のセリにトラブルがあったのかと思いましたが、冷静になってみればプライドロックのセリのトラブルでしょう。人的被害が出ていませんように。
で、こういうトラブルがあった場合、再開後の舞台は全力投球で白熱するか、集中力が途切れてテンポが乱れグダグダになってしまうかなのですが…。どうやら今回は後者だったようです。うーむ、どうした!? こんなもんじゃないはずなのに(涙)。もちろん、一定ラインはクリアしてはいるのですけどね。でないと、前席のお兄ちゃんがあんなに感動するはずがないもの。だけど、本来の素晴らしさを知っているだけに、やりきれなくて。
そんな中、◎だったのが金原ラフィキ。元々、お気に入りのラフィキではあるのですが、お腹の底から湧き出し、アフリカの大地を思わせるようなソウルフルな力強い歌声! もう、大好き。トラブル後の再登場時の絶妙の間も良かったなぁ。あの一呼吸で、場内の空気をギュッと引き締めましたよね?
ハイエナトリオ、特に小林シェンジと俊バンザイの組み合わせも好き。キャラに合った鬱陶しいほどの騒々しさが抜群でw あの調子でギャンギャンやられたら、スカーならずとも「ケッ!」となるだろうな(笑)。小林シェンジの「もう一度言って(はーと)」もやたらとかわいくて笑えます。ヒーヒー笑っている様子とのギャップが…(笑)。
あっきーシンバ&熊本ナラは、思春期なんかとっくに卒業してしまったアダルトな雰囲気になっちゃいましたねぇ。再会時も、モジモジ感よりも、余裕たっぷりの駆け引き感が感じられます。ほんのりハーレクインなカホリもw その分、安定感はピカ一。一幕ラストであっきーシンバが登場した瞬間、舞台がパアーッと華やいだんですよね。さすがです!
記念カテコは、そのアダルトなあっきーシンバの「終わりなき夜」から。ナラ、ラフィキが加わり、更に全キャストでの大合唱→あっきーシンバのご挨拶→「サークル・オブ・ライフ」。その後、何度も何度も幕が上がりました。…途中で笑いが込み上げて来るくらいに何度も! 中断の埋め合わせサービス…なんて勘ぐってしまった汚れたワタクシでございました(笑)。
ごちゃごちゃ書きましたが、それでも私がミュージカルビギナーに勧めるのはやっぱりこの演目。あのオープニングの感動は他にはないものだと思います。「ライオンキング」13周年、おめでとう!!
クレイジー・フォー・ユー 11.04.30ソワレ
〔CAST〕
ボビー・チャイルド:松島勇気 ポリー・ベーカー:秋夢子
ランク・ホーキンス:志村要 アイリーン・ロス:増本藍
ベラ・ザングラー:広瀬彰勇 エベレット・ベーカー:石波義人
ボビーの母:斉藤昭子 テス:恒川愛
ユージン・フォダー:村澤智弘 パトリシア・フォダー:黒崎綾
ムース:白倉一成 サム:岩城雄太 ミンゴ:大塚俊
ビリー:石野喜一 パーキンス/カスタス:坂本剛 ジュニア:川村英
ピート:玉城任 ジミー:玉井晴章 ワイアット:澤村明仁
ハリー:大森瑞樹
パッツィー:鈴木真理子 シーラ:柴田厚子 ミッツィー:大石眞由
スージー:徳江みさほ ルイーズ:坂本すみれ ベッツィー:高田直美
マギー:須田綾乃 ベラ:伊藤典子 エレイン:井上佳奈
日本語版演出:浅利慶太
日本語歌詞:和田誠 高橋由美子
日本語台詞:高橋由美子
原作:ガイ・ボルトン ジョン・マクガワン
原案:ケン・ルドウィッグ マイク・オクレント
台本:ケン・ルドウィッグ
作詞・作曲:ジョージ・ガーシュウィン アイラ・ガーシュウィン
上演時間:3時間(含・休20分)
ひっさしぶりの「CFY」、楽しかったー!! せっかく地元に来るんだからと、前方席を奮発し、夫も同伴。前回、夫同伴での「CFY」は秋劇場のC席でしたから〜。そりゃ、迫力と臨場感が桁違いです。夫は、踊りまくるキャストさんの汗と、マイクを通さない小さなセリフに感動しまくっておりました。相当楽しかったらしく、一夜明けた今朝も起きるなり「開いてー閉じてー開いてー」と一人「CFY」を上演。朝食の支度をしている私の足を踏んでは、「足、踏んでる」と言わせて悦に入ったりも。…あ、これは前回の時もやってたかも。が、包丁を持っている時にはやめましょうね、危険ですから! 「CFY」の笑いはわかりやすいのは良いですよね〜。老若男女問わず、誰でも楽しめるってのはポイントが高いと思う!
今期の目玉は何と言っても松島さんの新ボビー。加藤ボビーも荒川ボビーも良いけれど、私は松島ボビーが一押しですっっ(田邊ボビーは未見)! そして、松島さんの持ち役の中でも、ボビーが一番好き。甘ったれなボンボンだけど、育ちの良さも手伝ってそのやんちゃさに嫌味がない!! テスをはじめとするフォーリーズの面々に愛されるのも納得です。だって、休暇中の女の子たちを電話一本でデッドロックに集合させちゃって、それでも文句一つ言われないどころかポリーへの気持ちを応援してもらっちゃうってのは、それなりに説得力のあるボビーでなければ成立しない事態でしょう。そのあたり、松島ボビーは無理がないのですよね。ごく自然体での愛されキャラ。ダンスも、元がバレエダンサーさんだけあって、非常に柔らかくてやさしい雰囲気。ミストだとキレ感が目立つのですが、ボビーの方がむしろ「優雅で上品」(加藤&荒川ボビー比)。ポリーとのダンスも、「エスコートしてます」なボビーの育ちの良さがにじみ出て感じられるのです。歌の方も、ミストデビュー当時とは全くの別人ですよね。まぁ、その間いろんな役で歌ってきていますし、その努力と経験の積み重ねが今の歌唱力に繋がっているのでしょう。重さと温もりのある声(加藤&荒川ボビー比)からも、育ちの良さが窺えるボビーでした。
対する夢子ポりーは何と言っても美人!! 一目惚れされるに十分な美しさです! ちょっとキツメの美人さんであるところが、とってもポリーっぽい。もちろん、セリフにも歌い方にも従来の夢子節は健在ですが、ポリーの場合は他演目他役ほど気にならないのが不思議。それだけ、私の中で、夢子さん=ポリーなのでしょうね。…それに、四季の場合は四季節がありますからね〜。夢子節なんだか四季節なんだか、良くわからないってのもあるかも^^; それしても、あれだけの美人さんなポリーがしょんぼりとうなだれていると(ボビーが去った後ね)、ちょっと心が騒ぎますね〜。ザングラーさん、よく浮気しなかったな、エライ!!
藍アイリーンも初見です。…アイリーンはね、2006年の末次アイリーンの衝撃が大きすぎて、その後、いくら八重沢アイリーンを観ても全て末次アイリーンに変換されてしまっていた私です。が、今回の藍アイリーンで、ようやく末次アイリーンの呪縛から解き放たれることができました!! ありがとう藍ちゃん。大股開きの後の、「おへその下の方」を隠すあの仕草…、やっぱり末次アイリーンでは辛いものが…ねぇ^^;
そうそう、石波エベレットがすっごくキュートなおじいちゃんになっていました。前回拝見した時には、まだまだあの世の電話は必要なさそうなダンディさがあったのですが、今回は本当に「自分が自分ではないような」エベレットに進化していましたよ。「フットライトに〜」のあのセリフの、やわらかぁ〜い空気もステキ。
後は…、男性陣が全員見分けられたのには、我ながらビックリ。いや、正直言いますと、ジュニアの川村さんはお初だったのですが(多分)、「あ、ジュニアの人は見覚えのない顔だ」という方向で分かったわけです。ムースの白倉さんは、エルファバパパよりも溥儀の面影に近かった…と感じてしまったのですが、あまり賛同が得られないんだな。
女性陣は相変わらず難しいや^^; でも、みーんなスタイル良くって楽しそう♪ もちろん、夫もデレデレでしたよ。夫は、ミッツイー・大石さん(?)のトゥタップに驚愕しておりました。うん、間近で観ると驚くよね。
地方公演仕様の簡易版セットも珍しかったし、そのセットに合わせての演出変更にも興味津々で楽しませていただきました。ピートが砂遊びしてる(違)姿、ちょっとかわいかったですよ^m^
ボビーのズラキャッチ失敗は初めてみましたが、その時のためにジュニアがあそこに待機しているんだーなんて発見も。
地方公演には珍しい(よね?)ほぼオールスタオベでの長いカテコも嬉しかったです(^^) 少々長引いたって、ドアtoドアで30分の会場ですから〜。うん、本当に楽しかった!!
夢から醒めた夢 11.03.30マチネ
〔CAST〕
ピコ:岡村美南 マコ:苫田亜沙子
マコの母:早水小夜子 メソ:藤原大輔
デビル:川原洋一郎 エンジェル:川島創
ヤクザ:野中万寿夫 暴走族:西尾健治
部長:菊池正 老人:高橋征郎
老婦人:佐和由梨 夢の配達人:道口瑞之
男性アンサンブル:鈴木伶央 三宅克典 小野功司
前田員範 星潤 入江航平 須永友裕
女性アンサンブル:大橋里砂 木許由梨 相馬杏奈 田村圭 織田なつ美
泉春花 森田真代 海野愛理 井上万葉 内田莉紗 月丘みちる
演出:浅利慶太
原作:赤川次郎(角川文庫版「夢から醒めた夢」)
台本:浅利慶太 奈良和江
作詞:奈良和江 浅利慶太
作曲:三木たかし 宮川彬良(マコの物語/ここは霊界空港)
振付:加藤敬二 謝珠栄(二人の世界/暴走族/ヤクザ/誰でもないあたし)
上演時間:2時間10分(含・休20分)
2階ロビーから1階共通ロビーのにぎわいを眺めていたら、いきなり視界に白黒ピエロが…。え?え?え? 星くん!? ええええっー!? 相当な驚き顔だったであろう私に満足げなニッカリ笑顔を残し、シャボン玉ペンギンボトルを目指してトテトテと歩き去る星ピエロ。慌ててキャスト表を取り出し、「星潤」の名前を確認する私。パンフにお名前があることは知っていましたが…、そうかそうか、今週から石野さんに代わってinだったのかー。はー、ビックリした〜。それにしても、星くんって白黒ピエロonlyの契約なんだろうか? 何か他の演目にも出てたっけ? などと思いながら、ぼーっと白黒ピエロズを見るともなしに見ていたら、ピエロの足元から泣き声…? 4〜5歳の女の子が、ピエロに覗きこまれて泣きべそかいておりました^^; 大慌ての白黒ピエロズ。必至におどけた顔をして見せるも、泣き声は徐々に大きくなるばかり。しかも、ステージパフォに向かう時間も迫っている!! ここで、「それでは私が…」とばかりに交代を申し出たのが、銀色仮面&黄紫衣装の彼(?)。ステージパフォ組に「時間ですよー」って知らせに来るヤツですね。おそらく、周囲の人間は誰もが思ったと思います。「… や め て お け !」 えぇ、当然のごとく、あの無表情な仮面で至近距離に迫られた女の子は、火の点いたように泣き出しましたとも! 直後、彼(?)は、ロビー巡回中の四季のお姉さんに追い払われておりました^^; うん、悪気はなかったんだよね。でもさ、ムリだから…ね? お姉さんと居合わせた女性陣が「怖かったのね〜」「大丈夫だからね」「もう行っちゃったよ」と慰めていると、ママ登場。どうやら、ママを見失って心細くなっていたところに、何やらこの世のモノとは思えぬヤカラに取り囲まれ、パニックに陥ってしまったらしいです。ママに抱っこされて、盛大に泣き続ける彼女。とりあえず、丸く収まった(?)ってことで、私はステージパフォを鑑賞するために客席へ。あの女の子、本編はちゃんと楽しめたのかな?
…、あの小さな女の子が楽しめたのかどうかも気になりつつも、彼女がママに飛びつく姿を目にした直後だったことで余計に…(/_;) もちろん、元々泣ける作品ではあるのですけどね、今回は時期が時期だけに…。だって、毎日毎日、子どもを探す親の話題、親を探す子どもの話題が、TVにも新聞にも必ず登場しているのですよ。そして新聞では、「亡くなられた方々」のお名前が一面を埋め尽くしている日々。マコ&マコママやかわいそ子どものシーンなんて、まともに観ていられませんでした。「マコは私の命、私の全て」、「(光に国に行ったら)お母さんに会えるのかなぁ」…。帰りの電車の中でも、思い出しては涙がこぼれて困りました。
同時に、いくらマコのためだとは言っても、自分の命を簡単に投げ出そうとするピコに、どうしようもない怒りを感じてしまったりも^^; 全くの言いがかり的な感情なんですけどね。…うん、「自分たちの分まで生きて欲しい」と願う子どもたち、「あなたのママを悲しませないで」と説くマコ。人って、自分の命の価値を知った時に一つの完成形になるのかも知れませんね。社会全体から見れば、その他大勢のどうでもいい命であっても、自分を大切に思ってくれている人にとっては、他に代えようのない大切な命。自分の命を消してしまうことは、大切に思ってくれる人々全員の命をも削ってしまうこと。あまりにも道徳的で真正面から取り組んでしまうと、白けてしまうのですけれど。それでも、やっぱり、自分の命の価値についてだけは、絶対に知っておくべきなんですよね。
え〜っと、ただ泣いていただけはないので、さらっとその他のメモも。
大きいと聞いていた岡村ピコは確かに大きかった! …他が小柄さん揃いだったから余計に目立つのでしょうね〜。小6ですでに158cmあった私も、あんな風に見られていたのかしら〜なんて思いながら観ていました。おそらく、年上設定だと思われるマコやメソに、腰を屈めて対応しなければならないのは、ピコとしてはちょっと気の毒というか、何というか。ちなみに、私は小6以来、1mmも伸びていません。が、体重は20kg近く増えました^^;
ようやく見られた創くん。かなり凛々しい雰囲気のエンジェルでした。メソにもキャスティングされているそうで…。うーむ、凛々しく涼やかなエンジェルからは、いじめで自殺しちゃうキャラは想像しにくいなぁ〜。
道口配達人は、ピコを見守る…というよりは、自分の作った(?)夢を何が何でも配達してやる!!な空気が(笑)。押しの強い配達人?
