レ・ミゼラブル 09.11.06マチネ

(帝劇・B席2階下手)

〔CAST〕
バルジャン:橋本さとし        ジャベール:岡幸二郎
エポニーヌ:坂本真綾         ファンテーヌ:山崎直子
コゼット:神田沙也加         マリウス:藤岡正明
テナルディエ:三谷六九       M・テナルディエ:森久美子
アンジョルラス:松原剛志     

リトルコゼット:吉井乃歌   リトルエポニーヌ:飯田汐音   ガブローシュ:春口凌芽

グランテール:伊藤俊彦     クールフェラック:麻田キョウヤ    ジョリ:横田裕市             
コンブフェール:近藤大介    フイイ:鎌田誠樹          レーグル/司教:港幸樹
プルベール:野島直人      バベ:丹宗立峰          ブリジョン:佐嶋宣美
モンパルナス:田中裕悟     クラクスー:梶雅人
買い入屋:荒井小夜子    マテロット:折井理子        ファクトリーガール:浅野実奈子   
ジベロット:深野琴美      マダム:井上珠美          少年1:穂積由香
少年2:稲田みづ紀       かつら屋:阿久里夏代

コンダクター:若林裕治
上演時間:3時間10分(含・休25分)

11月に入り指揮者さんも交代。晴れやかでテンポよく進めて行く塩田さんに変わって、じっくりと聴かせるタイプの若林さんへ。オケと共に舞台の方もじっくりverかと思いきや、今日のバル&ジャベは稀に見る華やかさでありました。そりゃそうだ、さとしバル&岡ジャベだもん。「対決」なんて、バックに花が咲き乱れて星が飛び、フラッシュまで焚かれているかのようでしたよ。設定的には、バルとジャベに美しさや華やかさは不要なんだろうけれど、エンターティメントの一つとして考えれば、やはり見目麗しくて派手な方が単純に楽しめるというもの。毎度毎度、今回のように美々しく麗々しくある必要はないけど、たまには良いものです(^^)

私的チェックポイント改心シーン。
今回のさとしバルは、項垂れてそっぽ向いちゃいました。それを体ごと抱えるように向きなおさせる司教さま。包み込むような優しさというよりは、神との取次ぎ役(?)である司教としっかりと向き合いなさいって諭しているようでした。今期は毎回感じることですが、中井司教さまは相手がバルだからこそというピンポイントな情熱が伝わってくるのに対して、港司教さまは魂を買いなれている感じでしょうか。魂を買った後もしっかりとバルの目を覗き込んで頷いてから去っていくのが中井司教さま。港司教さまは、わりとあっさりと立ち去り、逆にバルの方が一歩二歩後追いする様子をみせます(去るものを追いたくなる心理を利用しちゃう?笑)。おもしろいなぁ。
そんな港司教さま、今回は見せ場であるこの改心シーンで、マイクに雑音が入るというまさかのトラブル! そのせいか(違)、回れ右ターンにもいつものキレがなかった・・・残念! 劇場にたどり着くまでにも電車遅延に巻き込まれ、舞台でもマイクトラブル・・・お気の毒です。でも、一幕ラストの三角隊列での行進シーンの嘘くさい笑顔(^^;)は全開全力でありました!! 他にもテナインや砦で、新たな(多分)小芝居が。これは楽しい変化です(^^)

そして、砦でもプチアクシデント(?)が。
ガブに正体を見破られた岡ジャベの銃を、野島プルベ確保できず! まぁ、これは銃の肩紐(?)がジャベの足に絡んでいたからなんで・・・仕方ないといえば仕方ないんですよね。プルベ・野島くんにしても、ジャベの足なら蹴り飛ばしてでも銃を確保できるだろうけど、岡さんの足は蹴り飛ばせないもんねぇ・・・。で、居酒屋へ連行される岡ジャベは当然のごとく銃を奪取してしまったわけですよ! 観ていた私は、「うわぁ〜、血の雨が降るかも!?」とドッキドキです。が、リーダー・松原アンジョが機転を利かせて、とっさに銃をお召し上げ!! 松原くん、グッジョブ!! ほら・・・、このあたり前例があるわけで、観ている方としては心臓がせりあがってきそうなほどの緊張感が・・・^^; 学生さんたちは更に冷や汗ものだったでしょうね。ジャベの銃はその後、無事にいつもどおりにプルベの手に渡り、砦の物語も滞りなく進んで行きました。めでたしめでたし(←?)。

それから・・・、
横田-給仕長は、一体何を解説して一人満足しているのだろう? とか、
負傷したモンパルナスやマリウスに駆け寄る松原アンジョは、ほとんど滑り込み・・・というかダイブ状態のようだ(アンジョ自身が怪我しないようにお気をつけくださいね)、とか、
松原くんは好調のようだけど、同じく病み上がりの浅野さんが完全ではないようなのが気がかりだ、とか、
藤岡くんの歌声は無敵だ! あとの課題は姿勢だけだ! とか。

東宝-レ・ミゼラブル | 【2009-11-07(Sat) 08:47:20】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

いたたた

週末にかけては暖かな陽気だそうですが・・・、私の腰はそうは感じていないみたいです。昼は暖かくても、夜は冷え込むんじゃないかなー。骨盤内に内臓疾患を抱えているので、気温予報は正確ですよー、私の腰(笑)。・・・まぁ、今週は演舞場の右席で一日中体をひねっていたのと、歌舞伎座の狭い座席の後遺症もありそうですけど。今日も3時間ほど座っていなければならないので、腰に使い捨てカイロをペタリとしました。これ、私には効果抜群なんです。鎮痛剤の使用量が激減しますよー。ただし、低温火傷には厳重注意ですぞ! ・・・後はね、たまぁ〜に外を歩いている最中に、剥がれたカイロがポトリ・・・ってなこともあるので・・・、これは恥ずかしいのです、ハイ(ーー;) 必殺、‘そ知らぬふり’を繰り出すのですが、バレバレなんですよねぇ^^;

日常雑記 | 【2009-11-06(Fri) 10:41:00】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

無伴奏(小池真理子)

(09.10.03読了)
渉と祐之介はどうしてそこまで思いつめてしまったのでしょう? どうしてそこまで「普通」であることに拘ったの? 本人達は無関心だったけれど、世間では秩序に対する反発の嵐が吹き荒れていたわけだし、そこまで意固地になって「普通」を求めなくても良かったのに・・・。確かに、世間的には認められにくいことかも知れないけれど、二人だけの閉じた世界でゆるゆると暮らすのも、それはそれで一つの結論としても良かったんじゃないかなぁ。どうせ、親や親族とは没交渉だったんだし、彼等に認めてもらいたくて「普通」を望んでいたはずも無いわけだし。そうすれば、エマも響子も勢津子も、それぞれの世界でそれぞれの人生を送っていただろうに。そんな風に考えてしまうのは、私が21世紀に生きる人間だからでしょうか?
全編を貫く、甘やかで湿度の高いセンチメンタリズムを、鬱陶しいと思うか、美しいと思うかは、その時の精神状況によるでしょう。私は、美しく哀れで愚かだと感じました。でも、この美しさも哀れさも愚かさも、あの時代あの年齢のほんの一部の者にしか持ち得ない特権なのでしょうね。

読書-日本・か行 | 【2009-11-06(Fri) 09:03:00】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

吉例顔見世大歌舞伎 09.11.04 昼の部

(歌舞伎座 3階B席下手サブセンター)

【通し狂言 仮名手本忠臣蔵】
 大  序・鶴ヶ岡社頭兜改めの場
 三段目・足利館門前進物の場 松の間刃傷の場
  高師直:富十郎       塩冶判官:勘三郎
  足利直義:七之助     顔世御前:魁春
  桃井若狭之助:梅玉                他

 四段目・扇ヶ谷塩冶判官切腹の場 表門城明渡しの場
  塩冶判官:勘三郎           石堂右馬之丞:仁左衛門
  顔世御前:魁春            大星力弥:孝太郎
  赤垣源蔵:松江            富森助右衛門:男女蔵
  佐藤与茂七:萬太郎         小汐田又之丞:宗之助
  斧九太夫:錦吾            木村岡右衛門:由次郎
  大鷲文吾:秀調            原郷右衛門:友右衛門
  薬師寺次郎左衛門:段四郎    大星由良之助:幸四郎   他