とりあえず、取り立てて「これはちょっと…」と思う箇所の見当たらない、バランスの良い舞台でした。しっかり歌える人が揃っているので、思う存分物語世界に没頭できます。…没頭しすぎて、辛くもあるのですがね^^;
マンマ・ミーア! 11.03.26ソワレ
〔CAST〕
ドナ・シェリダン:樋口麻美 ソフィ・シェリダン:谷口あかり
ターニャ:八重沢真美 ロージー:青山弥生
サム・カーマイケル:渡辺正 ハリー・ブライト:明戸信吾
ビル・オースティン:脇坂真人 スカイ:鈴木涼太
アリ:木内志奈 リサ:柏円
エディ:川口雄二 ペッパー:大塚道人
男性アンサンブル:平田郁夫 杉原剣 天野陽一
嶋野達也 飯村和也 渡井真一 河野駿介
女性アンサンブル:真優香 小島由夏 小林英恵
細見佳代 山中由貴 大場沙耶 合田友紀
演出:フィリダ・ロイド
音楽スーパーバイザー・追補・編曲:マーティン・コッシュ
振付:アンソニー・ヴァン・ラースト
企画・製作・日本語版歌詞:浅利慶太
上演時間:2時間45分(含・休20分)
浜松町で水の精の恋物語を堪能した後は、汐留に移動して無敵のハッピーエンドを。180度空気の違う作品だけど、どちらも「愛が全て」と言う一点においては同じ。面白いものです。
今回は、涼太さんファンの妹に便乗しての、なんと1階最前列センター! 目の前直近で繰り広げられるアレコレは、とーーっても楽しいものでした。なにしろ、「マンマ」はこれが2回目、しかも前回はC席でしたらね。ついでに、この「マンマ」は、幸か不幸かオケピなし。あまりにも近すぎて、かえって観えない部分もあったりましたが、それでも最前列であのパワーを浴びられる幸せには代えがたいものです。…不慣れなワタクシは、隣の妹を横目で窺いつつ、拍手や手拍子のタイミングを計ったりもしましたが(笑)。…でも、まともに拍手や手拍子をすると、ヒビ入り肋骨が痛むのでフリだけね^^; もちろん、カテコのスタンディングや、ペンライトを出すタイミングも妹の先導で。「マンマ」用のペンライトを持っていない私は、停電時の夜道対策に持ち歩いているシグナルライトで代用! 工事現場の交通整理のおじちゃんが持っている赤く光る棒のミニチュア版^m^ 周囲が白っぽいライトばかりだったので、赤い光は結構目立っていたかも…。
さてさて、本編は、「涼太スカイを楽しむためのコアなポイント」講座まで開設してくれた妹に敬意を表して、涼太スカイを中心に鑑賞しました。どっちみち、最前列では全体を楽しむのは至難の技ですからね。…、もちろん、講座内容を思い起こしながら…でしたが、私、涼太スカイ&あかりソフィのカップルにドボン!でしたわっっ!! あかりソフィの年上男性を惑わすフェロモンに、すっかりやられてしまっている涼太スカイがねー、良いのですよ!! 年の差カップル的なところが、これまた気に入りました。目を細めて、目じりに笑い皺を寄せ、包容力たっぷりにあかりソフィを見守る涼太スカイ。…白状します。涼太さんに、包容力を感じたのは今回が初めてです! しかも、あかりソフィの甘えっぷりが、これまたツボで。あかりちゃんのあの雰囲気、おそらくある程度以上の年の男性にはたまらない魅力なのでは? あの年齢特有の本能に近い計算高さと、やはり本能的に知っている自分のかわいらしさを、存分に駆使した無意識の駆け引き。これって、周囲の総スカン食うことも少なくないはずなんですが、そこは「マンマ」という作品の持つ、底抜けに明るいエネルギーに助けられているのだと思います。だから、あかりソフィに振り回され、本来持っているはずの冷静さをなくしてしまう涼太スカイが、微笑ましくさえ感じられてしまう(笑)。「父親なんかいなくたって、僕がいれば…」とか「何の相談も無しに!?」とか、独占欲丸出しなスカイ、かわいい〜v 落ち着いて考えれば、いくら婚約者だからって父親の件はソフィ個人の問題なんだから、大人な涼太スカイがあそこまで簡単にキレちゃうことはなさそうなんですよね。だから、余計に、かわいいかわいい婚約者に振り回されている様子が…w
後はね、どうにもぎこちない投げキッスとか、あまりにも不自然なダンス(?)とか、悪夢の中のドレス姿のときはちゃんとハイヒール(ローヒール?)履いているくせして、自分の結婚式ではタキシードにつっかけサンダル!?とか(←別にこれは涼太スカイ限定なわけじゃないでしょうけど)、取ってつけたような走りだし方とか…、もうとにかく見どころ満載! 身近に涼太さんファンが群れをなしているにも関わらず、これほど涼太さんを楽しんだことがなかったのって不思議〜。
あ、も ち ろ ん、涼太さんと言えば…の、「ザ・キラキラスマイル」のまぶしさも改めて実感させていただきました。あんなに表情豊かで楽しそうに笑う涼太さん、知らなかったなー。
麻美ドナのパワフルな明るさ、良いですね〜。確かに「この手をすり抜けて」はちょっと厳しい感じもありますが、これはおそらく年齢的なものもあるのでしょうし。なにより、あかりソフィとの姉妹のような母子関係がステキ。
脇坂ビルは、「それらしく見える」という点において100点満点!! あのビジュアル的な嵌りっぷりはスゴイ!!
渡辺ビルの優柔不断なグズ男度もなかなかなもんですね〜。…慎重で堅実、とも言えるのかもしれないけれど(笑)。
ソフィ&アリ&リサの「ハニハニ」は、かわいくって大好きだっっ!!
はー、何しろ、「マンマ」ビギナーなので、色々と新鮮。しかも、全てがハッピーで元気が出る!! 今、ちょっとでも気持ちが外に向かっている方がいたら、ぜひとも観て欲しいなぁ。そして、ハッピーな気持ちと元気を思い出して欲しいなぁ、なんて思ってしまいました。
コンタクト 11.01.19マチネ
〔CAST〕
【パート1 SWINGING】
ブランコに乗る女:井上佳奈 貴族:花島佑介 召使い:徳永義満
【パート2 DID YOU MOVE?】
妻:坂田加奈子 夫:牧野公昭 ウエイター長:金久烈
加藤久美子 須田綾乃 田村圭 駅田郁美
新庄真一 澤村明仁 大塚俊 徳永義満 西尾健治 花島佑介
【パート3 CONTACT】
マイケル・ワイリー:加藤敬二 バーテンダー:明戸信吾 黄色いドレスの女:高倉恵美
加藤久美子 須田綾乃 井上佳奈 田村圭 杏奈 駅田郁美
新庄真一 澤村明仁 大塚俊 朱涛 徳永義満 西尾健治 花島佑介
企画・製作:浅利慶太
演出・振付:スーザン・ストローマン
脚本:ジョン・ワイドマン
上演時間:2時間15分(含・休20分)
この作品群の共通のテーマは「コンタクト」=‘人との接触・関わり方’だったと記憶しているのですが…って、タイトルが「コンタクト」なんだから、まぁ、そうなんだよね。うん、確かに「コンタクト」なんだろうけれど、今回、私が強く感じたのは‘想像力’です。‘想像力’で遊ぶ、‘想像力’に逃げ込む、‘想像力’から力を得る。そんなところ。
「パート1」は享楽的でエロティックで怠惰な遊びの情景ではあるけれど、‘想像力’という側面から考えると極めて快活で積極的。‘想像力’を思うがまま操り、意のままにしているわけです。が、‘想像力’はあくまで‘想像’でしかなく、現実の世界は現実として存在することについてもまた、ある意味積極的に肯定している風景。現実世界を踏まえているからこそ、‘想像力’で遊ぶことができる風景でもあるかも。
「パート2」は、理想的な世界としての‘想像力’。現実の世界から目をそむけ、思うがままに振る舞えるユートピアを思い描くための‘想像力’なんですよね。逃避先としての‘想像’の世界。「パート1」と決定的に違う点は、現実を否定してしまいたいという気持ちが強く現れている点でしょうか。それなのに、抑圧や支配から完全に抜け出したとたん、ユートピアであった‘想像’の世界からはじき出されてしまうという一つの残酷物語。現実世界への不満が‘想像力’の源でもあったのかもしれません。その不満が‘想像’の世界においてであれ解消してしまったことにより、‘想像’世界への扉が閉ざされてしまったのかも。たとえ‘想像’世界であっても、最後の一線は超えてはいけなかったのかもしれませんね。
そして「パート3」は、一歩を踏み出すための‘想像力’。「パート1」と「パート2」が意思に基づいての‘想像力’だったとすると、この「パート3」は無意識下での‘想像力’。そして、その無意識故か、非常に生産的で発展的な‘想像力’でもあります。現実を受け入れるための‘想像力’と、現実から逃避するための‘想像力’とが融合した、一つの完成形としての‘想像力’なのかも。自己の再発見と、自我の解放、そして再生。‘想像力’を弄ぶだけではなく、‘想像力’を避難場所にするのでもなく、‘想像力’から何かを生み出すこと。そんな生命力へのメッセージを感じてしまったのは、たんに私の精神状態のせいかもしれませんけど^^;
「パート1」は…、私がオチを知っているせいかもしれませんが、なんだか花島貴族にどうにも無理を嗅ぎ取ってしまって…(笑)。でもまぁ、そういう役割をさせられているわけですから、それはそれである意味正しいのだと思います。あの貴族的すぎるわざとらしい仕草が良いのですよね〜。徳永さんのじっとりとした目つきもステキ^m^
「パート2」は、なんといってもグヨルウェイター長の危なっかしいセリフ&立ち居振る舞いがドツボに嵌りました! セリフも立ち居振る舞いもとてつもなくハラハラさせてくれるのに、踊り出すと「ほぉ〜」とため息をつきたくなるこのギャップがたまりません! 踊っている最中限定の舞台映えも素晴らしい! …まさか狙っているわけではありませんよね? あの長身を生かしての、ブルードレスのリフトの高さは一見の価値ありです!
もう一つドツボだったのが、牧野夫。あれじゃあ、誰もが避けて通りますって! でもあの強面&しぶ〜いお声での「似あうじゃねえか、そのドレス」にはちょっと痺れちゃいますけど(笑)。このセリフを聴いてしまうと、この夫って、ただ不器用すぎるだけなんじゃないかと思ってしまうのですよね。
あ、そうそう、ピストルキャッチ、失敗してました^^; 初めて観ましたよ、あそこでキャッチしそこなうのって。キャッチしそこなっても、きちんと笑いを取りながら軌道修正してました。ちゃんと、そのためのverも用意してあるんでしょうね〜。
「パート3」はとにかく高倉イエロー!! あの小さな頭、長い首、その首筋からつながる柔らかな腕のライン、しかもイエローなのに表情豊か! 新鮮です。ああいうのをコケティッシュって言うんでしょうねぇ。踊っていることそのものが楽しくてならない=「スウィングするのが大好きな女性さ」をそのまま表情に乗せたら、ああなるのだと思います。なかなか一歩を踏み出せないワイリーへの、いらだちを含んだ秋波も見逃せません。歴代イエローの持っていた神秘性とか現実離れ感はあまりありませんが、より生身の女性に近い体温や感情変化はダイレクトに感じられます。なるほど〜、こういうイエローもアリですね。イエローが生身っぽいので、ミネッティとの落差もそれほどは生まれないのですが、その距離の近さがワイリーの‘再生’した現実感でもあるんじゃないかと思います。
「コンタクト」のラストにこの「パート3」が配されているっていうのは、観終わった時のすっきり感につながって良いですよね(^^)
…などと、つらつら書きはしましたが、単純に楽しかったー! ワイリーさんどころじゃなく踊れはしない私ですが、あの思わず体を揺らしたくなるリズム(揺らしませんけど!)、大好き!! できればもう一回くらいは行きたいなぁ。
美女と野獣 11.01.13マチネ
〔CAST〕
ビースト:佐野正幸 ベル:坂本里咲
モリース:石波義人 ガストン:田島亨祐
ルミエール:道口瑞之 ルフウ:赤間清人
コッグスワース:吉谷昭雄 ミセス・ポット:遠藤株生
タンス夫人:織笠里佳子 バベット:長寿真世
チップ:牧野友紀 ムッシュー・ダルク/男性アンサンブル1:川原信弘
男性アンサンブル:2)布施陽由 3)ファン・ソンヒョン 4)香川大輔
5)安江洋介 6)安芸雅史 7)林晃平 8)沢樹陽聖 9)松浦勇治 10)清川晶
女性アンサンブル:1)時枝里好 2)千村璃永 3)福岡唯子 4)森田江里佳
5)倖田未稀 6世登愛子) 7)市川友貴 8)小島光葉 9)市村涼子 10)大石眞由
オリジナル演出:ロバート・ジェス・ロス
作曲:アラン・メンケン
作詞:ハワード・アッシュマン ティム・ライス
台本:リンダ・ウールヴァートン
振付:マット・ウェスト
日本語台本・訳詞・日本版演出:浅利慶太
振付協力:加藤敬二
上演時間:2時間50分(含・休20分)
ご贔屓さんが抜けると、「おぉ〜、ここってこんな演出になっていたんだ!」と新たな発見がザクザクです(笑)。どれだけ一点集中で観ていたんだってことですね。たまには、ご贔屓さんのいない公演回をじっくり観るべきだな、なんてことも思ってしまいました。
さて、今回のお目当ては何と言っても佐野ビースト! もちろん、私も佐野さん好きなのですが、私以上に夫の大のお気に入りなのです。「佐野さんがビーストに来たら、観に行こうね」と約束しているのですが、肝心の夫の仕事が2〜3日前から突如大わらわ状態に。先週末の連休は暇だったのになぁ。うまくいかないものです。なので、夫の分までしっかり鑑賞。…してきたは良いけれど、その報告をする時間がないのですよね〜。
その佐野ビースト。物語中の成長がよりはっきりとわかりやすくなっていたように感じました(静岡比)。前半は本当に我儘な子供のまま。佐野ビーストを観ていると、「ご主人をああ育ててしまった」周囲の人間が諸悪の根源のような気がしてきてしまいます。しかも、全く悪気なく、幼いご主人さまがかわいくて大切で全てを許してしまった結果のあの有様。自分の感情をコントロールできずに癇癪を起すビーストがかわいそうで哀れで涙が滲んできてしまいました。佐野さんの、あの気持ちの全てをそのままぶつけてくるような歌い方が、これまた涙を誘うのですよね。学ぶべきときに学ぶべきことを学べなかった悲劇。そう考えてみると、この物語って、ビーストの成長物語であるとともに、召使たちの成長物語でもあるんですよね。…召使の方は‘成長’というよりも‘試練’かな。王子を育てなおすことができるかどうかの。