 浄瑠璃・道行旅路の花聟
  早野勘平:菊五郎  鷺坂伴内:團蔵  腰元お軽:時蔵  他

月曜は演舞場通し、一日置いて歌舞伎座。なんか上流の奥様のようじゃありませんか! ・・・どちらもお席は3Bですけど^^; そして、こんなに短期間に集中してしまったのもたまたま。私の行ける日でお手頃なチケが残っていた日。
本当は、今月は演舞場だけで満足するつもりだったのですが、やはり「忠臣蔵」となれば観ておきたいんですよね。できれば、こちらも通しで観たかったのですが、私の夜間外出可能日のお手頃チケが見つからなかったもので、とりあえずは昼だけでも。元々時代劇は好きだし、年末になるとどこかしらのTV局で何かしらの「忠臣蔵」が放送されるのを、楽しみにしているくらいなんで(笑)。それに、歌舞伎座の「忠臣蔵」は今年3月にも観たから、楽勝なはず!・・・だったのですが・・・、いざ始まってみると、あれ?なんか違う・・・? はい、幕間に確認してみたら、3月のは「元禄忠臣蔵」、今月は「仮名手本忠臣蔵」でした^^; そういえば、3月観劇時のイヤホンガイドでも、「元禄〜」と「仮名手本〜」の違いを解説していたっけ。良かった〜、楽勝だろうけれど念のためにと思ってイヤホンガイド借りておいて。
初心者の勝手な印象としては、「元禄〜」は男性武家社会の忠義一途な物語、「仮名手本〜」は忠義物語にあれこれ叙情的な枝葉をくっつけて昼ドラ風味に仕立ててある感じでしょうか。緊迫した場面場面の合い間に息抜き的なお笑いも入っていたりして、まさに庶民の娯楽感があるのが「仮名手本〜」でした。だって・・・「エヘン、バサリ」の場面なんて、ほとんどドリフのコントでしたもん。浄瑠璃含めて、伴内サイコー!!(あの「エヘン」の人、伴内ですよね?)
オープニングの口上人形も楽しかったな。「エヘン、エヘン」ね。配役紹介の後の拍手の大きさの違いがヤケにリアルでもありました。「エヘン」の数も! この「エヘン、エヘン」があった後だから、「エヘン、バサリ」が余計におもしろかったのかも。

本編の方では、もうとにかく富十郎さんの師直がいやらしくて憎たらしくて!! 思わず3階から飛び降りて、私が切りつけてやりたくなっちゃいましたよ! 観ていて背中がムズムズしてきて困ったもの。耐える勘三郎さんの塩冶判官に心の底から同情(作者&演者の思うツボ^^;)。そして、この「仮名手本〜」のおもしろい(?)ところは、塩冶判官(内匠頭)の切腹場面に由良之助(内蔵助)が駆けつけてきちゃうところ(そういえば、3月の「元禄〜」の内蔵助も幸四郎さんだったっけ)。一般的な(?)「忠臣蔵」から考えると「えぇ〜っ!?」なんですけど・・・、まんまと泣かされてしまいました。すぐ側にいるのに、「由良之助が来るまでは」と言う主君・塩冶判官の言葉を尊重して(?)、主君に会うことを避ける家臣たちの気持ちも、全てをグッと飲み込んだまま静かに時を待っている右馬之丞・仁左衛門さんの佇まいも、もう「これでもかっ!」な泣かせポイントでした。
昼の部ラストの「道行旅路の花聟」は、華やかで小気味よくって、おまけに笑えて楽しかったです(^^) 勘平とお軽にはこの後悲劇的な末路が待っているわけですが、その前段としてこの楽しく美しい舞踊劇で昼の部が締めくくられるってのは、良い構成だなーと。

今回気付いた歌舞伎のおもしろポイント(?)。昼の部では由良之助は幸四郎さんなのですが、夜の部になるとこれがニザさまになっちゃうんですよ(昼の部では石堂右馬之丞)! じゃあ、夜の部の幸四郎さんはと言うと寺岡平右衛門なんですね。こういった、単純に一人○役と言えない配役、不思議でおもしろいと思ってしまう私です。

観劇メモ(日本伝統芸能) | 【2009-11-05(Thu) 09:43:38】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

マスクと目薬

インフルエンザ感染予防のためのマスク使用はほとんど無意味・・・っていうのは、マスク品薄になってからよく聞かれることです。えぇ、私だってよ〜くわかっているつもりです。でもさー、電車でお隣さんと前に立った方とのダブル攻撃で、湿った咳を連発されちゃうとねぇ^^; 思わず、次の停車駅で降りて、隣の車両へ再乗車してしまったわ。で、カバンからゴソゴソとマスクを・・・。確かに、ウィルスは入り込んじゃうかもしれないけれど、マスク内は高湿度になっているわけで、その分、ウィルスの活動も低下する→多少は予防になるんではないかと。お願い、咳症状の出ている方はどうかマスクを使用してください〜。最近は、品薄状態も緩和されてきているみたいだし。ね?

そして、インフルエンザに関しては今のところ問題ない私ですが、どういうわけか目が・・・! 例年、11月と12月の二月間だけは花粉の心配をしなくて良いはずなのに、ここ1週間ほど目が痒くて痒くて。しかも、2〜3日前からは目の縁も荒れてきてしまいました。花粉用の目薬が効いているってことは、なんらかのアレルギーなんだろうなぁ。ヤダよー、これ以上アレルゲンが増えるのは!! せめて、「既にアレルゲンになっている花粉の活動状況に異変を起きている」等の理由にしておいて下さい〜!!