後半は、本の楽しさを知ってからの知性面での成長が特徴的だと思いました。他ビーストはどちらかと言うと、ベルへの直接的な恋心からの成長に重心があるんじゃないかと。その点、佐野ビーストはもちろんベルへの恋心は当然のこととして、さらにベルの先導によって‘知性’を手に入れる…まぁ、要するに、前半の佐野ビーストはあまりにも‘野獣’だったってことになるのですけど(笑)。言葉を知らなければ考えることもできないわけです。ベルによって本=言葉を楽しむことを知ったビーストが、‘考える’ことをも知ったというのは、だから当然といえば当然なんですよね。それが、佐野ビーストだと、とてもわかりやすいのです。
そして…、佐野ビーストだと里咲ベルとのバランスが良い! 里咲ベルのお姉さんぶりがそれほど目立たず、それどころか終盤に至っては、ビーストの包容力の方が勝ってくるのです。うん、やっぱりバランスって大切だよね。
お目当てその2は道口ルミ。とんでもなく今さらながら初見です。
百々ルミは、遊び人を装っている自分を楽しんでいる風がありましたが、道口ルミはもう根っからの遊び人って感じでした。小さなお子様には刺激が強すぎるんじゃないかと思ってしまうくらい(笑)。とにかく、女性大好き!!なオーラ垂れ流し。ちょっと偽悪的なくらいの遊び人風。きっと、王子の覚える悪い遊びは、すべて道口ルミに教えられるに違いないっ。
歌声はさすがですねー。百々さんは優しい柔らかいお声だけど、通るお声ってわけじゃありませんからね、やっぱりその差は大きいです。でも、これも、それぞれのキャラクターに合っていて良いと思う! 道口ルミの「BOG」は、アレンジしまくりショーマンシップ全開で、ことのほか華やか。
道口ルミ&吉谷コッグス&遠藤ポットだと、三者三様のキャラがはっきりと際立つ組み合わせ。おもしろい〜。
サウンド・オブ・ミュージック 10.12.30マチネ
〔CAST〕
マリア:土居裕子 トラップ大佐:村俊英
修道院長:佐和由梨 エルザ:西田有希
マックス:勅使瓦武志 シュミット:はにべあゆみ
フランツ:青山裕次 シスター・ベルテ:倉斗絢子
シスター・マルガレッタ:矢野侑子 シスター・ソフィア:あべゆき
ロルフ:石毛翔弥
フォン・トラップ家の子どもたち
リーズル:池松日佳瑠 フリードリッヒ:鳴戸嘉紀 ルイーザ:飯塚萌木
クルト:横井裕貴 ブリギッタ:片岡芽衣 マルタ:池戸優音 グレーテル:片山佳音
男性アンサンブル:白倉一成 前田貞一郎 柳隆幸
長手慎介 佐藤季敦 中橋耕平 奥田直樹 北山雄一郎
女性アンサンブル:黒崎綾 松尾千歳 松本菜緒
小島由実子 小林貴美子 原彩子 趙ミンジョン 深見雅子
企画・制作・日本語版演出:浅利慶太
日本語版台本・訳詞:藤川和彦 宇垣あかね 劇団四季文芸部
日本語台本協力:湯川裕光
訳詞:ペギー葉山(「ドレミの歌」)
上演時間:2時間30分(含・休15分)
コンダクター:平田英夫
今回のお目当ては何と言っても土居マリア! 絶対にぴったりだと思ったし、実年齢は多少先輩でも、あのキュートさがあれば問題なし!!なはず。それはそれは期待度MAXで秋劇場へ。
まずは冒頭の「ザ・サウンド・オブ・ミュージック」。今までの四季キャストやジュリー・アンドリュースのイメージからすると、ちょっとお声が細くて澄みすぎているかな、という印象。ビブラートをしっかりとかけて歌い上げるので、もしかしたらここで「苦手だ」と感じる人もいるかもしれません。ビジュアル的には、…うん、実年齢を考えれば驚異的だとは思いますが、はやり若干先輩格なマリアかな〜。特に修道院シーンだと、シスターたちの年齢設定がちょっと混乱してくる…ような気も。ただ、この土居マリアのビジュアル、村大佐とのバランスは非常に良いです。‘リーズルと大して年の変わらない年若い妻’には見えませんが、カップルとしてはとてもお似合い。そして、西田エルザとの対比がわかりやすい! 小柄で化粧っ気もなく何事も質素なマリアと、長身で華やかで美貌のエルザ。うん、良い対比だ。
「ザ・サウンド・オブ・ミュージック」では、(この歌そのものがそうなんですけど)リサイタル状態だった土居マリアですが、子どもたちとのシーンはさすがです。子どもをその気にさせて乗せていく様子に、わざとらしさが全くないのです。こういうのを‘昔取った杵柄’って言うんでしょうねぇ。子どもたちと一緒になって、大はしゃぎして走り回る! そんなマリアの姿に子どもたちがつられていく姿が、微笑ましくって…。‘子どもたちが求めていたもの’がよぉ〜くわかるシーンでした。それだけに、「もっと子どもたちを愛して欲しい」と大佐に詰め寄る姿は迫力満点。小さな体で一歩も退かず、一気に言い募る!! 村大佐も思わず後ずさりしてましたもんね。‘子どもたちが求めていたもの’を子どもたちのラインで一緒に体感している土居マリアだからこその剣幕なんだと思います。
コンクールで「エーデルワイス」を歌う村大佐を見つめる表情も良かったなー。泣き出しそうになりながらも、必死に大佐を気遣う表情。大佐が声を詰まらせクルトが歌い始める間の表情の移り変わりも。顔にその時々の気持ちが、全部書いてあるかのようでした。
はー、それにしても土居さんの声はきれいだー。絶対に効能として‘浄化作用’があるに違いない。…ただ、ごく個人的な希望としては、正直なところ、マリアよりも修道院長をお願いしたいかも。マリアはキャラクターとしては合っていると思うけれど、なんとなく修道院長の方がより土居さんの良さが出るような気がするのです。
村大佐も初見。あのズシーンと来る「エーデルワイス」はステキですねぇ。ある意味、綜馬大佐とは対極にあるような大佐でした。でも、きっと、根底にあるものは同じなはず。表面に出てくるモノが正反対なんだろうな。踵の鳴らし方も、綜馬大佐は高音で硬質なカツン!なんだけど、村大佐は柔らかく遠慮がちな…カツン…。エルザに対する不器用ぶりもかわいい〜。
やっと拝見できたゆーじフランツ。…そうだった、フランツって歌わないんだ…。なんて勿体ない!! でもあのスレンダーな長身に、執事のお仕着せは似合いすぎですね! かっこえぇ〜!! 川地フランツと父子二代で仕えてますな感じも良いと思う! あの冷たぁ〜い目つきもゾクゾクきちゃいました^^;
後は…、
はにべシュミットは、舞踏会で子どもたちとはしゃいでいる姿がかわいかったなー、とか、
佐和修道院長の歌声は、豊かな母性というよりは、お姉さんっぽい慈愛が勝っているかな、とか、
倉斗ベルテは、結婚式後の「ハレルヤ」での笑顔がまぶしい!とか、
池松リーズルは、「もうすぐ17歳」じゃなくて「もうすぐ15歳」なんじゃないか?とか…。
お初さんだらけで、ほとんど初見感覚な「SOM」でした!
美女と野獣 10.12.24ソワレ
〔CAST〕
ビースト:飯田洋輔 ベル:鳥原如未
モリース:石波義人 ガストン:田島亨祐
ルミエール:百々義則 ルフウ:赤間清人
コッグスワース:青羽剛 ミセス・ポット:遠藤株生
タンス夫人:大和貴恵 バベット:長寿真世
チップ:牧野友紀 ムッシュー・ダルク/男性アンサンブル1:川原信弘
男性アンサンブル:2)布施陽由 3)ファン・ソンヒョン 4)香川大輔
5)安江洋介 6)安芸雅史 7)林晃平 8)沢樹陽聖 9)江上健二 10)清川晶
女性アンサンブル:1)時枝里好 2)千村璃永 3)福岡唯子 4)森田江里佳
5)倖田未稀 6)松田未莉亜 7)市川友貴 8)渡辺夕紀 9)市村涼子 10)大石眞由
オリジナル演出:ロバート・ジェス・ロス
作曲:アラン・メンケン
作詞:ハワード・アッシュマン ティム・ライス
台本:リンダ・ウールヴァートン
振付:マット・ウェスト
日本語台本・訳詞・日本版演出:浅利慶太
振付協力:加藤敬二
上演時間:2時間50分(含・休20分)
飯田&鳥原ペア、およびクリスマスカテコがお目当てだったのですが、それ以上にいろいろとハプニングが…^^; 一幕前半でルミの左手の蝋燭が点かなかったり(点いてもいない蝋燭を必死に吹き消す青羽コッグス…がんば!)、蝋燭が復活したと思ったらお城のセットの動きが変だったり、「BOG」後の幕が遅れたり、バリドカガシャン…と舞台裏からの音が2階後方にまで聞こえてきたり、2階後方席だからこそ舞台裏で大わらわなスタッフさんの影が見えてしまったり…、いろんな意味でスペシャルな公演でありました。とりあえず、舞台表での怪我人等が出るようなハプニングではなかったので、まぁ良かったかな。舞台裏の皆様もお怪我等ありませんように! …あの騒音が気にかかる…。
そして、こんなにカップルの多い四季ロビーは初めてかもってくらいのカップル率でした。しかも、まだ付き合い始めて日の浅そうなカップル率高し! 確かにクリスマスデートには良いチョイスかもしれない。がんばっておしゃれしてきている彼女さんたちもかわいらしいけれど、それ以上にがんばっている彼氏さんたちは本当にかわいい〜。どのカップルの彼女さんも「これ、観たかったの〜」と嬉しそうにしていたのが印象的。彼氏さんも、普段は観劇とは縁遠い生活していそうなところが、なおさら微笑ましく思えてしまいました。お幸せに〜。
↑なロビー&客席の様子と、↓な鳥原ベル&飯田ビーストの様子がリンクして、ハプニングはあったものの、気持ちの良いほんわかする公演でした(^^)
で、初見の鳥原ベル。
私、里咲ベルも大好きなのです。なのですが、鳥原ベルのいかにも‘若い女の子’なベルはベルらしくで良いですね〜。夢見る夢子ちゃん的なところとか、毅然としているというよりは自己主張がはっきりとしていて気が強いって感じのところとか。思っていることが、そのまま表情や態度に出てしまうところとか。飯田ビーストとのカップルだと、本当に初々しくて不器用なできたてのカップルっぽくて、思わず応援したくなってしまいます。お互いが少しずつ歩み寄って、その存在を認め合う過程とかね、もう「何かが変わった」そのまんま。そうかと思えば、「パパがいなくてさびしい」のシーンでは、ものすごく幼くて頼りなげな表情を見せたりもしてくれるのです。そうそう、表情と言えば、「うわー、かわいいっっ」と感じたのが、ピンクのドレスで登場する場面とその後のお食事での黄色いドレスで登場する場面。一生懸命頑張っておめかししたけれど、彼は果たしてこの姿を気に入ってくれるだろうか?喜んでくれるだろうか?っていう不安と期待でいっぱいの表情なんですよね。どうにかして微笑もうとはするんだけど、緊張のあまりこわばってしまって、眉間には皺まで寄ってしまっているの。そんな緊張しきった表情がビーストの一言や一仕草で、即座に解けてパァーッとした笑顔を見せるのです。ビーストの方も必死だけれど、同じようにベルも必死で、もうこのときには外見上のことなんてこの二人には関係のないことなんだって、良〜くわかる場面でした。ドレスの着こなしはさすが元タカラジェンヌ!
連投25週目の百々ルミは…、いくらベテランであれど蝋燭不発には対処のしようもなく、一幕前半は点かない蝋燭を振りかざして奮闘しておりました。「べろにくかぁ〜」での片手不発は痛かった…(-_-;) ベル部屋の見張り番シーンでのバベさんとのいちゃつきは若干おとなしめだったのですが、その代わり、人間に戻ってからのバベさんへのアプローチはなかなか積極的でございました(#^.^#) 客席のカップルへのサービス…、いや、彼氏さんたちへのエールでしょうか?
それから…、久しぶりに清川さんが卵屋&ソルト枠だったので、あの「気味悪い黄色い目をして」も聴けました(笑)。清川さん、日本語の発音は相変わらずだけどかわいいからOK!
クリスマスカテコは、「もろびとこぞりて」。日本語歌詞で一番&二番(?)→英語歌詞。私、この曲の二番を聴いたのって初めてかも〜? かなりシンプルな(笑)スペシャルカテコでしたが、百々さんの声がちゃんと二階後方まで響いてきたので、私としてはかなりの満足です。
ライオンキング 10.12.20マチネ
〔CAST〕
ラフィキ:金原美喜 ムファサ:内田圭
ザズ:田中廣臣 スカー:川地啓友
ヤングシンバ:小林翼 ヤングナラ:井上花菜
シェンジ:孫田智恵 バンザイ:韓盛治
エド:岡本繁治 ティモン:中嶋徹
プンバァ:福島武臣 シンバ:飯村和也
ナラ:小松加奈 サラビ/女性アンサンブル1:渡邉万希子
男性アンサンブル:1)村澤智弘 2)平田郁夫 3)武智正光 4)加藤迪
5)井上隆司 6)山下啓太 7)大竹康平 8)中村智志 9)小田春樹
10)前田順弘 11)藤山大祐 12)品川芳晃 13)片山崇志 14)辻中武
女性アンサンブル:2)海宝あかね 3)小笠真紀 4)智川ちえみ
5)松本昌子 6)諸英希 7)鄭雅美 8)谷井里衣 9)稲垣麻衣子
10)村上絵里子 11)中村友香 12)井藤湊香 13)愛沢えりや
オリジナル演出:ジュリー・テイモア
作曲:エルトン・ジョン
作詞:ティム・ライス
企画・製作・日本語台本・訳詞・日本版演出:浅利慶太
上演時間:2時間50分(含・休20分)
コンダクター:西村友
12周年記念公演に行ってきました。ちなみに、「LK」の直近観劇は1年前の11周年記念時でした^^; ま、そんなもんだ。
1年ぶりともなると、当然、初見キャストもいるわけで、今回の初見プリンシパルは、田中ザズ、飯村シンバ、翼Yシンバ。…1年ぶりの割には、初見さんが少ないような気もしますが…。3/14ならば、少なくもないのかな?
田中ザズは、なんだか存在そのものが面白いザズですねぇ。役に立っているんだか、単に走り回っているだけなんだか良くわからん(笑)。推定年齢も不詳過ぎ。パペットもバサバサバサバサと何とも大雑把…もとい、大胆に動かしているようです。ちょっとした合いの手や反応のタイミングもユニーク。飄々としているというか、あくまでマイペースを貫いているというか…オリジナリティあふれるザズでした。こういうタイプのザズもアリですね!
飯村シンバは、かなりデリケートな雰囲気の草食系ライオン…? とにかく、メソ&桃次郎のイメージが強すぎるんですよね、飯村くんって。きれいに筋肉をつけて、それなりにバランスのとれた体をしているのに、どうしてもヒョロリとした印象が…、何故? 北澤シンバも「虫食べて大きくなりましたー」的なおっとりとした雰囲気がありましたが、飯村シンバになると「僕、ベジタリアンなんで草しか食べないんです」な禁欲意的とも言える雰囲気が…^^; それでも、その雰囲気に似合った、柔らかくやさしげな歌声は◎。ナラが気も意思も強いキャラクターなんで、カップルとしては良い組み合わせなんじゃないかと思います。ただ、悩める青少年な飯村シンバは、ずーっと眉間に縦皺が寄っているんですよねぇ…。「ハクナマタタ」をモットーにするには、内省的すぎるのかもしれない。そして、Yシンバの翼くんの成長後の姿にしては、お顔が長すぎだと…思‥う・よ…。うん、これは組み合わせの問題だからねぇ。
会場でキャストを確認して、一番「おぉ!」と思ったのが、実は翼Yシンバ。大五郎ですよ〜。観たかったんだー。お顔は多少引き締まりはしましたが、ほぼ大五郎のまんまですね。大きなネコ目と、小さなお口からのぞくウサギさんのような前歯! くぅぅぅ〜、かわゆいっっ!! Yシンバがかわいいと、スカーの極悪非道っぷりが際立つのですよね^m^ 幕間のロビーでも話題独占状態でしたもん。しかも、かわいいだけではなく、上手いのですよ。ちょっぴりハスキーな声で、一丁前にきちんと感情を乗せて歌いながら、ダンスもばっちり。側転なんて片手! …まぁ、多少は、あざといなと感じてしまう部分もなくはないのですけどね。受けの良い表情や仕草を、十分に意識しているような感じもありましたから。それでも、そんな部分すらかわいい。その上、さすがに舞台慣れというか視線慣れしているだけあって、アクシデントにも冷静に対処してしまう度胸の良さ。セットの隙間にしっぽが挟まってしまい動けなくなる事態が起こったのですが、それでも、自力でしっぽを引き抜きながらセリフを言い、最終的にはいつものタイミングにいつもの位置で芝居を続けているんですもん。その間、大人の手助けなし。行く末恐ろしや〜。1998年生まれってことは、12歳? 小6? ってことは、かなりの小柄ちゃんなんだ。あの年頃の子は、急に大きくなったりするけれど…また観られる機会があるといいなぁ、翼Yシンバ。
全体としては、非常にコーラスの厚い、聴き応えのある舞台でした。「サークル・オブ・ライフ」も「ワン・バイ・ワン」も大迫力! ハイエナトリオの歌声も良かったなー。うむ、「LK」はやっぱりこうじゃなくちゃね。そういえば、「めざめ」で美声を聴かせてくれた加藤くんは、かつての港さんと同じ枠ですね(多分)。ダンスがちょっぴりおかしいところまで同じ。うん、歌枠だもんねー。
12周年特別カテコは、フジTVの書道のお姉さん(生野さん…?)の作品を囲んでの「ワン・バイ・ワン」から。金原ラフィキの「イバンベー♪」、かっこよかった〜。ご挨拶は内田ムファサ。続いて、書道のお姉さんの紹介を田中ザズ&川地スカー&飯村シンバで。ラストは、「サークル・オブ・ライフ」で〆。
記念品はロゴ入りのボールペン。軸の色は、各色あったようですが、私はオレンジをいただきました。
マンマ・ミーア! 10.12.16マチネ
〔CAST〕
ドナ・シェリダン:濱田めぐみ ソフィ・シェリダン:江畑晶慧
ターニャ:八重沢真美 ロージー:青山弥生
サム・カーマイケル:阿久津陽一郎 ハリー・ブライト:明戸信吾
ビル・オースティン:野中万寿夫 スカイ:田中彰孝
アリ:木内志奈 リサ:柏円
エディ:大塚道人 ペッパー:一和洋輔
男性アンサンブル:田辺容 杉原剣 友部正輝
大空卓鵬 正木棟馬 渡井真一 河野駿介
女性アンサンブル:小島由夏 観月さら 小林英恵
細見佳代 海野愛理 大場沙耶 合田友紀
演出:フィリダ・ロイド
音楽スーパーバイザー・追補・編曲:マーティン・コッシュ
振付:アンソニー・ヴァン・ラースト
企画・製作・日本語版歌詞:浅利慶太
上演時間:2時間45分(含・休20分)
実は、諸般の事情により、今回が正真正銘の初見。観劇というものは、一定の条件が揃っていないと、もしくは無理やりでも揃えられる状況でないと、できないものなんですよね。…まぁ、そんなこんなで、今回の凱旋を待ちわびていたのです。初見とは言っても、海劇場こけら落とし公演にして初演だっただけにメディアへの露出も多く、実際には観ていないにも関わらず、ストーリーも舞台運びも、もちろん曲も、おおよそのところは知識として入っているという不思議な状態。それでも、「おぉ〜、あれが‘足ひれ隊’かぁ」とか、「あのハンドドリルは、ああいう経緯で手にしているのかぁ」とか、場面転換の度にわらわらと登場して作業し、何食わぬ顔で次のシーンに繋げていく役者さんに驚いたりとか、目の前で(って言ってもC席からですけど)繰り広げられる生「マンマ」に感慨ひとしお。その感慨にとどめを刺してくれたのが、カテコでのダディーズでした。えぇ、話では聞いていました。が、あのダディーズって、画像としての露出はほとんどないですよね? もう、とんでもないインパクトでしたよ! それまでの感慨も感想も全て吹っ飛びましたから! はい、私の初「マンマ」は、カテコのダディーズに持っていかれましたっ。スカイのドレス姿なんて目じゃないと思う! 観劇前の心づもりでは、カテコはC席から客席全体を眺めて楽しむ予定だったのですが…、そんな余裕はなくなってしまいましたよ。もしかして、アレがこの作品一番の見せ場なんじゃ…?
…、カテコの話だけでは何なので…^^; 無理やり本編の感想を掘り起こしてみると、やはり「この手をすり抜けて」が一番に来るかな。弟の結婚式のことを思い出して、涙々でしたから。年の離れた弟なので、半分以上は母気分なのです。今も昔も。弟も、「姉というよりは、もう一人の母親みたいなもの」って言っているそうだし。母娘と姉弟では、その結婚において抱く思いも違うとは思うけれど…、それでも、あの時は嬉しさや寂しさよりも「あの小さかった子が!」という感動が大きくて涙が止まらなかったんだよなぁ〜なんて思い出したら…、あ、また涙が(笑)。なんだか、今後、観るたびに泣いちゃいそうだな、私。
もう一つ、印象に残っているのが、父親を招待したソフィに対してスカイが怒りを見せる場面。…なんで? ドナが怒るのならわかるんだけど…。別にスカイの親を勝手に招待したわけじゃないんだし、あれはソフィの問題なんだから、ソフィの判断でソフィの気の済むようにさせとけばいいんじゃないの? 事前に相談がなかったから? でも、やっぱりソフィの問題なんだから、相談も許可も必要ないんじゃいの? 事後にせよ、報告はあったんだから良いじゃない。それに、結婚式が利用できるならば、利用すれば良いんじゃないの? …はっ!「純白の結婚式」に憧れているのはスカイの方なの? ソフィに便乗しているうちに、スカイの方がその気になっちゃったとか? ん〜、こういう「隠し事なし」とか「何でも相談して一緒に解決」とか、良くわからない感覚なんだなー、私。むしろ、「言わないで良いことは、あえて言わない」、「自分で解決できることは自分でやる」タイプなんで。…あー、だから、「アンタは恋愛には向かない」って言われるのかー。でも、ま、スカイとソフィも、幸せに旅立って行ったんだし、良いか。カップルの数だけ、幸せの数もあるんだもんね。
後は…、真美さんのお胸&おみ足にくぎ付け! ペッパーの気持ちはよ〜くわかる!!、とか、
ロージー&ビルのシーンが好き!、とか、
アリとリサは、どっちがどっちだかわからない、とか、
江畑ソフィのほっぺはつまみがいがあるだろうなー(私もむにゅむにゅしたい)、とか、
明戸ハリーの「つれあい」のアクセントは、あれが標準なの?、とか。
美女と野獣 10.11.24マチネ
〔CAST〕
ビースト:福井晶一 ベル:坂本里咲
モリース:石波義人 ガストン:田島亨祐
ルミエール:百々義則 ルフウ:赤間清人
コッグスワース:青羽剛 ミセス・ポット:遠藤株生
タンス夫人:大和貴恵 バベット:長橋礼佳
チップ:牧野友紀 ムッシュー・ダルク/男性アンサンブル1:川原信弘
男性アンサンブル:2)布施陽由 3)ファン・ソンヒョン 4)香川大輔
5)安江洋介 6)安芸雅史 7)林晃平 8)沢樹陽聖 9)江上健二 10)熊川剣一
女性アンサンブル:1)時枝里好 2)渡辺由紀乃 3)福岡唯子 4)森田江里佳
5)倖田未稀 6)松田未莉亜 7)高橋亜衣 8)渡辺夕紀 9)市村涼子 10)大石眞由
オリジナル演出:ロバート・ジェス・ロス
作曲:アラン・メンケン
作詞:ハワード・アッシュマン ティム・ライス
台本:リンダ・ウールヴァートン
振付:マット・ウェスト
日本語台本・訳詞・日本版演出:浅利慶太
振付協力:加藤敬二
上演時間:2時間50分(含・休20分)
日本初演15周年の「BB」。会場は、15周年祭というよりは、すでにクリスマス一色。そこかしこにクリスマスオーナメントがディスプレイされ、華やかさ満点でした。
さて、2か月ぶりの「BB」。福井ビーストは2ヵ月半ぶりです。おぉ〜、福井ビースト、根っこがバン!と張った感じですね。元々安定感のある方ですが、、ビーストとして筋が通ってきたというか。なんとなく、堅気の御嬢さんに恋してしまった野獣組若頭っぽくもあるのですが(笑)。癇癪を起したり、自分の姿に開き直りを見せる悪露趣味風味の箇所とか…、特に一幕目はね。偽悪的に振る舞った直後、しょんぼりと反省する姿なんかも。一幕が思いきり若頭的なので、二幕でのかわいらしさが際立ちます。純情一直線! で、さらに進んでラスト、人間に戻ってからの、自信に満ちた気品漂う態度。一粒で三度美味しいビーストでした。ディズニーものらしく、とってもわかりやすい! やはり、ビーストがこれだけはっきりと変化を見せてくれると、物語としての流れもスムーズに感じられます。うん、会場にお子様の姿が多いのも納得ですね。
歌声はもう開幕週から文句なし!なのですが、ビーストキャラの変化とともに、歌声に乗せる感情変化もお見事! 一幕ラストの「愛せぬならば」の悲しさと激しさは圧巻でした。はぁ〜、良いお声だ。
今回のお目当ては初見の石波モリース。
ふふ、きっと、若いころは散々女性を泣かせてきたんでないの?って感じの、ダンディズムとやんちゃさのあるモリースでした。発明品の薪割り自動車(?)が故障していじけちゃうところとか、ベルの言葉で元気を取り戻すところはとってもキュート。その反面、さりげなくベルをエスコートする仕草とか、ちょっとした振り返り方とかはなんともダンディ。お城でのバベットとのやり取りなんかも、「おー、ずいぶんと手馴れてますね〜」って感じです。石波さん、夜の銀座のオネエサンたちにもてそうだわ(笑)。
歌の方も、あの難しそうなモリースのナンバーをそつなく歌いこなされてました。あのナンバー、相当難しいですよね? お経になっちゃってるパパも多いですもん。まぁ、お経の場合もそれはそれでパパっぽくて微笑ましいのでOKなのですが、歌っていただけるとなおうれしいものです。ナンバー途中でのベルとのちょっとしたダンス(?)というか、振り付け(?)にも、女性として成長した娘への愛情みたいなものが感じられて、温かい気持ちになれました(^^) あれじゃあ、ベルがファザコン気味になるのも無理はないよなぁ。
それから…、そうそう、ルミ&コッグス&ポットの三人組は、今回の組み合わせだと(見た目)同世代っぽくて、仲良し度もUP。さすがに青羽コッグスの「早く引退」には違和感を覚えますけど(笑)。でも、年齢的にも貫禄度でも、全く「召使の長」ではないあたりが青羽コッグスの持ち味なんですよねー。
赤間ルフウは、相変わらず美声。あのキャラからあんな良いお声が飛び出してくるという意外性込で、お気に入りのルフウです。
百々ルミは「BB」東京開幕から連投21週目! 予想通りというか予定通りというか、素晴らしい頬のこけっぷりです(^_^;) 開幕週はあんなに(珍しく)ふっくらしていたのに〜。お声もちょっと荒れ気味かな。それでも、あの温かみのあるお声は健在。グニグニと変形自在なお顔も。セリフの間や、ちょっとしたアクセントも、少しずつ変わってきているようです。うん、そうだよね、ビーストの福井さんがあれだけ変化しているんだから、それに対応して変わってきて当然だもの〜。そして、長期連投だからこそ、その変化を楽しめる! ファンとしてありがたいことです。…、お休みもしていただきたいんですよ、もちろん。
長橋バベとは、大人のカップル。ベルの部屋の前でのいちゃいちゃぶりは、ほんのりと18禁モードでした。やっていることはいつもと同じなんですけどね、醸し出す雰囲気が…(#^.^#) 二人で後方へはけるときも、やたらとしっとりとした空気でしたから!
そういえば、「あれ?清川くん、ずいぶんとごつくなったなー」と思ったら、江上さんでした(^_^;)
カテコでのご挨拶は百々ルミから。いつもの、きっちりはっきりした正しい開口でのご挨拶でした(笑)。内容は定番の、15年間のお礼と感謝、これからもご支援ください。そのあと、「BOG」のラスト(シャンパンのあたり)を全員で。踊る福井さんと石波さんが、ダントツでキュートでした!! う゜〜、かわいすぎるっっ!!
記念品は、薄い板状のマグネット。すでに冷蔵庫に張り付いておりますw
美女と野獣 10.09.23マチネ
〔CAST〕
ビースト:飯田洋輔 ベル:坂本里咲
モリース:林和男 ガストン:田島亨祐
ルミエール:百々義則 ルフウ:赤間清人
コッグスワース:吉谷昭雄 ミセス・ポット:竹原久美子
タンス夫人:大和貴恵 バベット:長橋礼佳
チップ:牧野友紀 ムッシュー・ダルク/男性アンサンブル1:川原信弘
男性アンサンブル:2)布施陽由 3)ファン・ソンヒョン 4)香川大輔
5)安江洋介 6)安東翼 7)林晃平 8)沢樹陽聖 9)清川晶 10)熊川剣一
女性アンサンブル:1)時枝里好 2)渡辺由紀乃 3)福岡唯子 4)森田江里佳
5)吉田千恵 6)世登愛子 7)加藤あゆ美 8)渡辺夕紀 9)市村涼子 10)小川飛鳥
今回のお目当てその1はもちろん飯田ビースト!
東京初登場ですもんね。登板後1週間、なかなかに良いタイミングではないですか。かわいいですねー、飯田ビースト。ビーストはキャラクターそのものがかわいいのですが、飯田ビーストは幼くて未熟な感じが濃厚。初めての恋に右往左往する様子が、単純に微笑ましいのです。思春期真っ只中の青少年ぽくてね。あんなビーストメイクなのに、2階後方席でもはっきりと判別できる表情変化も素晴らしい! 特に目の表情。元々はそんなに大きな目ではないと思うのですが、あのクルンとした目の動きはメイクとの相乗効果なのでしょうか? 上目遣いでベルを窺ったり、しょんぼりと床を見つめたり・・・。この野獣は、人としての成長をしないままに、時を過ごしてしまったんだな、ってことが良く伝わってきます。そして、幼いだけに、人として(野獣として?)の成長も鮮やか。言葉が足りず、気持ちを上手く表せないが為の癇癪癖が、周囲の助言に耳を傾けることを知り、表現方法を身につけるに従って治まっていく様子は、おとぎ話に託されている心理教育の見本のようでもありました(笑)。福井ビーストは性格的な真っ直ぐさで意図的に学び、飯田ビーストは幼さからくる単純さで吸収しているって感じでしょうか。飯田ビーストの元気一杯の「ピンクだっっ!!」は幼稚園児のような素直さ満載でしたもん。
飯田ビースト&里咲ベルの組み合わせはどう見ても姉弟。今後も、ベルがビーストの教育係を兼ねるんだろうな。ベルの掌でコロコロ転がされ、それに幸せを感じているビーストが簡単に想像できるようなカップルでもありました。
お目当てその2は赤間ルフウ。
・・・あれ? こんなに丸い方でしたっけ? 分厚い肉襦袢を着込んでいるとか? 丸々としたドングリのようなルフウでした。ガストンに小突かれてはコロンと転がる姿がなんともキュート。そう、ドテッとかバタッではなく、あくまでコロンと転がるのです。起き上がりこぼしのようです。もう立ち上がらずにそのまま転がって移動しちゃっても良いよ!ってくらいに、見事な転がりぶり。それだけに、2幕のお城襲撃シーンでのドアマットさんとのアクロバット(?)では、大きな拍手が起こってました。多分、皆、あの丸っこいルフウが、あんなアクロを披露してくれるなんて思っていなかったのでは!?