日常雑記 | 【2009-11-04(Wed) 09:02:12】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ナヴァロンの嵐(アリステア・マクリーン/平井イサク 訳)

(09.10.02読了)
・・・? アンドレアと結婚しちゃったマリアって誰!? と、冒頭からいきなり謎の展開でした(笑)。これは、結局最後まで謎だったのですが、後書きを読んで納得。このマリアは、映画版「ナヴァロンの要塞」で原作のルーキの位置にある女性だそうです。と、いうことは、この「〜嵐」は、小説「〜要塞」の続編ではなく、映画「〜要塞」の続編であるってことでしょうか? うむ・・・、何故にそんなことをしてしまったのですか? マクリーンさん!! どうりで、この「〜嵐」の展開も小説的じゃないわずだわ。はじめから映画化を意識して書かれたんじゃないでしょうか?
マロリーだけが知っている真実があまりにも多過ぎて、一読者としては、「ずるい!後出しじゃんけんだよ!」な状況満載で話は進んでいきます。真実が明らかになるたびに非常にイラつくのですが、このイラつきって、若者三人組のイラつきと同じなんでしょうね。つまり、読者もレナルズ、グローヴズ、ソーンダーズの立場でミッションに参加できるってことです。・・・が、この三人の扱いが・・・^^; 特にソーンダーズの存在って何だったんだろう? かわいそうすぎるでしょう。はっきり「捨て駒」だって言われているし。「〜要塞」でのスティーヴンズへの扱いとは随分違うじゃありませんか? ・・・ちょっと納得できないなぁ・・・。

早川書房5版の199ページ上段1行目の「グローヴズ」は、「レナルズ」の間違いですよね?
そして、不死身の工作員たちが連発する「〜しちゃうよ」という言葉遣いが妙にかわいいと思う私です。「〜しちまうよ」ではく「〜しちゃうよ」。アンドレアまでが「〜しちゃうよ」。か、かわいすぎる。

*追記*
この「〜嵐」は印象通り、映画化を前提として書かれたものだそうです。しかも、「〜要塞」から11年を経て書かれたものなのだとか。ふーん・・・、ナルホドね(←イロイロと^^; 詳細はココのコメント欄にて)。

読書-海外 | 【2009-11-04(Wed) 08:02:18】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

花形歌舞伎 09.11.02 夜の部

(新橋演舞場 3階B席右)

【一、通し狂言 三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)】
 序 幕 ・大川端庚申塚の場
 二幕目・割下水伝吉内の場 本所お竹蔵の場
 三幕目・巣鴨吉祥院本堂の場 裏手墓地の場 元の本堂の場
 大 詰 ・本郷火の見櫓の場
  お嬢吉三:菊之助    和尚吉三:松緑
  お坊吉三:愛之助    十三郎:松也
  おとせ:梅枝        長沼六郎:種太郎
  源次坊:亀寿       土左衛門伝吉:歌六
序幕の大川端庚申塚の場のみは、今年2月に歌舞伎座で観ました。が、その後、こんな展開になるとは! ある意味、昼の「盟三五大切」以上にジェットコースターでした。よくもまぁ、あれだけこんがらがった人間関係を考え出したもんだわ。そして、登場人物の間を巡るお金も、「盟三五大切」と同じく百両。そのせいか、今思い出そうとすると、ところどころ物語がごっちゃになっている気もしないでもありません^^;
松緑さんの和尚、ステキでしたー。頭の回転が速くて、おどけた態度でちゃっかりと相手を丸め込む技術(?)。これは、私も是非とも身につけたいところです(笑)。さらに、お嬢やお坊に見せる余裕あるアニキな部分。父・伝吉に見せる親への慈しみ、おとせ&十三郎への苦悩の果ての情け・・・。特に、おとせ&十三郎殺害シーンは、観ていて辛かった(/_;) 二人には真実を告げずに・・・ってあたりが・・・ねぇ。がっ! その後、この二人をお嬢&お坊の身代わりに仕立ててしまうのは、さすがに裏街道を渡り歩いている盗賊さんだなぁ・・・と。そして、その提案を受け入れるお嬢&お坊も、おなじく裏街道の人間。でも、結局、この企みは上手く行かなかったんですよね? ラストの展開から推察するに。あの、雪の火の見櫓のシーンは、視覚的にとても美しかったです。
筋書きを買っていないのがバレてしまうのですが、お嬢の実父の八百屋のおとっつぁんをされていた方はどなただったんだろう(イヤホンガイドでは紹介していたのですが、記憶が・・・)。おとっつぁん、非常に印象に残っています。あの実父の姿をみたら、お嬢だって親孝行したかっただろうに。百両と刀を抱えて花道を渡る姿、なんだか涙が出ちゃいました。
あ、あと、吉祥院でのお嬢の隠れ場所! アレは・・・笑っていいところですよね?