お声もさすがに良いですねー。その体型のままに柔らかくて耳当たりの良いお声。ルフウの歌う曲の歌詞って、口語的な言葉が多くて音楽に乗せにくそうなのですが、そんなことは微塵も感じさせずに余裕たっぷりに聴かせてくれます。のんびりとしていて一本どころか三本くらい抜けていそうなルフウでした。
お目当てその3は長橋バベ。
長寿バベよりはかなり大人な雰囲気のあるバベさんですねー。長寿さん長橋さんの実年齢は存じ上げませんが、長寿バベ&百々ルミだと、一歩間違えると援交にさえ見えかねない危険さが漂っていましたから! まぁ、援交っぽくても、若い女の子に振り回されることを楽しんでいるオジサマの図ってのも面白かったので、それはそれでOKなんですが。長橋バベ&百々ルミだと、それなりに大人の関係を楽しんでいるカップルに見えます。特に、人間に戻った後の掛け合い→追いかけは、かなり色っぽい雰囲気が漂っていてよろしいなーと(笑)。「いいオトナが何バカなことを・・・」を思った直後に、周囲ピンク色な感じでしょうか。
百々さんは、前回観劇時(9/1)に比べると、格段に活き活きキラキラでした! 華やかさも復活しつつあったし。あの調子ならば、もう少し連投しても問題なさそうです。でも、11月の記念日まで連投する・・・のもどうかと思うので、ここらで一息いれて、11月中ばあたりに復帰してくれると良いのにな〜なんて都合の良いことを考えている私です^^; で、そのままクリスマスまで連投する!! 完璧っ!
大井町公演観劇5回目にしてようやく全体を眺められるようになってきたような気がします。オペラグラスを使うタイミングもわかってきたし(笑)。こうなってきて初めて、アンサンブルさん一人一人が気になりだすのですが・・・。問題は、こまめに通うにはちょっとばかり遠いってことでしょうか。ん〜、慣れ、なんだろうけどな。
赤毛のアン 10.09.16マチネ
〔CAST〕
アン・シャーリー:笠松はる マシュー・カスバート:日下武史
マリラ・カスバート:木村不時子 ステイシー先生/スローン夫人:五東由衣
ギルバート・ブライス:斎藤准一郎 ダイアナ・バリー:山西里奈
レイチェル・リンド夫人:中野今日子 バリー夫人:横山幸江
スペンサー夫人/パイ夫人:原田真理 ブルーエット夫人:金原美喜
マクファーソン夫人:佐藤夏木 店員ルシラ:松本奈緒
ジョシー・パイ:吉良淑乃 プリシー:桜小雪
ベル:高野唯 ティリー:奥平光紀
ルビー:菅谷有希 フィリップス先生:鈴木周
郵便配達アール/チャーリー:鈴木智之 農夫セシル:近藤聡明
牧師/駅長:玉真義雄 キット:山本道
ジェリー:名児耶洋 ムーディー:大空卓鵬
トミー:笹岡征矢
前回公演から2年・・か・な? とりあえず、今回もお元気な日下マシュー(&木村マリラ)に会えたことで、私的四季版「アン」は8割以上OKです! 全く「ミュージカル」的な歌唱力を期待できないにも関わらず、こんなにも「ミュージカル」的に情感を篭めて歌えるのは、この二人をおいていないでしょう。歌部分だけを取り出してしまったら何の意味も持たないだろうに、舞台上に立った二人がが訥々と危なっかしく歌い始めたとたんに、無口で口下手な二人の不器用な告白に聴き入らずにはいられなってしまうんですよね。舞台人としての、お二人の存在感のなせる技なんだろうなぁ。
キャストはほぼ一新。続投組&スライド組がほんの一握り。アールの鈴木くん、かわいいなぁ〜、でもどこかで見たことあるなぁ〜なんて思っていたら、鈴木くんもトミー→アールのスライド組でした。子ども組は完全入れ替えっぽいなぁ。PTA組はスライド+新顔ですが、なかなか豪華な顔ぶれですよね。女声コーラスなんて、本当にステキでしたもん。「婦人ボランティア」とかね。
さてさて、新顔チェックならば、やはりまずははるアン。
↑にも書いたように、マシュー&マリラの歌声がミュージカルとは思えないものなので、そこに加わるはるちゃんの歌声は、良くも悪くも非常に大きな力を持っています。正直、一幕は、「はるちゃん、ムダに歌が上手すぎ・・・」となんとも贅沢な不満さえ持ってしまったりもして。はるちゃん自身のキャラクターも加わって、ものすごく優等生キャラのアンに感じられてしまったのです。不安で寂しくて、感情のコントロールが苦手で・・・というような不安定さが感じられないのですね。が、二幕に入るとその優等生的な安定感が、マシューとマリラの愛情を受け、友人にも恵まれたアンの伸びやかさに思えてきました。そうなると、持ち前の歌声とはるアン像もピタリと重なってきまして、「あぁ、これがはるちゃんのアンなんだ」と素直に受け入れられるようになりました。ダイアナでも観てみたいなぁ・・・。キャスティングはされていないけれど、追補で・・・とかないかしら?
アンの腹心の友・ダイアナ・山西さん。
アンとダイアナとなると、次は「ふたりのロッテ」!?と連想してしまうのですが、この二人ではちょっと無理かな(笑)。メイクや仕草で似せるにも限度ってものがあるでしょうから。大柄でおっとりとしていて・・・っていう、原作の設定にはかなり近いダイアナだと思います。お声も、スパーンとしたクリアーなタイプではなく、どことなくぼんやりとした紗に包まれているようなタイプ。何をするにもワンテンポ遅れた反応が返ってきそうなあたり、真綿で包まれ、大切に育てられた女の子って感じがします。いやだって・・・、山西さんご本人が踊れる方がどうかは存じませんが、山西ダイアナが踊っている姿って、なんとも不思議なんですもん。
准ギルバート。
准・・・と来ると、チスと続けたくなる私・・・^^; 多分、チス以外ではお初じゃないかな? マンゴは洋くんでしたよね? 「S&D」はどっちだったかな? 太郎坊は准くんでしたっけ?
ま、どのみち、准くんの歌声を聴くのはお初な私です。歌・・・、良いじゃないですか〜。お声そのものが良いような気もするし。はるちゃん相手に大健闘だと思います! はるちゃんと「互角」ではないのは当たり前。でも、ダンスはもちろん問題ないし、今の段階でこれだけ歌えるのならば今後が非常に楽しみ〜♪ 「握手しよう!♪」での力強いアレンジなんて、ちょっとしたものでしたし。あ、スプーンレースでの裏工作(笑)は、とってもわかりやすかったです。あれで、大人達から指導が入らないのって・・・^^;
後は・・・、
五東ステイシー先生のステイシー先生らしさが大好き!、とか、
リンド夫人がマリラの幼馴染みらしいキャスティングになっていて、キュートなコミカルさからオバサンなコミカルさに変貌していた、とか、
ジョシー・パイのキャスティングは毎度毎度絶対に人選ミスだと思う!、あれで「あの顔でずいぶん図々しい」のならば、世の中大迷惑な人ばかりになってしまう〜、とか、
プリシーとルシラが一人二役から、それぞれ個別のキャスティングになっていた、とか。
美女と野獣 10.09.01マチネ
〔CAST〕
ビースト:福井晶一 ベル:坂本里咲
モリース:林和男 ガストン:田島亨祐
ルミエール:百々義則 ルフウ:遊佐真一
コッグスワース:吉谷昭雄 ミセス・ポット:織笠里佳子
タンス夫人:大和貴恵 バベット:長寿真世
チップ:川良美由紀 ムッシュー・ダルク/男性アンサンブル1:川原信弘
男性アンサンブル:2)布施陽由 3)ファン・ソンヒョン 4)シン・フンスン
5)安江洋介 6)安芸雅史 7)林晃平 8)沢樹陽聖 9)清川晶 10)熊川剣一
女性アンサンブル:1)小島由夏 2)渡辺由紀乃 3)福岡唯子 4)森田江里佳
5)吉田千恵 6)松田未莉亜 7)加藤あゆ美 8)木許由梨 9)倖田未稀 10)宮尾有香
お友達の同行者さんの代打としてお声掛け頂きました。私としてはタナボタ的なラッキーでしたが、とても楽しみにされていた同行者さんは本当にお気の毒。今回は、代わりに私がしーっかり楽しませていただきましたが、次の機会にはぜひピンクでハートでキラキラな世界をお楽しみ下さい。
前回観劇時は後席の迷惑親子にイライラさせられ通しだった分、今回はゆっくりと物語世界を楽しむことができました。時々聴こえてくるお子さまたちの歓声や笑い声も、良い効果を生み出しています。それにしても、お子さま(特に女の子!)、多いなぁ。・・・あれ? お子様たち、学校は・・・? 幼稚園はまだ始まらないのかしら?
今回のお目当てその1は林モリース。
モリースの歌って、どなたが歌っても微妙だと思うのは、おそらく私だけではないはず(笑)。なんだか、地を這うような低音続きで変化にも乏しく、下手すると「お経!?」ってことに・・・^^; そんなパパの歌ですが、林さんの場合は持ち前の美声をマックスに有効利用。メロディーはもう変えることはできませんが、声の良さで聴かせることはできるんですねぇ。なるほどー。
松下パパに比べると、シャキシャキとした言動も印象的。「もう年なの」とか「老いぼれのじじぃ」って言葉は、まだ早いような気もします。ベルに対しても、ただ優しいパパであるだけではなく、そこはかとなく父の厳しさも漂わせているように感じられました。林パパならば、ビーストの行動に喝を入れてしかりつけることもできそう。そういう人が必要だったんだろうな、ビーストには。
お目当てその2は織笠ミセス・ポット。
かなり知的な印象。「女史」って言葉が似合いそうなポットさん。歌声は、高音部分だけでなく、低音部分にもきれいにビブラートがかかっているいように聴こえます。「ビューティー&ビースト」は温かく包み込むタイプの歌声というよりは、背景の一つとしてサラサラ流れて行くような歌声。押し付けがましさのない「ビューティー&ビースト」は、ベルとビーストの物語は、魔法を解くためではなく、二人の気持ちで進んで行っているんだな、と再確認させてくれます。魔法を解くための愛情のやり取りでは、あまりにも味気ないし、そんな愛情では魔法が解けることはありませんものね。
福井ビーストは相変わらず真っ直ぐに大真面目に癇癪を起こして、真っ直ぐに大真面目に恋心と向かい合っていて、真っ直ぐに大真面目に不器用な正直者への道をまっしぐら状態。福井ビーストを観ていると、罰を受けるべきは王子本人ではなく、「ああ育ててしまった」周囲の者たちだよなぁ〜なんて思ってしまったりもします。「驕り」って自分では気付けないから怖いんだよなぁ。
百々ルミは・・・、ん〜、ちょっとお疲れさんかな。歌い上げる部分を、語りかけ唱法に切り替えているようなのは、必然なのか故意なのか・・・。でも、表情筋の大活躍はいつも通り・・・いつも以上? あの口元とか眉とか・・・ゴムでできているんじゃかと思うくらいに、グネグネと単独行動をとっていました(笑)。特に口角の可動角度はスゴイと思う! バベさん追い回しや、ベロニクさんへのちょっかいは元気一杯。・・・、幼稚園児を相手にしている保父さんのようでもありますけど^^; でも、いいの。あのせっかく沸いて出ようとしている色気を、直後の行動&仕草で楽しいお遊戯に見せてしまうところが、百々ルミのジェントルだと私は思っているから!
美女と野獣 10.08.22マチネ
〔CAST〕
ビースト:福井晶一 ベル:坂本里咲
モリース:松下武史 ガストン:田島亨祐
ルミエール:百々義則 ルフウ:遊佐真一
コッグスワース:吉谷昭雄 ミセス・ポット:遠藤珠生
タンス夫人:大和貴恵 バベット:長寿真世
チップ:川良美由紀 ムッシュー・ダルク/男性アンサンブル1:川原信弘
男性アンサンブル:2)赤間清人 3)ファン・ソンヒョン 4)シン・フンスン
5)安江洋介 6)安芸雅史 7)沢樹陽聖 8)石野喜一 9)清川晶 10)熊川剣一
女性アンサンブル:1)小島由夏 2)渡辺由紀乃 3)福岡唯子 4)森田江里佳
5)吉田千恵 6)世登愛子 7)加藤あゆ美 8)木許由梨 9)倖田未稀 10)小川飛鳥
今回は、夫、両親との観劇。引率者は妹と私。大人ばかり五人での家族ツアーでした。お席は2階最前列(妹ががんばってくれました。感謝!)。夏劇場の2階席はお薦めなのですが、2階最前列はさらにお薦め!! 手すりが低目に作られているようで、邪魔にならないのですよ! これってかなりのポイントなんですよね〜。小柄な両親でも楽な姿勢で楽しめる♪ 足元も広めなので、横に若干大きめな夫も楽々です。しかも、舞台が近い。ほとんど、オペラグラスなしでOKでしたもの。よし、今度は、夫のご贔屓の佐野さん登板時にも、がんばってこのあたりの席を入手・・・できると良いなぁ。夫に、「佐野さんもビーストにキャスティングされているんだよ」って言ったら即喰いついてきたしね、ここは妻としてのがんばりどころ・・・でしょう。うん・・・、がんばる!