【二、鬼揃紅葉狩(おにぞろいもみじがり)】
  更科の前実は戸隠山の鬼女:亀治郎
  八百媛:菊之助         平維茂:松緑
  従者小諸次郎:亀寿      従者碓氷三郎:種太郎
  侍女実は鬼女:松也 梅枝 巳之助 右近 隼人 吉弥
鬼女の皆さん、ブラボー!!です(笑)。美女や侍女の時も艶やかで楽しめたのですが、とにかく鬼女になってからがすごい。演出が猿之助さんだそうで(スーパー歌舞伎の方ですよね? 観たことないけど)、歌舞伎の舞踏というよりは、コンテンポラリーダンスのような振り付けでした。鬼女全員が腰を低く保ったままジャンプしながら駆け抜けたり、アクロバットさながらの大技が出たり。普段、ミュージカルに触れる機会の多い私にとっては、非常になじみやすい演出でした。これならば、歌舞伎観劇デビューにもお薦めできると思う! 鬼女勢揃いでの毛振りも迫力満点。昼の部でスタンダードともいえる(?)獅子の毛振りを観た後に、その応用編らしき鬼女の毛振り。すばらしい展開だわ。
そういえば、戸隠山の鬼女・亀治郎さんが見得を切ったときだったかな、なんだか不思議な大向こうがかかりまして、客席に笑いが起きちゃってました^^; 「カメジッ!」って感じだったと思う。緊張感溢れる鬼女の殺陣シーンだっただけに、なんだかこの大向こうで気が抜けたようになってしまいました。これは・・・、良いのか悪いのか、初心者の私には良くわかりませんが・・・。まぁ、この大向こうの後は、肩の力が抜けてリラックスできたことは確かです(笑)。
維茂の松緑さんは、鬼女と戦う場面の衣装がキンキラキンでした。あんな山の中で、どこから調達してきたんだ? そして、やっぱり手が良いなー。

今回は、昼・夜ともに3階右席。首とわき腹が痙攣しそうでした^^; でも、花道が真正面というのは嬉しい(^^) 花道の照明がつくとワクワクしますね。花道で見得を切る姿、ステキだった〜v

観劇メモ(日本伝統芸能) | 【2009-11-03(Tue) 10:14:37】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

花形歌舞伎 09.11.02 昼の部

(新橋演舞場 3階B席右)

【一、通し狂言 盟三五大切(かみかけてさんごたいせつ)】
 序 幕 ・佃沖新地鼻の場 深川大和町の場
 二幕目・二軒茶屋の場 五人切の場
 大 詰 ・四谷鬼横町の場 愛染院門前の場  
  薩摩源五兵衛/家主弥助:染五郎 笹野屋三五郎:菊之助
  六七八右衛門:愛之助         廻し男幸八:亀寿
  内びん虎蔵:松也            芸者菊野:梅枝
  同心了心:竹三郎            富森助右衛門:家橘
  芸者小万:亀治郎       賤ヶ谷伴右衛門実はごろつき勘九郎:亀蔵  他
二昔くらい前にジェットコースタードラマと呼ばれるTVドラマが流行りましたが・・・、まさにソレでした。半径30m以内で世の中全てが成り立っているかのような複雑怪奇な人間関係、ほんの一瞬の時間差によってすれ違い、または触れ合って確執を生んでいく物語。加えて、当時の強固な主従関係。舅の旧主のために身売りする小万、主人の罪を被ろうとする八右衛門、真実が明らかになった時にすべての差障りを引き受けようとする三五郎・・・。イヤホンガイドの解説に「庶民が考えた武士(貴族)の世界」という言葉が良く登場しますが、この主従関係も庶民から見た武士の理想的な(?)姿なんでしょうか?
二役で登場された染五郎さん。解説がなければ二役だって気付かなかったと思う・・・特に弥助! この小狡いひょうきん者の弥助はおもしろかったー。それなのに、源五兵衛は・・・。美形さんなだけに凄惨さが際立って際立って。歌舞伎の殺人シーンってそんなにリアルではないのにあの迫力! 五人切りももちろん壮絶だったんだけど、小万&赤子殺しのシーンはさらに壮絶・・・というよりは陰惨。その後、小万の生首がパカッと口を開けるシーンは、本当にギョッとしました(ここのシーンはお笑いと紙一重な気もしますけど^^;)。
始終おろおろと源五兵衛に振り回されながらも、正真正銘の忠義者な八右衛門・愛之助さんも良かったなー。源五兵衛の身代わりになっちゃったけど、残された祖母と母(母と妻?)はどうなるんだろう・・・?

【二、四変化弥生の花浅草祭(やよいのはなあさくさまつり)】
  武内宿禰/悪玉/国侍/獅子の精(白):松緑
  神功皇后/善玉/通人/獅子の精(赤):愛之助
これは、楽しかった! 三社祭の山車人形に魂が入って踊るという構成だそうです。登場シーンなんて、本当に人形のようでしたもん。おもしろい〜。
驚いたのは、善玉悪玉。まさかあんなお面が登場するとは(笑)。あのお面でひょこひょこ踊られたら、それだけでも笑いが込み上げてきちゃいます。松緑さんの悪玉なんて、‘悪’なのにあまりにもひょうきん! ‘悪’というよりは、悪戯小僧って感じかな。愛之助さんの通人を誘惑するシーンなんて、ほとんどギャグマンガのようでしたよ。松緑さんは、まさに田舎侍な国侍も楽しかった〜。メイクのせいなのか、始終ひょっとこみたいなお顔(笑)。なのに、ひょっとこなりに表情豊かなのも楽しいv 松緑さんは表情がわかりやすくて良いなぁ。後は、手。そんなに大きくは感じられないけど、手の表情が本当にすてき。
ラストの獅子の精は、これはもう単純に見とれちゃいました。かっこいいー!! 今回初めて知った豆知識としては、白頭が雄獅子で赤頭が雌獅子だということ。そうだったのか・・・。それを知ってから観ると、確かに床を踏み鳴らすのも、頭を振るのも白獅子がリードしているんですね。惚れ惚れ〜。そして、この毛振りは腰で振るというのも、今回イヤホンガイドから得た知識です。確かに、腰でグルリンと回してから、首(肩?)でバサッと・・・。・・・、毎日マッサージが必須なんだろうな(笑)。

観劇メモ(日本伝統芸能) | 【2009-11-03(Tue) 10:06:13】 | Trackback(-) | Comments:(2) | [編集]

四季キャスト(09.11.02更新分)

「サウンド・オブ・ミュージック」!! たーのーしーみー!!

「ライオンキング」 春
10.26更新分より変更なし。

「ドリーミング」 秋
10.10更新分より変更なし。

「コーラスライン」 自由
グレッグ: 武藤寛 →  道口瑞之 〜変更。
ボビー: 道口瑞之 → 横山清崇 〜変更。
クリスティン: 山下由衣子 → 染谷早紀 〜変更。
マーク: 三雲肇 玉井晴章 → 玉井晴章 〜シングル。
クリスティンは先週途中からHP上では染谷さんになっていましたが、実際は山下さんだったんですよね? 交代は今週からってことでいいのでしょうか?

「アイーダ」 海
10.26更新分より変更なし。

「CATS」 横浜
11.11開幕予定。

「オペラ座の怪人」 名古屋
10.26更新分より変更なし。

「美女と野獣」 京都
モリース(ベルの父): 松下武史 → 林和男 〜変更。
ミセス・ポット: 織笠里佳子 →  竹原久美子 〜変更。

「ウィキッド」 大阪
オズの魔法使い: 栗原英雄 → 松下武史 〜変更。

ウェストサイド物語「」 福岡
10.26更新分より変更なし。
 
「人間になりたがった猫」 全国
10.26更新分より変更なし。

「エルコスの祈り」 全国
エルコス: 鳥原如未 染谷沙絵子 → 鳥原如未 〜シングル。

「アンデルセン」 全国
マダム・ドーロ: 斉藤美絵子 小川美緒 →  小川美緒 〜シングル。
ニールス: 岩崎晋也 松島勇気 →  岩崎晋也 〜シングル。

今週の予定は既に観劇済みの「花形歌舞伎」昼夜通し、歌舞伎座の昼、「レ・ミ」×2です。いつもより多目ですが、今週は日曜が外出可能なので問題なし! しかも、上手い具合に一日置きになってる(笑)。

日常雑記 | 【2009-11-02(Mon) 22:32:21】 | Trackback(-) | Comments:(2) | [編集]

月曜日

さて、今日は11時始まりだから、早めに支度しないと・・・、あれ? 今日は月曜日? 定例の月10の日? が、10時まで待っていたら、遅刻必至だー! ってことで、四季のキャストチェックは明日に繰越し(ほとんど意味なし!・笑)。

日常雑記 | 【2009-11-02(Mon) 09:06:57】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

ナヴァロンの要塞(アリステア・マクリーン/平井イサク 訳)