さてさて、まずは両親&夫の反応。
父は、「美女と野獣」と言う演目そのものに多少抵抗があったようで・・・(笑)。父権を振りかざしてきた70男ですからね。これは仕方ないか。ケチをつけながらも「母さんが行くなら〜」とくっついて来ては、おとぎ話のストーリーや演出に整合性を求めるあたり、父も年を取ったよなぁ〜などとも思ってしまいます。
母の方は、楽しんでいましたね〜。元々、とても楽しみにしていたようだし。「BOG」のシャンパンシーンでは仰け反って驚き、「ピンクだ!」には気持ちの良いほどの反応を見せ、福井さんの歌声にはうっとりと聴き入っていた様子。この調子だと、誘えばリピにも乗りそうだな〜。
夫は、コッグスがお気に召したよう。城内探索ツアーでの「バラックでなければ〜」であんなに受けてる人って、初めて見ましたよ! 逆メガホンなんて、涙流しそうな勢いで笑っていたし。あのベタベタなオヤジギャグがたまらないらしいです。同類の匂いがするんだろうか? まぁ、この夫は、「ウィキ」開演前注意アナウンスの「ま、法により〜」でもバカ受けしてた人だからなぁ^^; 帰路の電車内でもコッグスの話を延々と(笑)。きっと、目の前にコッグスが現れたら、モリースよろしく大感激するんじゃないかと。他には、やはりマグダンス&「BOG」が印象的だったようです。帰宅後、マグカップでマグダンスの再現しようとしましたから! や・め・て!! それ瀬戸物だから! 割れるからっっ!! 「BOG」は「甥っ子&姪っ子にも観せてやるんだ!」と伯父パワー大全開。甥っ子のパパ(夫の弟)に、「しかるべき年齢になったら、劇場へ招待するからヨロシク!」とメールし、私には「ちゃんと一番良い席を用意してよ!」と。えぇ、「それはもちろんイエスです!」 伯母ちゃんもがんばります。だから、後5年くらいロングランしていてください。あ、2年で引っ越してその3年後に東京リターンでもOKですよー。
各キャラクターにも興味津々。パンフを眺めながら、一人でなにやらブツブツ確認しておりました(笑)。夫、どうしてもベロニクさんの正体がわからなかったらしく、「あのグニャンと曲がったのを背負っていた女の人は何? あれだけがわからなかったー」と。お気に入りはナプキンガールズとドアマット、ムシュー・ダルクだそうです。そうそう、ルミの蝋燭でタバコの火をつけてもらう夢もできたようですw
で、私の感想も少しだけ。
百々ルミは、開幕当初ほどの勢いはないものの、丁寧で細やかな演技。ハイテンションなルミも好きだけど、やっぱり一番好きなのは、人間に戻った後のバベさんの「嘘付いたのね!」への「うん・・・〜」。ちょっぴり伏せ目で、バベを眩しそうに見ながら、噛み締めるようにしっかりと言う言葉が大好き。・・・直後にいつものハイテンション気味のキャラに戻っちゃうんですけどね。百々ルミのキャラからすると、あの一瞬だけ見せる表情が本当のルミなんじゃないかと。
遠藤さんのミセス・ポットは、大進化中ですね。もちろん、開幕週からハイレベルでしたが、深味が出てきたというか・・・。「ビューティ&ビースト」なんて、低温抽出中な感じでじっくりしっとりと聴かせてくれちゃいました。しかも、チップのママ世代にふさわしい若々しさも感じられるってあたりが高得点なのです。
そろそろ、プリンシパルキャストにも動きがでそうな今日この頃。次はいつ観られるかな〜。
・・・・この先は、ちょっとネガティブな内容になってしまうので↓に入れておきますね。読みたくない方はココまでにしておいてください。あ、舞台そのものではなく、客席の話です。
サウンド・オブ・ミュージック 10.07.31マチネ
〔CAST〕
マリア:笠松はる トラップ大佐:芝清道
修道院長:秋山知子 エルザ:西田有希(劇団俳優座)
マックス:勅使瓦武志 シュミット:大橋伸予
フランツ:川地啓友 シスター・ベルテ:佐和由梨
シスター・マルガレッタ:矢野侑子 シスター・ソフィア:あべゆき
ロルフ:岸佳宏
フォン・トラップ家の子どもたち
リーズル:五所真理子 フリードリッヒ:竹林和輝 ルイーザ:嶋村英里
クルト:川原一輝 ブリギッタ:石井日菜 マルタ:内田花音 グレーテル:石井晏璃
男性アンサンブル:高橋基史 池田英治 柳隆幸
長手慎介 佐藤季敦 玉真義雄 亀山翔大 天野誠
女性アンサンブル:山本志織 松尾千歳 松本菜緒
佐々木杏珠 小島由実子 深見雅子 趙ミンジョン 伊吹悠
コンダクター:濱本広洋
2ヶ月ぶりの「SOM」は両親と。あらかじめ話してはおいたけど、展開の早さについて行けただろうか? ちょっと心配。
2ヶ月ぶりだと、キャストも随分変わっていました。なんと、大人プリンシパルの半分が入れ代わり(@_@;) しかもトラップファミリー関係者ばかり。新鮮新鮮。
まずは、はるマリア。
リーズルと大して変わらない年齢と言う点から行くとジャストマッチ。瑞々しいマリアでした。何よりも、1幕のまだまだ幼さの残る様子、2幕前半の恋をして女性として大人になって行く様子、2幕後半の妻として母として自信をつけて行く様子と、成長の過程がはっきりと感じられるのがポイント。表情や仕草の変化はお見事です。あの芝さん相手に妻としての懐深さを見せるって、結構すごいことなんじゃないかと。
私の今までの印象では、はるちゃんと言えばウェットな温もりを前面に押し出した歌声だったのですが、カラリと陽性で突き抜けるような歌声もOKなのですね。幅広いなぁ。トラップ邸へ派遣されるシーンの歌声、気持ち良かった!
そだ。トラップ邸に戻る時の衣装が、ライムグリーンになっていました。爽やかさでとてもお似合いです。あ、もう一つ。「ルイーザは両手に蛙を持って登れるのよ」には反応無し。はるマリア、蛙は平気なようです。
芝大佐は、有能なんだろうけど、かなり破天荒な作戦を立て、オリジナリティ溢れる指揮をとる軍人さんなんじゃないかと(笑)。正攻法とは無縁のような気がしますね。マックスなら面白がるけど、エルザにはついていけないだろうな。
「エーデルワイス」は温かさと情熱を込めて。綜馬大佐は、誇りと悲しみが感じれたんですよね。こういう違いって、とてもおもしろいと思います。
五所リーズルは、あまりツンケンしていないようです。あかりリーズルのように、積極的にマリアを排除しようとしているわけではなく、ただ、マリアを警戒しているだけなのかな。そして、あかりリーズルに比べると、かなりおとなしくて控え目。「シャイで臆病、寂しがり屋♪」をストレートに体現しているようです。こうなると、残る染谷リーズルがどんな役作りを観せてくれるのか、楽しみになってくるなぁ。
あ、五所リーズル、姿勢が気になります。猫背ってわけではないのですが、なんとなく前屈みに見える…。特に制服着用時。骨格の問題なのかしら? もったいないぞ。
後は…、
岸ロルフはその長身にびっくり。あんなに、背が高い方でしたっけ? とか、
西田エルザはバリバリ仕事のできるやり手社長に違いない、とか、
大橋シュミットは、ロッテンマイヤーさんみたいだった、とか、
英里リーズルは兄弟姉妹中、一番背が高そうだ、とか、
マックスとグレーテルの微妙な関係がおもしろい、とか、
序盤での「マリア♪」で泣けるのは何故だろう? とか。
美女と野獣 10.07.28マチネ
〔CAST〕
ビースト:福井晶一 ベル:坂本里咲
モリース:松下武史 ガストン:田島亨祐
ルミエール:百々義則 ルフウ:遊佐真一
コッグスワース:吉谷昭雄 ミセス・ポット:遠藤珠生
タンス夫人:大和貴恵 バベット:長寿真世
チップ:川良美由紀 ムッシュー・ダルク/男性アンサンブル1:川原信弘
男性アンサンブル:2)赤間清人 3)ファン・ソンヒョン 4)シン・フンスン
5)安江洋介 6)安芸雅史 7)林晃平 8)石野喜一 9)清川晶 10)熊川剣一
女性アンサンブル:1)池松日佳瑠 2)渡辺由紀乃 3)福岡唯子 4)森田江里佳
5)吉田千恵 6)松田未莉亜 7)加藤あゆ美 8)木許由梨 9)倖田未稀 10)小川飛鳥
ありがたいことに、随分先の手持ちチケを交換していただけました。嬉しー♪ 今回はC席下手。ふむ・・・、ちょーっとプロセニアムアーチが気になるかな。上部の角の丸く張り出している部分がね・・・。デザイン的にはおとぎ話の額縁にふさわしくっていいんだけれど、ベルの部屋のドアの部分とか、ガストンの最期の部分とか、観難い部分も。まぁ、C席ですからね! 贅沢は言えませんけど(笑)。
夏休みのマチネ公演だけあって、会場はお子さま天国でした。前日の「ピーターパン」に比べれば、まだお行儀の良い方だとは思いますが。上演中もお子さまの泣き声やら話し声やら・・・^^; まぁ、笑い声は大歓迎なので、プラスマイナスゼロってところでしょうか。実際、笑い声は多かったですねー。ルフウやガストンのシーンはもちろん、お城でのルミやコッグスたちのやり取り、ビーストのコミカルな仕草etcに素直に反応してケラケラ笑い、「ビー・アワ・ゲスト」やマグダンスでは歓声も上がってました。うん、なんか嬉しい。ビーストの魔法が解けるシーンからラストまでは、劇場全体が「良かったね〜」っていう空気に包まれていたのも嬉しかったなぁ。子どもたちが心底ホッとした顔で見入っているんですよね。うん、やっぱり嬉しい。
東京公演開幕から約2週間ってことは、そのまま福井ビーストもデビューから2週間。素晴らしく「間」が進化していました。当たり前ですが、以前と同じことをしているはずなのに、すっごくおかしい。しかも、そのおかしさの後ろに福井ビーストの真っ直ぐな性格が透けて見えるのです。大真面目だからこそのおかしさというか。なんだか、ちょっと意地悪して困っている姿を見たくなるような感じ。絶対に、大真面目に困ると思うw
終演後、小学校2〜3年の女の子が王子様に恋してました。「格好良かったよねー、王子さま。下敷きとかないのかなぁ?」って(笑)。そういう下敷きって、今もあるんですねぇ。
前回観劇時と印象が変わったのが長寿バベ。前回の時は、ちょっとあまりにも‘品’が・・・と感じたのですが、今回は派手目な目鼻立ちが良い意味でのキッチュな感じをかもし出していました。バタ臭さとロリっぽさがブレンドされいてる感じかな。焼きもちを焼いてみせる表情も、誘惑する表情も、色っぽさよりもロリっぽさ先行。これはヒップラインがスレンダーすぎるのも一因かも(笑)。
百々ルミとのバランス的には、ルミを手玉にとっているつもりでとられいるバベと、振り回されている自分を楽しんでいるルミってところでしょうか。この2週間でお互いのポジションが固まってきたようで、良いバランスが感じられます。
その百々ルミは、開幕2週間にして、既に頬がこけ気味でございました^^; 単に元に戻っただけかも知れませんが。でも「華」の部分は大丈夫! 「ビー・アワ」での帽子の中のハートが、お子さま方のツボを直撃したようで、あのシーンで盛大な笑いを取っていました。うーむ、お子さまのツボ、侮りがたし!
あ、あと、タンス夫人のパンツへの反応もすごかった! お子さまは下ネタ好きだもんねぇ。
美女と野獣 10.07.15マチネ
〔CAST〕
ビースト:福井晶一 ベル:坂本里咲
モリース:松下武史 ガストン:田島亨祐
ルミエール:百々義則 ルフウ:遊佐真一
コッグスワース:吉谷昭雄 ミセス・ポット:遠藤珠生
タンス夫人:大和貴恵 バベット:長寿真世
チップ:川良美由紀 ムッシュー・ダルク/男性アンサンブル1:川原信弘
男性アンサンブル:2)布施陽由 3)ファン・ソンヒョン 4)シン・フンスン
5)安江洋介 6)安芸雅史 7)林晃平 8)石野喜一 9)清川晶 10)熊川剣一
女性アンサンブル:1)池松日佳瑠 2)渡辺由紀乃 3)福岡唯子 4)森田江里佳
5)吉田千恵 6)松田未莉亜 7)加藤あゆ美 8)木許由梨 9)倖田未稀 10)小川飛鳥
待ちに待った15年ぶりの「BB」東京公演です! 華やかで愛らしくて、大団円のハッピーエンド(この際、ガストンの最期は無かったことにする!)。ハートでピンクでキラキラだけど、自分の意思で行動する自立型ヒロインってのもポイントだよなー、などとも思ったりして。ベルにしても、ビーストにしても、ラッキーな巡り合わせや強運とは無関係に、自分の手で自分(と周囲)の幸せを掴み取ろうとする姿が良いのよねぇ。・・・なーんて、そんなこんなよりも、とにかく単純にパァ〜ッと楽しいってことが第一なんだけどね! これ、姪っ子にも観せたいなぁ〜。後5年くらいロングランしてくれれば、連れて行けるのになぁ〜(今、1歳半^^;)。どのくらいのロングランしてくれるのかしら?
さてさて、私の場合、まずは百々ルミですよ! 多分、百々さんを拝見すること自体、2008年「BB」静岡以来になるはず。約2年ぶりの百々さん。登場した瞬間、「わ・・・若返ってる!!」と・・・^^; お休み中(お稽古中)に少しふっくらしたのかな。お顔もツヤツヤだし、魅惑の笑い皺も程よい程度に刻まれているし、何よりも2年前のルミに比べて素晴らしく華がある!! 百々さんって、これまでは味のある手堅いバイプレイヤーって役どころが多かったし、実際、それを武器にしてきたところがあると思うのです。なので、ルミにしても、いくら贔屓目を加味したところで、華やかな恋愛遍歴をもつ伊達男というにはちょっと無理があるかなぁ・・・というのが正直なところでした。でーも! 2010年「BB」東京の百々ルミは違います! 堂々とスポットライトを浴び、スマートに煌びやかなディナーを取り仕切る花形執事そのものですから。加えて、あの百面相に近い豊かな表情と、ファミミュ向けのわかりやすい滑舌。もうね、ディズニーアニメから抜け出してきたようなルミエールです。
また、吉谷コッグスの絶妙な間の取り方も手伝って、ルミ&コッグスの掛け合いの面白さと言ったら! 吉谷コッグスは、ただ立っているだけでも笑いを誘うんですよね。で、すかさずに、ちょいちょいとちょっかいを仕掛ける百々ルミ。その様子を笑いを含んだ呆れ顔で見守る遠藤ポット。私が拝見したことのあるミセス・ポットに比べると、ちょっと若い印象のある遠藤ポットですが、チップのママとしてはこれくらいのバランスが普通(?)なんじゃないかと思います。歌声も優しく包み込むというよりは、しっかりと張りのある逞しさが感じられます。「Never Give Up!!」もパンチが効いていて良かったなー。
新ビーストである福井ビーストは、誰もが予想したであろう通り、とにかく真っ直ぐなビーストでした。 お茶目な可愛らしさや貴族的な傲慢さはあまりなく、とにかくとにかく一直線。全てをALL or NOTHINGで考えていそうな危うさが感じられます。そんなビーストなので、思わず「あ・・・ベル、そんなにはっきり拒絶しないほうが身のためかも〜。逆切れされたら怖いよ・・・」なんて思ったりもしたのですが(笑)。もちろん、歌声もそれに乗せる感情もストレート。今、目の前にある情景に全身全霊でぶつかっているかのようです。比喩でなく、本当に自分の身を滅ぼしてしまいそうな勢いなんだもの。ある意味、ガストンに限りなく近いビーストかも。魔女の呪いをかけられなかったら、間違いなくガストンみたいに成長していたと思う。
そんな真っ直ぐなビーストだけに、狼に襲われるベルを助けに飛び込んで行くシーンは、まさにヒーローでした。あれじゃあ、ベルだって惚れちゃうなぁ〜ってくらいに格好良かった。逆に、ベルとのダンスシーンのぎこちなさは天下一品^m^ あのギクシャクとした感じはスゴイよ・・・。演技じゃないような気もするけれどね(笑)。そして、一番の驚きはラストの王子さま姿が、それなりの王子さまだったこと(←超失礼!)。あの高難度の王子さまヘアー&スタイルを、あれだけ自然に見せるのってかなり難しいんじゃないかと・・・。
後は・・・、
清川さんがソルト枠からペッパー枠に移行していた!、とか、
大和タンス婦人の長身にビックリ、とか、
それから・・・、夏劇場のC席(2階席)はかなり舞台に近いな!、とか(お得感有り!!)、
夏劇場の外観のカラーリングって誰のデザインなんだろう??、とか、
スケジュール調整して、「BB」チケを手配しなくちゃ!!!、とか、
要するに、興奮が抜けきらないのでまとまらない〜、とか。
↓2008静岡公演の時に皆様のご協力を得てまとめたアンサンブル枠一覧です。探しやすいように(私が^^;)、こちらにもコピペしておきました。(2008時より随時修正中)
サウンド・オブ・ミュージック 10.05.27マチネ
〔CAST〕
マリア:井上智恵 トラップ大佐:鈴木綜馬
修道院長:秋山知子 エルザ:坂本里咲
マックス:勅使瓦武志 シュミット:丹靖子
フランツ:川地啓友 シスター・ベルテ:佐和由梨
シスター・マルガレッタ:矢野侑子 シスター・ソフィア:あべゆき
ロルフ:飯田達郎
フォン・トラップ家の子どもたち
リーズル:谷口あかり フリードリッヒ:笠原知也 ルイーザ:増田桜美
クルト:廣瀬孝輔 ブリギッタ:石井日菜 マルタ:内田花音 グレーテル:西山寿奈
高橋基史 池田英治 柳隆幸 井上隆司 佐藤季敦 中橋耕平 奥田直樹 天野誠
遠藤珠生 倉斗絢子 松本菜緒 小島由実子 長寿真世 深見雅子 吉田千恵 伊吹悠
コンダクター:平田英夫
綜馬大佐はおそらく今週で離脱であろうとの確信に近い推測の下、行って参りました。お席はなんと最前列センター! ありがたやー。オペラグラス不要で楽しめるって素晴らしい。舞台に近いと客席の反応さえ計算された効果のように感じられるんですよね。笑い声とかどよめきとか、そんなダイレクトな反応の中に身を置いていられるのって幸せなことです。ダイレクトな反応は私の身の上にも・・・。子供たちが整列しただけで泣けるってどういうこと〜!?