(09.10.01読了)
舞台には舞台の、映画には映画の良さがあることは十二分に知っていますが、時として良書は舞台にも映画にも比べようが無いくらいの感動があるものです(まぁ、舞台と映画と書籍を同一ラインで語ること事態が間違っているような気もしますが、「例え」として)。本書はまさのその「良書」! 読み進めながら、息がつまり、動悸がして、ページを繰る手が震える・・・そんな小説でした。タフな男たちの四日間。第二次大戦中の一つの風景だと言ってしまえばそれまでですが、それ以上に、体力知力精神力の全てを駆使して戦う男たちの格好良いことと言ったら! 自分の弱さを見つめ、仲間への信頼に縋り、仲間からの信頼を糧とし、不可能を克服していく姿。そして、己の非を認めた時の潔さ。さらに、自らの役割をしっかりと認識しているがゆえの平静さ。登場人物一人一人が、感動的なまでに生々しく「そこ」に存在しているのです。
マロリーとアンドレアの絶対的な信頼関係には溜息が出そうだし、ミラーのいかにもイギリス人の描くアメリカ人らしいキャラクターも魅力的。船オタクというべきブラウンの地道な活躍も見逃せません。が、私が一番惹かれたのはスティーヴンズです。重傷を負った時点で、こういった小説にありがちな武士の情け的安楽死がもたらされなかったのが不思議でならなかったのですが、彼には彼の一命を賭けるべき晴れ舞台が用意されていたのですね。このスティーヴンズの最期のシーンでは泣けて泣けて・・・。丁度、入浴中だったのですが、きっと湯船のお湯が塩辛くなっていたと思います。スティーヴンズ、立派だったよ! 顔を上げて、胸を張って、仲間たちと一緒に帰っておいで!

読書-海外 | 【2009-11-02(Mon) 08:01:39】 | Trackback(-) | Comments:(4) | [編集]

りは

昨日、新潟りゅーとぴあにおいて、Noismの新作「Nameless Poison〜黒衣の僧」の公開リハが行われました〜!! サポーター限定だし、新潟だしで例によって私は居残りでしたけど(笑)。でも、見学された方のレポをじぃーーっくりと読ませていただいて、実際に見学したつもりでね。本番も、私は1月の東京公演までお預けですが、11月の新潟公演でも‘つもり’観劇予定です! ‘つもり’の材料を下さる予定の皆さん、よろしくお願いしたしますm(__)m←他力本願! そうそう、永野さん、頭が随分とスッキリされているようで・・・、佐和子さんはスッキリされた上に金髪じゃない・・・? きっと、別人に見えちゃうんだろうな。

日常雑記 | 【2009-11-01(Sun) 13:04:48】 | Trackback(-) | Comments:(4) | [編集]

きのうの世界(恩田陸)

(09.09.22読了)
う〜ん・・・^^; 構成は面白いし、一つの事件を多角的に見せる章立てもミステリアスな雰囲気を助長していて、さすが!というところ。謎が謎を呼び、人間関係が入り乱れ・・・な中盤までは、先が気になって急き立てられるようにページをめくりました。が、終盤の謎解き・・・というか種明かしは、ちょっとなぁ・・・と。現代の日本ではなく、どこか別の世界とか別の時代であれば、もう少し納得できたかもしれません。オカルティックでホラーじみている割には、「・・・それなら、しっかりと調査をして、それなりの対策を取れば良いんじゃないの?」と感じてしまうんですよね。
もう少し手を入れて、常野シリーズに組み入れてしまっても良かったんじゃないかなぁ。浮島の町と、土地を読み治水を担う一族なんて、常野シリーズにぴったりじゃありませんか!

読書-日本・あ行 | 【2009-11-01(Sun) 12:22:10】 | Trackback(-) | Comments:(0) | [編集]

レ・ミゼラブル 09.10.30マチネ

(帝劇・B席2階下手)

〔CAST〕
バルジャン:橋本さとし        ジャベール:今拓哉
エポニーヌ:知念里奈         ファンテーヌ:シルビア・グラブ
コゼット:神田沙也加         マリウス:小西遼生
テナルディエ:駒田一         M・テナルディエ:森久美子
アンジョルラス:坂元健児     

リトルコゼット:田中愛生   リトルエポニーヌ:古口貴子   ガブローシュ:吉井肇一

グランテール:伊藤俊彦     クールフェラック:清水裕明    ジョリ:横田裕市             
コンブフェール:菊地まさはる  フイイ:石井一彰         レーグル/司教:中井智彦
プルベール:上野聖太     バベ:櫻井太郎          ブリジョン:藤田光之
モンパルナス:赤座浩彦     クラクスー:梶雅人
買い入屋:荒井小夜子    マテロット:折井理子        ファクトリーガール:藤咲みどり   
ジベロット:深野琴美      マダム:井上珠美          少年1:穂積由香
少年2:稲田みづ紀      かつら屋:本田育代

コンダクター:塩田明弘
上演時間:3時間10分(含・休25分)

お! 愛生チビコゼ&肇一ガブ!! すばらしい〜v 両方にお気に入りちゃんが来るなんて事、めったにないぞ♪とウキウキで客席へ。そしたらそこには、「レ・ミ」卒業生にして、先日の某公演で私を感動の嵐の真っ只中にドボンさせてくれた彼女が・・・! できれば一言だけでもあの感動を伝えたかったんだけど、プライベートで来ている(のだろう)帝劇客席で声をかけるわけにもいかず、ここは我慢我慢。「先日のアナタは素晴らしかったよ!15年後には是非ともコゼかエポで!!」とテレパシーを送っておきました(笑)。

さてさて、お気に入りの肇一ガブ。サカケンアンジョとペアでやってくれました! 今回の「レ・ミ」はこの二人に尽きます! 
エポの死を前にして項垂れるガブ。そのガブをチラッチラッと見やり気にかけていたアンジョですが、フッとなんともいえない微笑を見せたと思ったら、ガブの肩をポンッと・・・。キッと顔を上げ、「バカにするな!大丈夫だぃ!!」って表情を見せるガブ。アンジョの方は、そのガブに深く頷き、視線を外し、グイッと肩を抱き寄せ・・・なんと、マリウスの後方のアンジョの立ち位置まで連れて行ったのですよ! で、そこで二人でエポを見送ったのです。もう、この、わざわざ‘視線を外し’て肩を抱き寄せるシーン、非常にサカケンアンジョらしいじゃないですか! そして、二人同等の仲間としてエポを見送る。リーダーであるアンジョは、ガブを一人前の仲間として扱っているんですよね。「彼女を裏切らずに、共に戦おう」って。だからこそ、ガブはその期待に応えるために弾を拾いに行くんだな・・・って思えてしまって、もう、その後はガブの行方を追って涙々です。グランの行動も涙に拍車をかけてくれちゃうし。
しかも、今回はガブのカバン投げも見事に成功! きっと、ガブは学生達の勝利を夢見ながら逝ったのだろうな。ガブのカバンをキャッチしたのはクール。キョウヤクールだと、自らカバンをかけて戦いますが、清水クールはカバンの中の弾を仲間に配り、さらに弾が残っているのを確認すると、側にいる少年に「皆に配ってくれ」ってカバンを渡すんですよね。これは、どちらのverも胸に迫ります。
マチネのカテコでは、ガブとアンジョは仲良く手を繋いで登場するわけですが・・・、晴れやかな笑顔の二人に再び涙な私でした。

で、と・・・(←?)。
今回のさとしバルは、食器を盗んで逃げるときに上手く椅子を倒せず、わざわざ蹴り倒しておりました^^; さとしさん、椅子は鬼門ですねぇ・・・。改心は茫然自失ver。司教様が去り際に、しっかりとバルの目を覗き込んで深く頷くのですが、直後にバルの膝から力が抜けてヨロヨロと・・・。おそらく、買われた魂が抜けた瞬間かと(違)。・・・、さとしさん、私、抵抗verも見たいです〜。それともあれはプレミアムverですか?

今ジャベは、以前は一途に思いつめすぎる生真面目なタイプだった記憶があるのですが、このところ粘着質っぽいいやらしさが隠れするような・・・。これは、私の中に、溜水(@「天翔ける風に」)の印象が残ったままだからでしょうか? うーむ・・・。あの「対決」での薄ら笑いがそう見えちゃうんだよなぁ。あ、でも、粘着質のジャベも有りだと思うので、私としては全く問題ナシです! むしろ、観ていて非常におもしろい(=興味深い)です。

そうそう、カテコでさとしさんと今さんがハイタッチをしたはいいけれど、お互い力が入りすぎていたようで、相当痛そうでありました(笑)。
サカケンは、お花を三つくらいまとめて投げてたしw

東宝-レ・ミゼラブル | 【2009-10-31(Sat) 09:57:55】 | Trackback(-) | Comments:(2) | [編集]

ありゃ・・・

これは・・・やはりとうとうヤツが来たんでしょうか?(@「レ・ミ」) ヤツだとしたら・・・、これ以上蔓延しませんように。そして、お休みの皆さんが一日も早く復帰されますように。私も今日からマスク観劇だな。ヤツの橋渡しにならないようにしないと!

【四季キャスト】
「ACL」
マーク: 三雲肇 玉井晴章(追) 〜ダブル(10/29付)。

*追記*
月刊にいがたタウン情報11月号のNoismコラム欄に永野さんが御登場だそうです! わーい、バックナンバー化したらお取り寄せしよ。

日常雑記 | 【2009-10-30(Fri) 10:16:14】 | Trackback(-) | Comments:(2) | [編集]

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