「SOM」のセットは、近くで見るほうが豪華に見えるというも意外な発見。2階3階からだと、紙芝居の風景セットみたいに見えるから(;^_^A 近い方が大きさを感じられるから?
直前に映画版DVDを見直しておいたので、その違いも楽しむことができました。私の印象では、四季版(ALW版)の方がすっきりとわかりやすいかな。各キャラクターの性格設定も単純化され、行動も(おそらく日本人的に)受け入れやすくなっていると思います。きっとALWの感性って日本人に通じるところがあるのでしょう。
もっとも、より複雑な人間造形やストーリー展開が可能な映画と、制約の多い舞台を比べることじたいナンセンスなんですけど。映画は映画の良さを、舞台は舞台の良さを楽しめば良いのですよね。あ、原作本も読んでみないと! あまりに映画が有名なので原作本があることすら忘れていたわ(汗)。
今回もお目当てはもちろん綜馬大佐。
軍人としての優秀さと、人間としての幼さのギャップがたまりません! 全てか無かで行動しようとする大きすぎる振り幅も。絶対に息子たちの方が精神的成熟度は高いと思う。でもそんなところが、大人の男として非常にかわいらしいのです。まぁ、実際のところ、あんな人が夫だったら大変でしょうけど・・・。あ、扱い方さえ飲み込んでしまえば、かえって楽(?)なのかも?
加えて、私の好みど真ん中のあの笑い皺! 感情が昂ぶっている間はカッと見開かれる目が、笑い皺に同化しちゃうのがね、笑い皺好きとしては見惚れるしかありませぬ。マリアが、エーデルワイスの歌詞を忘れなかったのが不思議だわ。私だったらぼーっと見惚れているに違いない。カテコの「綜馬さーん!」に応える笑い皺も◎!
子役ちゃんたちもバランスが良かったです。お互いのタイミングもバッチリ。チビちゃんたちは近くで見るとかわいらしさも倍増ですね。特にグレーテルの寿奈ちゃん。私はラッキーなことに、3回の観劇で3人のグレーテルを拝見することができたのですが、今回の寿奈ちゃんが一番幼く見えました。ぷくぷくな短い手足を不器用に動かしながら、必死についていく姿なんて涙が滲むほどかわいい! この寿奈ちゃんは常に自然体で力みが感じられない普通っぽいところが魅力なんだと思います。マックスおじさんに舐められた指を拭うシーンには脱帽。あの間と大胆な仕草は笑えました! 自然体なのに芸達者・・・。将来が恐ろしい(笑)。
大胆といえば、矢野さん演じるシスター・マルガレッタの顔芸! 笑えた〜。
結婚式でくしゃくしゃになっている佐和さんのシスター・ベルテの表情もステキだったな。
あ、そうそう、オープニングと結婚式シーンって男性シスターもいますよね? 目立たない位置にひっそりと。私の見間違い?
コンダクターの平田さんを間近に拝見したのもお初かな。遠くからなら、お馴染みさんですけど。男性にしては小さめな手ですね。左手の親指の動きが特徴的。思わず一緒になってピコピコ動かしたくなっちゃいました(笑)。
ムダを承知で言ってみよう。綜馬さん、スキンブルにも客演しませんかー? 芝タガーやら野中マンカスがアリならば、綜馬スキンブルだって!! おじさんだらけの舞踏会!! いかがでしょう?
アイーダ 10.05.23マチネ
〔CAST〕
アイーダ:秋夢子 アムネリス:鈴木ほのか
ラダメス:渡辺正 メレブ:吉賀陶馬ワイス
ゾーザー:田中廣臣 アモナスロ:川原洋一郎
ファラオ:岡田隆生 ネヘブカ:松本昌子
男性アンサンブル:大塚俊 大森瑞樹 田井啓
小野功司 海老沼良和 深堀拓也 森健太郎 品川芳晃
女性アンサンブル:松本昌子 小笠真紀 小川飛鳥
大石眞由 高橋亜衣 小島光葉 濱田恵里子 長島祥
今回は、妹と共に両親引率での観劇です。通常生活では常に「俺様一番!」な父も、最近は観劇マナーをマスターし、携帯も自ら電源オフにしてくれるようになったので(以前は喧嘩腰で切らせていたw)安心して誘えます(笑)。
さて、今日のお目当てその1は、ほのかアムネ。
うわー、かなり肉感的なボディーラインですね(*^_^*) ちやほやと大切に育てられた、自由奔放&天真爛漫なお嬢さんって感じでしょうか。ふっくらとした頬のラインが、何不自由のない裕福な暮らしと我儘だけど素直なかわいらしさを窺わせます。苫田グリンダ(苫ちゃん限定w)が15年くらい経つと、ほのかアムネになりそう(笑)。前半は幼稚さが目立っていて王女としての品も威厳もあったものじゃないのですが、後半になると一気に老成の域にまで突き進んでしまうあたりが、アムネリスが受け止めなければならない残酷な運命を見せつけてくるようです。・・・、まぁ、確かに実年齢的な問題はあるような気もしますが・・・、そこは想像力で脳内補完です。きっと、ほのかアムネの場合は、二十歳過ぎに婚約してすぐに結婚するはずだったのに、ぐずりんなお相手のせいで9年も経っちゃったんですよ!
ほんのりハスキーでありながら、高音楽々な歌声には大満足! ほのかさんの歌声、大好き!
お目当てその2は、夢子アイーダ。
気位が高く気も強ければ癇も強い、「高貴な生まれですっっ」とプラカードを立てて歩いているようなアイーダでした。夢子ちゃん、目元が強いから余計に強さが強調されるのでしょうね。さらに、セリフ回しもくっきりはっきり必要以上に明晰だし。そんなあたりからの怜悧な印象もあるので、ヌビアを救い、自身を救うために計算ずくでラダメスを篭絡しようとしているようにも感じられます。ま、結局は、自ら策に嵌ってしまうあたりが王女も一人の女性なんだなって感じなのですが。
歌の方もそのイメージと同じく終始強め。緩める部分がほとんどないので、付き従うヌビア人も大変だろうなーと(笑)。その強さが存分に生かされた「神が愛するヌビア」にはゾクゾクさせられました。これならばついて行くのがどんなに大変でも、付き従おうとするだけの説得力があります。
見るからに鋭い夢子アイーダと、どこかぼんやりフワフワとしたほのかアムネの組み合わせは、全てにおいて対照的で非常におもしろかったです。この対照的な二人の最終的に立たされる位置が、そのイメージとは逆であることもわかりやすいし。
エピローグの博物館シーンで、巡りあったアイーダ&ラダメスを見つめるアムネの視線も良かったなぁ。柔らかく、母性すら含んでいるようでいて、同時にほっとしたような安堵の笑みもあるようでいて。
アンサンブルさんでは、やはりさすがの大塚さん。目を惹きます。そして、どういうわけかどこにいても私の目に飛び込んで来るのが大森さん。なーぜー!?
終演後、母と話したのですが・・・、「ラダメスは予定通り素直にアムネリスと結婚して、アイーダを側室にすればいいんだよね! で、王権譲渡されたら、即刻ヌビアと友好関係を結ぶ!! ほーら、全てが丸く治まって万々歳じゃない?」、と。まぁ、そんな話ならば、舞台で繰り広げる意味が全く無くなっちゃうんですけどね(笑)。
「踊ろう」イベントは・・・、さすがにパス。トーク系や見学系のイベントなら両親も参加できたんですけど。母は「あなたたち、行って来なさいよ。私たちは見てるから」とのたまいましたが・・・、「踊ろう」は見ているだけじゃ、これっぽっちもおもしろくないと思うよ、お母さん・・・。
サウンド・オブ・ミュージック 10.05.21マチネ
〔CAST〕
マリア:井上智恵 トラップ大佐:鈴木綜馬
修道院長:秋山知子 エルザ:坂本里咲
マックス:勅使瓦武志 シュミット:丹靖子
フランツ:川地啓友 シスター・ベルテ:佐和由梨
シスター・マルガレッタ:矢野侑子 シスター・ソフィア:あべゆき
ロルフ:飯田達郎
フォン・トラップ家の子どもたち
リーズル:谷口あかり フリードリッヒ:笠原知也 ルイーザ:飯塚萌木
クルト:川原一輝 ブリギッタ:片岡芽衣 マルタ:鈴木アリサ グレーテル:平井花南
高橋基史 池田英治 柳隆幸 井上隆司 佐藤季敦 北山雄一郎 奥田直樹 天野誠
黒崎綾 倉斗絢子 松本菜緒 佐々木杏珠 長寿真世 深見雅子 吉田千恵 伊吹悠
コンダクター:平田英夫
先週に引き続き、当日券立見席に突撃する予定でしたが、ラッキーなことにC席をお譲りいただけました! しかも、センターブロック通路沿いという、私のお気に入りのお席!! ありがとうございます〜m(__)m
平日マチネの恒例、今回は高校生御一行(中学生かも)と幼稚園児御一行との合同観劇でした。中高生に対して、この演目を選ぶのはまぁ妥当でしょう。幕間に聞こえてくる感想も、なかなかのものだったし。問題は幼稚園児御一行さま。・・・確かに子役は出てる、しかもかなり重要な役として。が、幼稚園児には早すぎるでしょう^^; もう半年繰り下げて「BB」か、もしくはお隣の「LK」あたりにすれば良いのに。夏には自由でファミミュだってあるのにー! 何故にこの演目? お友達、がんばってましたよ? 「せんせー、おしっこー」とか「のど渇いた!」とか声が上がり、上演中の出入りも相当なものでしたが、幼稚園のお友達にしては良くがんばった方だと思います。先生方の必死さも伝わってきたし。が、やっぱり、演目の選択に無理があるよなぁ。お友達にも先生にもお気の毒だと思う・・・。
とまぁ、客席方面は別問題なので、と。
今回もお目当ては、もちろん綜馬大佐。鼻にかかった独特のお声と、精神的な不安定さを押し隠すようなことさらノーブルな歌い方。うーん、やっぱり良いなぁ。「エーデルワイス」は絶対に聴いておくべき! そして、その「エーデルワイス」の途中で立ち尽くしてしまう時の表情も絶対に見逃せません。父を励ますように歌い継ぐクルトに向ける泣き出しそうな表情も。大佐はことあるごとに「私の子供たち」という言葉を使うけれど、この時初めて子供たちの成長を実感したのじゃないかな。子供たちは守り慈しむべき存在だけれど、同時に対等な人間としての同志なんですよね。
年長組の子供たちからは、父親の脆さや弱さを理解した上で、父親を慕い誇りに思っているのがひしひしを伝わって来ます。だからこそ、「私たちだけじゃなく、お父様も愛してくださっているのね」というリーズルの言葉に涙腺が刺激されてしまうのですよ。母亡き後、長女として彼女なりに必死だったんだろうなという、リーズルの内面も覗き見ることができるし。この物語中での、リーズルの受けるダメージはかなりのものだと思いますが・・・、ロルフが最後に見せた心遣いで、そのダメージが修復されていることを願います。がんばれ!
・・・あれ? 綜馬大佐について書いていたはずが、いつの間にかリーズルについてになってしまった・・・^^; これは、リーズルが私にとって感情移入しやすい立場にあるから。年の離れた弟妹を持つ長姉というのは、そのまま私の立場でもあるので。弟妹の知らない両親の姿を知り得る立場であり、また、子供だと言われながら時として大人としても扱われる微妙な立場。特に10代後半の時期というのは、子供でありながら弟妹の保護者としての責任も問われ、さらに自分自身が自立への葛藤と向き合わなければならないのに、そこに政治的な問題にまで直面しなければならないとなると・・・、それはかなり大変な状況なんじゃないかと。うん、がんばれ!
子役ちゃんでは・・・、グレーテルの花南ちゃんがかわいかったなー。小さいだけでもかわいいのに、花南ちゃんは前歯が抜けている最中なんですよね。だから、セリフを言うたびにスカスカ空気が抜けちゃって、なんとも心もとないセリフ回しにw もうそれがたまらなくかわいらしいのですよ! 大人の前歯欠けはみっともないだけなのに、子供だとなんでこんなにかわいいんだろう?
クルトの一輝くんはヤングシンバでしたよね。ヤングシンバな一輝くんには会ったことがあったかしら? 後で調べてみよう。
院長の歌声に泣かされ、シスターたちの歌声に泣かされ、トラップファミリーに泣かされ、マックスおじさんの男意気に泣かされた2時間半でした。よ〜く考えてみると、そんなに泣けるストーリーじゃないのになぁ。不思議な作品だわ。
あ、それから、綜馬大佐から智恵マリアへの手の平へのキス!! あれは、静かな熱さが感じられてステキです(*^_^*)
サウンド・オブ・ミュージック 10.05.14マチネ
〔CAST〕
マリア:井上智恵 トラップ大佐:鈴木綜馬
修道院長:秋山知子 エルザ:坂本里咲
マックス:勅使瓦武志 シュミット:丹靖子
フランツ:川地啓友 シスター・ベルテ:佐和由梨
シスター・マルガレッタ:矢野侑子 シスター・ソフィア:あべゆき
ロルフ:飯田達郎
フォン・トラップ家の子どもたち
リーズル:谷口あかり フリードリッヒ:笠原知也 ルイーザ:今井利奈
クルト:ヴェルヌ拓海 ブリギッタ:石井日菜 マルタ:内田花音 グレーテル:松崎美風
高橋基史 池田英治 柳隆幸 井上隆司 佐藤季敦 北山雄一郎 奥田直樹 天野誠
黒崎綾 倉斗絢子 松本菜緒 佐々木杏珠 長寿真世 吉村和花 吉田千恵 伊吹悠
コンダクター:濱本広洋
どうしても綜馬大佐を観ておきたい! 確実に観るならば今週中!!ってことで、行って参りました。当日券は立見14席のみのハードな状態ではありましたが、どうにか潜入成功! 結論、行って良かった〜。できることなら、もう一度くらいは綜馬大佐で観ておきたいなー。もっとできることなら、はるマリアとのペアで。だって、今後、観られるかどうかわからないもの。
そんな綜馬トラップ大佐は、‘舞台版’という環境において(?)、非常に脆くかわいらしい大人の男性として存在していました。多分、芝大佐とは全く違う印象なんじゃないかと(芝大佐は未見なので、あくまで私のイメージで)。子供たちの父親というよりは、一番大きな息子って感じでしょうか。妻を亡くした後、必死にがんばってがんばって、そのがんばりに限界が見え初めている時期かな。つっぱっている大佐がマリアに惹かれていく様子は、リーズルと全く同じ! リーズルはパパに似たのね(笑)。
綜馬さんの立ち姿とか、ノーブルな歌声とか、マリアに縋るような視線とか・・・、まさに寂しさを厳しさで誤魔化している軍人さんそのもの。愛情豊かで母性に恵まれた女性ならば、一目でコロリといってしまうはず。院長はそこまで考えてマリアを送り出したのかなぁ。だとしたら、先見の明、ありすぎ。
と、まぁ、綜馬大佐目当てだったことは確かですか、元々大好きな「SOM」! どの場面、どの曲でも目頭がジーンと熱くなっちゃうんですよね。自分でも「なんでこんなシーンで涙が!?」と(笑)。まさか、マリアと子供たちの初対面シーンでの「ドレミの歌」で泣けるとは思いませんでしたよ。他にも、シスターたちの歌う「マリア」とか、「私のお気に入り」でもホロホロと。「私のお気に入り」があそこで歌われたのにはちょっと驚きましたが、これはこれで良いですねー。院長の大らかさとマリアへの愛情が感じられて、気持ちが温かくなりました。この院長からの愛情を、マリアは子供たちと大佐への愛情として育てて行くんですものね。
マリアと子供たち&大佐との愛情物語は、もんのすごい超特急w うん、これ、映画でさえも途中休憩が入るくらいの大長編だからね、休憩込みの2時間半でまとめようとするとこうなっちゃうのも仕方ないよね。いや、むしろ、うまくまとめてあるなぁ〜。だって、エピソードそのものはほとんど全て入っていますもんね。楽曲の方は、少し削ってあるようですけど・・・。でーも、映画と舞台は別物だし、それぞれに楽しむべきポイントを楽しめば良いと思うので、ねぇ。それに、「SOM」のストーリーは広く知られているものだから、この舞台の場合は、「観客はストーリーを知っている」って前提でも良いと思うし。
キャストさんでは・・・、敕使瓦さんのマックスが印象に残りました。映画版よりも、かなり良い人になっている気がするんだけど・・・、どうだろう? 後でDVDを観直さなければ! 陽気でお調子者で人好きのする好人物。きっと、あちらこちらで大佐のフォローをしているような気がします。
丹さんのシュミットは想像通りでした。あの丹さんならではの間と雰囲気は貴重だよなぁ。
リーズルのあかりちゃんは、気の強そうなツンとしたところが◎! 気が強くでツンツンしているんだけど、元が童顔だから笑うととてもかわいらしく見えちゃうあたりが、非常にリーズルっぽいのです。歌唱面でも、バブよりも格段に進化していました。がんばったんだろうなぁ。
子役のチビちゃんたちも大健闘でしたね! グレーテルの美風ちゃんが、段から降りそこなってほとんど落ちちゃっていましたが、落ちてきたグレーテルを智恵マリアが見事キャッチ! 舞台上に作られている段差って、大人にしてみればなんてことない高さだけど、チビちゃんにしてみれば腰の高さだったりするんですものね。怪我しないよう、がんばって!
アイーダ 10.03.19マチネ
〔CAST〕
アイーダ:濱田めぐみ アムネリス:光川愛
ラダメス:阿久津陽一郎 メレブ:金田暢彦
ゾーザー:田中廣臣 アモナスロ:石原義文
ファラオ:維田修二 ネヘブカ:松本昌子
男性アンサンブル:川東優希 大森瑞樹 田井啓
片山崇志 海老沼良和 中村巌 影山徹 品川芳晃
女性アンサンブル:岡本有里加 伊藤典子
大村奈央 小島光葉 杏奈 濱田恵里子 長島祥
樋口さん&阿久津さんも申し分なく良かったけれど、やはり一度は観たいオリジナルコンビと言うことで・・・、行って参りました。いや〜、前予って久しぶりだから緊張してしまって^^; でも、1階一桁台の列、センターブロックで取れたので文句なしでございます。あれ? 私ってば「アイーダ」はこれで3回目なんだけど、全部S1だ。なんと珍しい。
さてさて、もちろんお目当ては濱田アイーダ&阿久津ラダメスだったのですが・・・。どういうわけか、アイーダとアムネリスに降りかかる運命の残酷さに気持ちが入ってしまいました。そして、その間に立つ、国を背負わないという選択が可能なラダメスと言うのが、今回の私の中の3人のポジション。
「運命が気に入らないならば、変えれば良い」と言い切ることのできたアイーダが、「二人が出合ったことの(=運命)の意味を考えましょう」(かなり意訳)と言わなければならない立場を自覚してしまう残酷さ。同じく国を背負わなければならないアムネリスに向かって、「彼を助けて!」とその‘女性’に訴えてしまう残酷さと、それを拒絶しなければならないアムネリスの置かれた立場の残酷さ。まだ若く未熟な二人の女性が、本人の意思とは関係なく一方的に国民の期待を背負わされる残酷さがね・・・(涙)。過大な期待に怯え、その責任への恐怖に慄いている姿が本当に哀れでなりませんでした。
そして、アムネリスは重圧からの逃げ場をラダメスに求め、アイーダはラダメスを得ることによってその重圧がさらに増してしまうパラドックス。一方のラダメスはアイーダの重圧が増して行くことを知らずにアイーダを求め、アムネリスの苦しみが増すことを知っていながらアムネリスから離れてしまう。ここにもパラドックス。この三者に、その光景をただ眺めるしかないメレブを加えた「どうもおかしい」での四者四様の複雑な表情が、その全てを凝縮して表現しているようでした。この一曲、聴いていて観ていて、息が詰まりそうなほど苦しくてなりませんでしたよ。運命・・・、変えられたのかな? この状態もまた運命だったのかな? でも・・・、「100回生まれ変わっても、君を探し出すよ」というラダメスの予言(?)もまた運命だとしたら、「気に入らない運命」なんて、そもそも存在していないのかもしれませんよね。そうだと良いな(願望)。
濱田さんは絶好調でしたね。設定年齢としては、ラダメスよりも年下なんだろうけど、立ち居振る舞いや言動を見ていると、どうしてもお姉さんに見えてしまう・・・。やはり、これは「王女」としての威厳と貫禄なのかしら? メレブへの態度も、完全にお姉さんだし。ここ、樋口アイーダは同等のお友達みたいだったもの。普段がお姉さんぽいアイーダが、ラダメスと一夜を過ごした後(だよね?)に見せる無邪気な女の子っぷりがとーってもかわいい!! が、その後の成り行きがわかっているだけに、その無邪気さが涙を誘います。ラダメスのお守りを渡されて、全身から溢れ出てくるような満面の笑みを見せる場面なんて、もう泣けて泣けて。アイーダが王女なんかではなく、ただのヌビア人だったら・・・などと思ってしまいますが、ただのヌビア人であれば、きっとあそこまでラダメスの心を捉えることはできなかったんだろうな。
阿久津さんは、高音が辛そうで・・・(ーー;) 花粉症でしたっけ? 私もここ2〜3週間は、気を抜くと息を吸うときに「ヒューッ」と喉が鳴るくらい気管支に炎症が出ているんですよね。もし、阿久津さんがこのタイプの花粉症だとしたら、相当辛いと思う・・・。今がピークですからね、もう少しの辛坊です。そうぞ、お大事にしてくださいね。1幕前半で、何度か高音がひっくり返ったり、かすれたり、出なかったりした後は、かなり慎重な歌い方になっていました。おそらく、オクターブ下げて歌った部分もあるんじゃないかな。歌部分でセーブしていた分、セリフや仕草はより繊細さとワイルドさがUP! 大柄な身体を十分に生かして、ラダメスの心情をしっかりと届けてくださいました! はぁー、格好良いなー。・・・、そして、やっぱりゾーザー様でも見たい!! 絶対に悪人メイクが似合うと思う〜(←褒めてます!!)。あの長ランみたいな黒い衣装、着せてみたい・・・っ。あぁ、でも、阿久津さんがゾーザー様だったら、それに抵抗できる息子が・・・(笑)。
光川さんは、相変わらず細かった〜。で、やっぱり目を惹くのはあの優美な首のライン! 博物館でのあのオレンジの被り物の姿なんて、そのまま彫刻に残せそうだもの。ネフェルティティと並べてみたいぞ。
後は・・・、金田メレブが非常にメレブっぽく進化していました。アイーダの腕の中で、「ヌビアに帰りたかった」と口にした時の表情は、文章では表現できません。なんだか、ストレートプレイでも見てみたくなっちゃいましたよ。どうかなぁ?
幕間には、来ているはずのお知り合いを探索・・・してたはずが、先に見つけてもらっちゃいました^^; ありがとうございます〜。どこを見ていたんだろう? 私。
アイーダ 10.03.04マチネ
〔CAST〕
アイーダ:樋口麻美 アムネリス:光川愛
ラダメス:阿久津陽一郎 メレブ:金田暢彦
ゾーザー:田中廣臣 アモナスロ:石原義文
ファラオ:維田修二 ネヘブカ:松本昌子
男性アンサンブル:黒川輝 大森瑞樹 田井啓
片山崇志 海老沼良和 中村巌 影山徹 品川芳晃
女性アンサンブル:岡本有里加 伊藤典子
大村奈央 小島光葉 杏奈 濱田恵里子 長島祥
昨年10月1000回記念公演以来、2回目の「アイーダ」です。2回目・・・^^; さらに、ネヘブカ以外のプリンシパル全員が、前回とは別キャスト。新鮮でした。
お席は最前列どセンター! 両親引率のために頑張って確保したもの。結局、予定が合わず両親引率観劇は中止になったものの、チケは手放しがたく…、往生際悪く1枚だけ手元に留めておいたのです。そうしたら…、月10のキャスト予定は濱田アイーダ&阿久津ラダメス! まさかオリジナルコンビで拝見できるとは!! チケ、残しておいて良かった〜。が、そこは四季、前夕になっての樋口アイーダ追加(知ったのは当日朝)。私は、樋口さんが嫌いでも苦手でもないんですよ。ただ、全感受器官が濱田アイーダモードになっていたもので、どう対処すべきか混乱してしまいまして…(;^_^A 最近、四季から遠ざかり気味なもので、キャス変に対応する感覚が鈍っていたのでしょうね。そんなこんなで混乱を抱えたままの最前列観劇だったのですが…、先入観も既成概念も持っちゃいけないな、と、改めて思い知らされました。樋口アイーダ、感動させていただきました! もう泣けて泣けて。
大感動の樋口アイーダは、濱田アイーダとは全く別方向からのアプローチ。濱田アイーダは、古代エジプトに登場した瞬間からまさにアイーダ。しかも、王女と言うよりは女王の風格で、なぜエジプト側がその身分に気付かないのか不思議にさえ思えました。一方、樋口アイーダはかなり庶民的な(?)雰囲気。戦時下にもかかわらず、のんきに遊びに出かけてしまう軽率さアリアリです。王女の自覚全く無し。濱田アイーダは本当にちょっとだけ息抜きがしたかったのでしょうが、樋口アイーダは日常的にやらかしていそう。この無自覚で無思慮な樋口アイーダが、王女として目覚め、同時に女性として成長していく過程がすばらしい! 登場シーンには王女のオーラがかけらも感じられない分、その成長っぷりが劇的に見えるのです。ローブのシーンがその極めつけ。泣けましたー。嗚咽を漏らさないようにするのが大変でしたよ(笑)。濱田アイーダのローブのシーンは迫力と気高さに圧倒されましたが、樋口アイーダは王女となったその瞬間に立ち会えた感動がありました。一段高い場所に尊くあるのではなく、同じ高さに共にある王女。頭上に頂く王女ではないからこそのヌビアの民との親しさみたいなものも感じられました。うん、結果として、樋口アイーダを観られて良かったと思う!
光川アムネリスは長身でスレンダー。ウエストの細さなんて冗談のようです。国民の求める女神を美神として己に投影した成果が、見事に現れています。特に優美なのが首。横から見たラインはネフェルティティのよう。歌声は、高慢と甘さと孤独の絶妙なブレンド。しかも、「国民の理想のためにがんばってます!」が非常にわかりやすいのが泣かせどころです。なんで、ラダメスはそこに気付かないんだろう? 気付かないラダメスだから、あそこまで惚れちゃっているんだろうか? このあたりの感情のズレが若い世代の恋愛物語には欠かせなくもあるんですけどね。それにしても光川さん、日本語完璧(*_*)
ラダメスはオリジナルの阿久津さん。前回の金田ラダメスは文官系の策士な雰囲気でしたが、阿久津ラダメスはまさに武官。しかも序盤は筋肉バカに近い癇癪持ちのような気も…(;^_^A あのままレールに乗り、パパの方針を受け継いだら、確実に体育会系に重心の寄ったゾーザー2世になりそうなところですが、アイーダとの出会いにより変わって行くんですね。個人的には、将来の阿久津ラダメスが、大臣ズを引きつれて踊っている姿は、たとえ踊れていなくても悶絶モノの格好良さだと思うのですが・・・。それじゃあ物語が成立しませんものね。妄想だけに留めておこう。
武骨さがにじみ出ているアイーダへの思いは、最高にかわいらしいです! きっと、大人としての初恋なのでしょうね。直球勝負な上にアイーダの言うがまま。当事者と周囲がもう少しオトナだったら、エジプトとヌビアの友好関係かそれに類する関係まで持って行けそうなのに…とも思ったりもして。確か、フォーラムで上演した「王家〜」verは、そんな落とし所も探っていましたよね。実らなかったけど。強さ=武力じゃないってことは、この二人とアムネリスが体現しているのになぁ。いや、この三人だからこそ、平和的解決は余計に難しいのか。背負う民を納得させられるだけの処置。その処置(+個人的感情)の行き先を見届けるためだけに、アムネリスは時を待っていたんだよね。お疲れさまでした。もうゆっくり休んで良いよ。
あれ? ラダメスの話がアムネリスの話になってしまった(;^_^A えっと、阿久津ラダメスで一番ステキだったところ。ラストの墓の中で暗闇に怯えるアイーダの背中をポンポンして宥める仕草! 阿久津さんと樋口さんの体格差も手伝ってすばらしい包容力でした(はぁ〜←溜息)。
その他では、
金田メレブは思慮深い苦労人が明るく振る舞っている雰囲気だ、とか、
維田ファラオは確実に砒素を盛られている!、とか、
石原アモナスロの威厳と高圧と反エジプト感情は半端じゃない、とか、
田中ゾーザーの謀略は‘いかにも’なのに、何故皆気付かないんだろう?、とか、
さすがに最前列だと男性アンサンブルは全員判別可能だ、とか、
でも女性アンサンブルはほぼ全滅だ、とか。
